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2008年6月30日 (月)

読むライカ

かっぱ画人さんがライカ病を再発された。かつて所有されたM3を取り戻し、新たに大ライカと呼ばれたM5を購入された。ライカ病は恐ろしい…。この際、同じライカ病患者として病の恐ろしさと愉しさを共有するしかない(笑)。

ライカ病を沈めるにはライカ本がちょっとしたワクチンだ。所有していないライカで持ったような疑似感覚が味わえる。しかし、本をきっかけに物欲に勢いがつくことも。副作用は大きい(笑)。

ライカと言えば、田中長徳氏だろうということで、3冊まとめて読んだ。田中氏はライカに投じた金を元を取るべく?、たくさんの書籍を書かれている。この精神は見習うべき。しかしながら、原稿料はたかがしれているだろうから、ライカ〉原稿料という図式になるに違いない。

同じ著者の書籍だから、仕方ないのだけど、内容はかなり重複している。

「くさってもライカ」(絶版)
★★★☆☆

腐っても鯛をもじった表題。くさっても鯛は鯛。しかし、鯛は腐りにくいと言います。ライカも同じ。そんな前置きにふむふむと読む。僕のカメラは1957年製のM3。それが飾り棚のものではなく、現役というのはすごいことではないか。デジタル機器ではこうはいかない。三部構成で、ライカ、イオス、トラベリングカメラ。全部ライカについてだと思うと、裏切られる。


「くさってもライカ2」
★★★☆☆

前作と違って、全編ライカ。ライカにはほとんどシリアルナンバーが振られているが、切り番は時の有名人に贈られる。かのダライ・ラマには金ぴかのライカが贈られた。そんな番号にまつわる話が面白い。


「カメラはライカ」(絶版)
★★★★☆

価格を思えば、これが最もコストパフォーマンスが高いかも。内容を見ても、尻尾までアンコの入った鯛焼きのよう。ライカの話が巻末まで詰まっているが、こちらも絶版。

なんだか絶版ばかりが続いたので、今でも買える本を。エイ文庫は趣味人には楽しい本がそろっている。エイは木へんに世(木世)と書く。常用漢字ではないので、パソコンでは打つことができない。インターネット全盛のご時世、これは営業にも響くんじゃないかと勝手に心配する。


ライカとモノクロの日々★★★★☆

エッセーとモノクロ写真で構成。この方は文章がうまい。読ませる。上京した女性が一枚の写真を機に故郷に戻ることを決意するエピソードはまるで短編小説を読んでいるようだった。しかし、読ませる文章は考えもののようで、アマゾンの書評を読むと、「ウケ狙いが目立つ」というものも。難しいものだなぁ。

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コメント

私が田中長徳氏の影響で買った最初のカメラは
キャノンEOS-RTです。その頃よりM5も
気になりだしていて、今回の購入となりました。

ライカ病には他のカメラが安いと思ってしまう
合併症がありますから要注意で愉しみましょう(笑)

投稿: かっぱ画人 | 2008年6月30日 (月) 21時40分

>かっぱ画人さん

>私が田中長徳氏の影響で買った最初のカメラ
>はキャノンEOS-RTです。その頃よりM
>5も気になりだしていて、今回の購入となり
>ました。

そうだったのですか。
RTというのは知りませんので、調べてみます。今もお持ちですか?

>ライカ病には他のカメラが安いと思ってしま
>う合併症がありますから要注意で愉しみまし
>ょう(笑)

おっしゃる通りです。
R-D1sとか欲しくなってしまいました。高いカメラですが、M8に比べると安いなんて思ってしまいます。あぶない、あぶない(汗)。

まずは35mmレンズですかね。

そうそう購入されたズミルックスは最新のレンズですか?コントラストが派手で面白いですね。
パソコンでアップするにはCDは便利ですよね。また、見せてください。レンズ別の作例に興味があります。

投稿: 久住コウ | 2008年7月 1日 (火) 00時30分

EOS-RTは今はもう持っていません。

ライカの35ミリレンズ、ズマロンの安価な物が有れば、
悪くは無いと思いますが、後でもう少し良いのが欲しく
なるでしょう。
古いライカレンズは磨き直しや再コーティングしたレンズ、
また国産のレンズが入っている物が多いです。 一度バラ
したレンズはピントが甘く、ライカらしい切れ味が無く、
本来の描写ではありません。
もう一つは撮影には影響ありませんが、レンズのコー
ティングに指紋を付けると、いくらキレイに拭き取っ
ても半年か一年位するとまた指紋が浮き出てくる物が
ありますので高価な中古であっても注意が必要です。

当方の購入したズミルックスは新品未使用、元箱入りで
6bitになる前のフード内蔵の物です。

投稿: かっぱ画人 | 2008年7月 1日 (火) 12時36分

>かっぱ画人さん

>EOS-RTは今はもう持っていません。

そうでしたか。

>ライカの35ミリレンズ、ズマロンの安価な
>物が有れば、悪くは無いと思いますが、後で
>もう少し良いのが欲しくなるでしょう。

そうでしょうね。だったら、最初から品質が保証されている新品を買うというのも後悔がないですね。
かっぱさんのズミルックスの記事はなぜか読んでいなかったみたいです。今、拝読いたしました。

>古いライカレンズは磨き直しや再コーティン
>グしたレンズ、また国産のレンズが入ってい
>る物が多いです。 一度バラしたレンズはピ
>ントが甘く、ライカらしい切れ味が無く、本
>来の描写ではありません。

磨き直し、再コーティングはまあ許せるとして、国産のレンズに入れ替えてしまうというのはひどいですね。ちゃんとした中古カメラ屋で買わないとダメということですね。
やっぱり、オークションでレンズは怖いかなぁ。

>もう一つは撮影には影響ありませんが、レン
>ズのコーティングに指紋を付けると、いくら
>キレイに拭き取っても半年か一年位するとま
>た指紋が浮き出てくる物がありますので高価
>な中古であっても注意が必要です。

なるほど。そういう事情もあって、新品なんですね。やっぱり、ライカレンズは奥が深いですね。

>当方の購入したズミルックスは新品未使用、
>元箱入りで6bitになる前のフード内蔵の
>物です。

マクロで撮った大ライカは迫力ありますね。


投稿: 久住コウ | 2008年7月 1日 (火) 21時40分

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