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2008年5月 6日 (火)

記憶する門・野戦重砲兵第四連隊正門(四街道)

4日の明治末期のフランス風木造住宅、旧北白川宮邸(木村邸)の続き。軍都・四街道には、いくつかの戦争遺構が残っている。


大きな地図で見る

上の地図は遺構のポイントを示したもの。バルーンをクリックすると、写真と簡単な説明が表示される。また、大きな地図で見るをクリックしてもらうと、「千葉・近代遺産、構造物マップ」のページに飛ぶ。僕がいままでサイクリングなどで訪れた場所をバルーンで知ることができます。

それなりの数を巡って、驚いたのは門という存在のたくましさである。

建物はなくなる。しかし、意外にも、門は残っているのです。四街道に残っているのは、前回紹介した明治の木造建築のほかは門や構造物ばかり。

その中でも、立派なのは野戦重砲兵第四連隊正門跡(現・愛国学園大学正門)。これはぜひとも残して欲しい煉瓦造りの門だ。

以前、幻の軍用線路、下志津線跡をたどるサイクリングを敢行しましたが、この終着駅が野戦重砲兵第四連隊。僕はこの裏まで来たものの、正門に回ることはなかったので、気が付かなかったのでした。

記念碑も立っていますが、ここには書かれていない出来事があるそうだ。四街道は千葉市のように大規模空襲を受けることはなかったのですが、米軍機による機銃掃射は何度もあったようだ。ここには軍事基地があるから、当たり前の話かもしれません。

ここ野戦重砲兵第四連隊正門には歩哨が立っていた。米軍機は彼を狙って、機銃掃射をかけたらしい。その跡が今も生々しく残っている。その兵隊さんは残念ながら、亡くなったそうです。

いくつもの穴が見えるでしょうか?銃の進入角度もよく分かる。

拡大したものもお見せします。結構、大きな穴ですね。

建物も人の営みを記憶しますが、その耐久年数は長くはない。しかし、門だけは残って、建物の意志を継ぐ。ここに野戦重砲兵第四連隊があった。人の生死があった、と。

この門の先を覗くと、まったく違う。新緑が美しく、輝いているのが目に飛び込んできた。

この愛国学園大学正門の少し手前に、四街道l公民館があります。ここは将校集会所だったそうで、やはり、門だけが残っています。こちらには説明板はありませんが、後日ネットで調べると、公民館の中に模型があるそうです。今度、見に行くことにします。

この門がある通りには松の切り株がたくさんあります。その切り株にはV字で切り込んだ痕が残っている。これは松ヤニを取って、飛行機の燃料にしようとしたんだそうです。こちらは説明板があります。なんともエコな燃料ですが、とても航空機の燃料に使えるような代物ではなかったそうです。

さて、野戦重砲兵第四連隊の話に戻します。さきほどの正門のほかに、裏門があるそうです。住宅街の中にポツンと立っている。説明板もないので、知らない人が見たら、「邪魔だな」と思うかもしれません。しかも、ひとつはなくなっている。

下には門用の溝が残っている。

さきほどの正門は職人の丁寧な技を感じますが、こちらはそれに比べると、素人以下の仕事です。裏門だけに手を抜いたのでしょうか。それにしても、抜きすぎ。そして、使っているレンガの質も悪い。細部を注目してください。

途中のモルタルは抜けてしまっていて、”ど根性草”が生えてしまっている。後から補強したと思われるモルタルも、はみ出してしている。

僕はDIYで何度かレンガワークをしています。うまくはないんですけど、ここまでひどい施工はしない。こういう仕事は、ちょっと許し難いんですね。しかし、こんな施工でも残ってしまうくらい門というのは丈夫なんですね。だから、お宅などに門を作る時は後世に残るということを肝に銘じて、作るのがいいと思いますよ。

なんか、話がずれた気が…(汗)。

レンガワーク・ペイビングの記事

撮影はGRD2とGX100(広角レンズ使用)にて。


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コメント

この正門前は毎日のように通りますが
クルマで通過するだけで、先日歩いて
見に行ったのは何十年ぶりの事でした。

市内に残る大きな松の木も、虫に食わ
れたのか病気なのか、ここ数年で何本
も伐られてしまい数が減って、失われ
つつある風景です。

数年前、ここの松の木を題材にした
「松のきずあと」という非売品の小冊子
が四街道市と佐倉市の小学生に配布され
ました。私も社会教育課よりお借りして
読んだ事があります。深い内容ではあり
ませんが四街道の図書館に(千葉にも)
ありますのでついでがあれば目を通され
ては如何でしょう。

投稿: かっぱ画人 | 2008年5月 7日 (水) 13時09分

かっぱ画人さんへ

>この正門前は毎日のように通りますが
>クルマで通過するだけで、先日歩いて
>見に行ったのは何十年ぶりの事でした。

お付き合いくださいまして、ありがとうございました。

>市内に残る大きな松の木も、虫に食わ
>れたのか病気なのか、ここ数年で何本
>も伐られてしまい数が減って、失われ
>つつある風景です。

確かに松の伐採が目立ちますが、病気なんでしょうか?日照の関係や建物の邪魔になるという理由できられたものもあるかもしれませんね。

松は四街道を象徴する木のように思えました。伐採は非常に残念ですね。

>「松のきずあと」という非売品の小冊子

またしても、情報ありがとうございました。近く図書館で読んでみることにします。ただいま、いただいた「四街道町史」を電車の生き帰りで読んでいます。

投稿: 久住コウ | 2008年5月 7日 (水) 20時45分

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