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2008年5月25日 (日)

川村記念美術館リニューアル

川村記念美術館が長きに渡る工事を終えて、2008年3月、リニューアルオープンしました。遅ればせながら、行ってきました。

そういえば、工事前の写真もブログに載せたはずだぞ、と思い、見つけた画像がこれ。


2006年5月 4日 (木)
街道をゆくぞPART5〜川村記念美術館でシャガール展

天気がいいだけで、特に変わり映えしませんね。というのも、2期工事の部分は塔部分の向こう側にあたり、外観では窺い知ることができません。

設計したのは海老原一郎氏(故人)の下、この建物を手がけた根本浩氏。

詳しくは川村記念美術館2008年増改築資料で。

展示ルームの移動もあって、新築部分には現代作家のマーク・ロスコ(1903年9月25日 - 1970年2月25日)の連作「シーグラム壁画」とバーネット・ニューマン(1905年1月29日 - 1970年7月4日)の「アンナの光」のために部屋が当てがられました。

以下は両氏の作品。


マーク・ロスコ【Mark Rothko】額装ポスター LIGHT RED OVER BLACK 〔シルクスクリーン〕


ニューマン:Be I(第2ヴァージョン) (600×800mm)

ともに抽象画で、壁紙とどこが違うのか? と言われると、返答に困る作品(汗)。見るというよりは、体感するといった感じの方がふさわしいかもしれません。この2人の作品をきちんと展示しているのは日本では、同館が唯一。今回も専門の部屋を作って、VIP待遇で迎えようという趣旨のようです。

両氏の作品は以前見ていましたので、作品自体の新鮮さはなかったのですが、2つとも作品のための最高の環境を与えられたという印象です。部屋の写真は前述の資料で見ることができます。

僕が印象的だったのは、ロスコの部屋に至るまでの廊下。

以下の写真は前述の資料にあったもの。


「川村記念美術館2008年増改築資料」より

実際はもっと部屋の照明は暗く、窓の向こうの木々の風景が鮮烈です。窓枠があたかも額のようになっていて、ハッとさせれます。ハットだけに脱帽です(失礼しました)。この鮮烈な緑の後に、ロスコとニューマンの赤い絵に出会うことになります。この辺は建築家の演出なのだろうと関心しました。

本日は雨が降っていたので、あまり写真を撮らなかったのですが、僕も美術館周囲の緑の美しさにみせられ、こんな写真を撮ってみました。

美術館内には遊歩道(未探索)もあります。天気がよければ、歩いてみるのも楽しいでしょう。


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コメント

私も川村記念美術館の付属ギャラリーで何度か個展を
開いたり、裏手の田んぼの方にアトリエが在ったので、
美術館は散歩のコースでした。

美術館の定礎?に設計者・海老原一郎氏の名前が刻
まれていたのは記憶していましたが、設計は一人で
はなかったんですね。

もう一昔前になりますが、館内で前会長で館長の
川村氏、館長代行の浅野氏(共に故人)と雑談を
したのが懐かしく思い出されます。
その時は駐車場の方に土地を買い増しして別館を
建てる構想を聞きましたが、計画は諸事事情で
保留となっていました。

当時から美術館では周囲の環境を整えて、来館者
には気持ちの切り替えをしてもらい、ゆったりと
作品を鑑賞して頂ける様に務めておりましたので
今回のリニューアルで益々魅力ある美術館になった
事でしょう。

投稿: かっぱ画人 | 2008年5月26日 (月) 16時15分

>かっぱ画人さん

こんばんは。

>私も川村記念美術館の付属ギャラリーで何度
>か個展を開いたり、裏手の田んぼの方にアト
>リエが在ったので、美術館は散歩のコースで
>した。

下から2枚目の写真は付属ギャラリーから、入り口側を撮ったものです。ここもたくさんの人の目に留まるので、個展を開くのにはいいですよね。
個展の間、散歩をされたのでしょうね。

>美術館の定礎?に設計者・海老原一郎氏の名
>前が刻まれていたのは記憶していましたが、
>設計は一人ではなかったんですね。

少し誤解を生じる表現でしたね。設計は海老原一郎事務所なので、メイン設計者は海老原氏で間違いないと思います。

根本浩氏は当時、海老原一郎氏のスタッフとしてかかわっていたようです。その後、海老原氏は亡ったので、根本氏が跡を継いだのでしょうか。

>その時は駐車場の方に土地を買い増しして別
>館を建てる構想を聞きましたが、計画は諸事
>事情で保留となっていました。

ご指摘の件は「川村記念美術館2008年増改築資料」にも触れられていました。諸事情というのは、やはりお金でしょうか。今回の改装は川村記念美術館にとって、長年の悲願だったようですね。

>当時から美術館では周囲の環境を整えて、来
>館者には気持ちの切り替えをしてもらい、ゆ
>ったりと作品を鑑賞して頂ける様に務めてお
>りましたので今回のリニューアルで益々魅力
>ある美術館になった事でしょう。

ディズニーリゾートの思想とも通じるものがありますね。周囲もとても緑が鮮やか。大きな池には河童も住んでいそうな感じですね。

投稿: 久住コウ | 2008年5月27日 (火) 22時23分

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