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2007年2月27日 (火)

司馬遼太郎「坂の上の雲(3)」

前にも書きましたが司馬遼太郎作品の面白さは、脇道、寄り道にあるような気がします。

3巻目では冒頭、正岡子規が死にます。

この物語は好古と真之の秋山兄弟と子規を軸に語られると思っていたので、子規が随分早くに消えてしまうことにはビックリしました。

子規の死後、司馬氏はこう書きます。

「この小説をどう書こうかということを、まだ悩んでいる。子規は、死んだ。好古と真之は、やがては日露戦争のなかに入ってゆくであろう」

小説の中で悩んじゃうわけです。普通、こうは書かないよなぁ。

悩んでいても、平気でございと、来るだろう。

あえて、そこを見せて、余談に入る。なんだか、おじいちゃんから目の前で昔話を聞いているような感覚になるわけです。

いよいよ、日露戦争の開戦となりますが、この時代の人々は敵味方を問わず、魅力的です。なにが今と違うかというと、素朴さ、真摯さでしょうか。

この時代は、敵艦を撃沈させた時は弔意を示していたという描写も出てきます。世界的にある種の騎士道的作法が残っていたということです。

戦争中だし、人を殺しておいて弔意もないだろうという気がしますが、当時と今では人間の意識そのものが違うんですね。

文明は進化した。でも、人間の魂そのものは進化したのか、素直にそんな感想を持ちました。



1巻は我慢を強いる部分もありますが、2巻以降はぐっとスピードアップします。オススメ。明日から4巻です。

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