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2007年2月 8日 (木)

恩田陸「図書室の海」

ゲレンデに来て、ゴンドラに乗っています。通常、山頂まで8分のところ、本日は強風のため、20分で運転中。寒くもなく、快適なんですが、一人だから暇。

行きの飛行機で恩田陸の短編集「図書室の海」を読み終わりました。


図書室の海

恩田陸は好きな作家の一人。特に「三月は深き紅の淵を」「夜のピクニック」はオススメ。


三月は深き紅の淵を


「図書室」は恩田長編の断片を集めたような感じで、「夜ピク」の前夜の話やデビュー作にして傑作の一つである「六番目の小夜子」の番外編などを収録。恩田ファンにはうれしい中身なのかもしれない。


六番目の小夜子


「かもしれない」という頼りない表現をしたのも、おなかいっぱいという満足感までは感じなかったから。

それぞれ番外編としての楽しみはあるけれど、一つの独立した作品としては食い足りない。

作家には題材、長さでそれぞれ向き不向きがあると思うけれど、恩田陸は長編で真価が発揮されるような気がする。

恩田作品の魅力は全体に漂う雰囲気。自分もどこで見た、体験したような懐かしさ、デジャブー感。よく言われるのはノスタルジーの作家。それぞれのキャラクターはあまり強くないと思うんですが、その分、読者がそれぞれの「色」を乗せて楽しめる。

短い話で読者をくいっと掴まえるというよりはじわじわと心にまとわりつく感じかな。

最初の「春よ、こい」やホラータッチの「茶色の小壜」は面白く読めました。

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恩田陸



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コメント

TITLE: Re:恩田陸「図書室の海」(02/08)
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「六番目の小夜子」は確か以前読んだ記憶があるのですが、

あんまり内容が頭に残っていないようで・・・

今度読み返してみましょう。(^-^)

投稿: 裏猫 あ〜 | 2007年2月11日 (日) 11時04分

TITLE: Re[1]:恩田陸「図書室の海」(02/08)
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裏猫 あ〜さん

>「六番目の小夜子」は確か以前読んだ記憶があるのですが、

>あんまり内容が頭に残っていないようで・・・



印象に残らなかったということはあまり面白くなかったということかもしれませんね(汗)。僕は気に入っています。



>今度読み返してみましょう。(^-^)



そうですね、時期が変われば、印象も違うはずです。

投稿: 久浩 | 2007年2月11日 (日) 13時58分

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