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2007年11月18日 (日)

改築工事前の下関市役所第一別館(田中絹代ぶんか館)

ウワサの建物は下関市役所の裏にあった。



下関市役所第一別館。先週末、仕事で下関に行った時に立ち寄った。

このところ、すごくついている。大阪中央郵便局を見たい、と思ったら、大阪に行く用事ができ、大分市のアートプラザに行きたいと思ったら、由布院旅行を誘われて…といった具合。やっぱり、願うことが肝心。そんな乙女チックなことも思わず信じてしまうほどだ。

下関第一別館のことを教えてくれたのは、ある建築家だった。元は下関郵便局電話課分室といって、検見川送信所と同じ逓信省営繕課がデザインした。竣工は1923年というから、検見川送信所より3つ年上の「お兄さん」ということになる。

一時は取り壊しの話が持ち上がったが、紆余曲折を経て、保存が決まったということだ。

今後は本格的な工事に入り、2009年12月開館を目指す。計画には山口を代表する大女優・田中絹代記念室や企画展示コーナーなどあるらしい。

この工事を前に10月27日に一般公開された、という。僕ら「検見川送信所を知る会」が第1回イベントを行った同じ日。これも何かの縁なのかもしれない。一般公開日には逓信建築の写真展も行われ、その跡が見受けられた。


ドアに張られたチラシ

建物全体にネットが張り巡らされている。外壁の崩落の危険性があるということだろう。東京中央郵便局にもネットが張られていた。



一般公開は1日だけだったが、建物はガラス張りなので、この日も外から中の様子を伺うことができた。地下の部分が大きくえぐられている。何かの調査の跡かもしれない。



ちょっと周囲を回ってみた。面白いドアがあった。ドアを開けたら、落ちてしまう。多分、外階段があったのだろう。



裏には市役所の観光部門の施設があったので、資料をもらってきた。ネットで見られるものと同じで特別なものではなかったけれど、職員の対応は親切だった。



鮮やかな赤い実と1923年竣工の古びた建物。色の対比が面白かった。しかし、2年後には第一別館も改装され、当時の姿を取り戻すのだろう。



この日は空が青く、とても楽しい近代建築探訪となった。

下関第一別館は当初の予定より少し遅れて2010年2月13日、「田中絹代ぶんか館」としてリニューアル・オープン。その姿は見違えるほど。近代建築の保存、再生の大きな一例となる。 セレモニーの詳細はこちら。奥田瑛二、松坂慶子らも参加。映画と建築好きには、たまらない一日となるだろう。つまり、自分のことだが。 (2010/1/22追記)



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コメント

TITLE: Re:下関市役所第一別館(11/18)
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竣工もお兄さんなら保存決定もお兄さんですね♪



全国で似たような保存活動が発生しているんですね。ちょうどスクラップ&ビルドのこれまでの手法を見直す時期にさしかかっているのかも知れませんね。



自治体に潤沢な予算があったらきっと取り壊されていたんでしょう。そういう意味では景気が悪いのが幸いしているのかも?知れませんね。

投稿: しぇるぽ911 | 2007年11月19日 (月) 07時41分

TITLE: Re:下関市役所第一別館(11/18)
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この建物も竣工当時は真っ白な壁だったのかなぁ?

彷彿とさせますね。





>このところ、すごくついている。



スピリチュアルな話ですが、久住さんの強い思いが、そうなるようにし向けているんだと思います。



「思いは必ず現実のものになる」



そう考えると、世の中に「偶然」というのはなく、どんな事象でも「起こるべくして起こる」、つまり「必然」なのです。僕はこれを強く思います。

投稿: まさやん0386 | 2007年11月19日 (月) 08時15分

TITLE: Re[1]:下関市役所第一別館(11/18)
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しぇるぽ911さん

>竣工もお兄さんなら保存決定もお兄さんですね♪



[下関市役所第一別館]で検索していただけると、保存運動のHPがあるはずです。



>全国で似たような保存活動が発生しているんです

>ね。ちょうどスクラップ&ビルドのこれまでの手法>を見直す時期にさしかかっているのかも知れません>ね。



僕は時間があると、新聞を全紙チェックしていますが、保存運動の記事は意外と多いです。全国で同時多発的に起こっています。これらをネットワークで結ぶとより効果的だと思っているのですが。



>自治体に潤沢な予算があったらきっと取り壊されて>いたんでしょう。そういう意味では景気が悪いのが>幸いしているのかも?知れませんね。



なるほど。そうともいえそうですね。

投稿: 久住浩 | 2007年11月19日 (月) 11時48分

TITLE: Re[1]:下関市役所第一別館(11/18)
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まさやん0386さん

>この建物も竣工当時は真っ白な壁だったのかなぁ?

>彷彿とさせますね。



どうだったんでしょうね。



ここにペーパークラフトで再現されたものがあります。

http://www.geocities.jp/tarasuko33/pcra.html



>>このところ、すごくついている。



>スピリチュアルな話ですが、久住さんの強い思いが、そうなるようにし向けているんだと思います。



>「思いは必ず現実のものになる」



>そう考えると、世の中に「偶然」というのはなく、どんな事象でも「起こるべくして起こる」、つまり「必然」なのです。僕はこれを強く思います。



実は僕もそう思っています。ですから、送信所の件もうまくいきます。



しかし、「思えば、叶う」のだったら、もっと私利私欲に走りたいところです(笑)。10億円くらいほしいなぁ、とか(笑)半分冗談、半分本気です。

投稿: 久住浩 | 2007年11月19日 (月) 11時56分

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