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2007年9月30日 (日)

川村市議に聞く(3)〜面談の中身

前回までの2回で川村博章市議(42)の一般質問について紹介しましたが、今回の記事では実際の面談の内容に触れます。

川村市議は今年6月の議会で、検見川送信所について「地域文化財としての指定と、この送信所があったことを記し、後世に伝える記念館的な施設ができないか、ぜひ御検討いただきたいと思います。このことも強く要望しておきます」と訴え、9月の市議会では市教育委員会に対して、検見川送信所をどう位置づけているのか?」と質問しています。

市の答えは「近代通信史の中で、幾多の歴史的な事象が刻まれた施設として、本市に残る貴重な近代の文化遺産のひとつと考えております」というものでした。

こうして、市議会の話題に上ることは送信所の将来を考える上で大きなプラスです。一市民として川村市議に感謝したいと思います。

僕も文化財保護条例の一部改正によって、地域文化財の規定が増えたことは知っていましたが、送信所は「地域文化財」のくくりではなく、従来の市や県の文化財の指定を受けるだけの価値があると思っています。

新たに「地域文化財」の規定が出来たので、その第1号にしようという話では、単純すぎるような気がします。

そもそも、市の対応は不可解です。

「地域文化財」の規定を作りながらも、肝心な地域文化財とは何か?という定義が見えてきません。

それは前回の記事で紹介した教育次長の答弁でも明らかです。

以下引用です。

「指定文化財」については従来の「千葉市文化財」を「千葉市指定有形文化財」や「無形文化財」など新たな区分に見直しを行うため、再調査を実施しております。

また、新たに設けた「地域文化財」の登録にあたっては、地域に伝わる民族行事や民族資料など、特徴のある文化遺産の掘り起こしを図るための運用方針の基準作りに取り組んでいます」


これでは一体、なんのための「地域文化財」指定なのか? これにはどうして新たに規定が生まれた背景を探る必要があると思われます。そこも聞いてみました。

川村市議によれば、地域文化財というのは、そもそも「お祭り」など伝統行事を保護するために生まれたということでした。そうなると、やはり、送信所は地域文化財という質のものではないように思えます。

さて、川村市議は今も”送信所を地域文化財に”という意見なのでしょうか? 聞いてみました。

「(従来の文化財指定に値する、という僕の意見に頷いた上で)市議会の議事録を見てもらえれば分かるのですが、送信所はもともとマイナスイメージからのスタートでした。『送信所は過去の遺物だ。負の遺産だ、取り壊せ』という議論しかなかった。そこを変えてなければと思ったのです」

川村市議には、要望書を出している自治会とのパイプ役をお願いし、10月27日のイベントのチラシを渡し、当日の参加もお願いしました。

既に、僕は会派の分け隔てなく、市議の方とお会いしました。多忙な中、お時間を作っていただいた市議の方々には感謝しています。市政については正直、失望する部分が多いですが、こうして一市民の声に耳を傾けてくれることには希望が持てます。

送信所が待っている将来は取り壊しか? 保存か?

それは正直分かりませんが、多くの人に知っていただき、その上で議論を行い、決めていくとのが理想だと思っています。そのためには今後も、会派を超え、市議のみなさんに送信所の存在を知っていただき、イベントの参加を呼びかけていくつもりです。

ほぼ満月ただの月見@検見川送信所

日本初の国際放送77周年記念
「ほぼ満月ただの月見@検見川送信所」


日時:10月27日(土)午後3時〜
集合場所:JR総武線・新検見川駅徒歩2分、はなのわ広場
参加費:無料
主催:「検見川送信所を知る会」

getacro.gif
pdfファイルを読むにはAdobe Readerが必要です。ダウンロードはこちらから。

PDFファイル版チラシ
http://moleskine.air-nifty.com/kemigawamusen.pdf

ドキュメントファイル(doc)版チラシ
http://moleskine.air-nifty.com/kemigawamusen.doc

「検見川送信所を知る会」では仲間を募っています。入会していただける方はこちらのメールフォームから「入会希望」と明記の上、

お名前(ふりがな):
ご住所:〒
電話番号:
メールアドレス:

をお知らせください。

メールマガジン「検見川送信所J1AA通信」を購読していただける方は以下のURLからお申し込みください。
http://www.mag2.com/m/0000246340.html
バックナンバーには創刊準備号があります。

検見川送信所についてはここで過去記事をまとめています。

musenhozon.jpg

日本初の国際放送を行うなど日本の通信に大きな貢献をした近代化遺産・検見川送信所が取り壊しの危機にあります。これを保存、再生できないかを考えるプロジェクトです。

賛同してくださる方は以下のソースを貼り付けてください。
<a href="http://moleskine.air-nifty.com/photos/kemigawamusen/" target="_blank"><img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000060947/20/img2159e7f1zik6zj.jpeg" width="170" height="60" alt="musenhozon.jpg" border="0"></a>









去年の日記は?


2006/9/30 端材用の物置作り(2)〜サイドを下見張り



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検見川送信所」カテゴリの記事

コメント

TITLE: Re:川村市議に聞く(3)〜面談の中身(09/30)
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こんにちは。

>送信所はもともとマイナスイメージからのスタートでした。

カチンとされるかもしれませんが正直分かるような気がします。

金閣寺のように判りやすい伝統的な建物ではない。

原爆ドームのような判りやすい象徴でもない。

ノッペリしたデザインは好みの分かれるところだと思うのです。

中身が大事なのかもしれませんが多数の賛同を得るには外見からくるイメージも重要かもしれませんね。

建物の意義、意味を少しでも多くの人に理解してもらうのが大事なのでしょうね。

投稿: アンビンバンコ | 2007年9月30日 (日) 17時06分

TITLE: Re[1]:川村市議に聞く(3)〜面談の中身(09/30)
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アンビンバンコさん

>こんにちは。



こんにちは。



>>送信所はもともとマイナスイメージからのスタ>ートでした。

>カチンとされるかもしれませんが正直分かるよう>な気がします。



いえいえ、僕もこの建物との出会いを書いた記事では、随分ひどいことを書いています。



>金閣寺のように判りやすい伝統的な建物ではな

>い。

>原爆ドームのような判りやすい象徴でもない。

>ノッペリしたデザインは好みの分かれるところだと思うのです。



モダニズム建築は一見、価値が分かりにくいものです。同じ吉田鉄郎氏設計の東京中央郵便局、大阪中央郵便局も同じで、装飾を一切廃したデザインは、一般には分かりにくいと思います。



それだからこそ、2つの建物にも、高層化計画が沸き起こったのだと認識しています。



後は、現在、進入禁止のために窓を覆う鉄板も、この建物を醜いものにしていますね。



>中身が大事なのかもしれませんが多数の賛同を得>るには外見からくるイメージも重要かもしれませ>んね。



ただし、このマイナスイメージというのは建物の外見というものもあるのですが、歴史的な諍いが大きく起因しています。この件については別記事で紹介しますので、その際はお読みください。



>建物の意義、意味を少しでも多くの人に理解して>もらうのが大事なのでしょうね。



そうですね。



僕がこの建物を取り上げてみたいと思ったのは、この鬼っ子的な存在だったというのが実は大きいです。一人で風雪と風説に戦っている、頑強な建物をどうしても救ってあげたくなったのです。



いろいろ知ったり、見ると、かわいいやつじゃないですか。これが真っ白な建物に戻ったら、かなり美人だと思いますよ。

投稿: 久住浩 | 2007年9月30日 (日) 17時38分

TITLE: Re:川村市議に聞く(3)〜面談の中身(09/30)
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上段の、

アンビンバンコさんと久住さんのやりとりを読んでいて、

「あ、せっかくDIYerとしてブログつながりがあるんだし、

もしこの建物が運良く保存の方向に流れたら、

DIY好きのボランティアを募集して、

補修工事に参加するのも面白いなぁ」

なんて、フッと考えました。

投稿: まさやん0386 | 2007年10月 1日 (月) 10時07分

TITLE: Re[1]:川村市議に聞く(3)〜面談の中身(09/30)
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まさやん0386さん



>もしこの建物が運良く保存の方向に流れたら、

>DIY好きのボランティアを募集して、

>補修工事に参加するのも面白いなぁ」

>なんて、フッと考えました。



壁とか塗りたいですね。面白そうです。

投稿: 久住浩 | 2007年10月 1日 (月) 23時05分

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