« 銚子港 | トップページ | ライカM3&ズミクロン50mmテスト撮影 »

2008年6月 2日 (月)

初めてのライカ購入記

ライカM3が僕を呼んでいる。

そんな妄想が頂点に達し、ついに先週、買ってしまいました。

ライカM3の手に入れ方は大きく分けて2つ。一か八かネットオークションで落とすか、中古カメラを扱っている良店で保証のついた安心の商品を買うか。

僕は久々に某オークションに参加。想定していた値段内で落札できた。入札件数は42で、ちょっとした人気商品でした。


ショッピングクレジット分割払12回まで金利1%!!《中古良品》Leica M3 (70万台)

どんなものでも当てはまりますが、ネットオークションはドキドキです。果たして商品説明通りのものが届くのか、詐欺ではないのか。僕は以前、楽天でデジカメを買った際に、詐欺に遭いかけ、ネットショッピングの怖さを知った。騙す方にしてみれば、カメラは高額で実入りもいいんだろう。まして初めてのライカだ。外観を見ても、どれが正しいライカの姿なのか分からない。

商品説明でオーバーホール済みの表記を見て、出品者の評価を見る。これが素人がせいぜい判断できるポイント。しかし、これほど確かなものもない。

その出品者の評価にはいくつかマイナスもありました。精密機械の出品は難しいようだ。外観の程度には主観が入る。その人にはOKでも、別の人から見れば、許容範囲を越えているものもある。

ネットバンクに入金後、すぐに商品が届いた。

ライカは緩衝材の中にプチプチにくるまって入っていた。ライカには本体にシリアル番号が刻まれていて、僕が買ったのは1957年9月に製造されたものだと分かりました。50年前のカメラが現役というのはちょっとした感動です。

上部に多少のすり傷はあり、一部改造の痕もありましたが(説明通り)、年代物であるし、許容範囲。まあ美品と言っても差し支えないレベル。

本体もそれなりの値段でしたが、レンズも買わなければいけない。おまけに、マニュアルもないから不安になってしまった。これは大変な領域に踏み込んでしまったなぁというのが正直な感想。

しかし、レンズがなければ、動作確認もできない。ネットオークションでトラブルが多いのがレンズだという。傷の有無が商品説明と違うというのが評価の分かれ目になっている。

流石に初めてのライカで、外れを引きたくない。レンズは店で実物を見てから、決めようと思いました。

行った先はネットで知った地元・千葉のサンアイカメラ。オークションの最終値つけと比べると、ちょっと高い印象。店内では改めて、レンズの値段などを見た。安くはない。その値段で本体が買えてしまう。

年代もののシルバーのライカレンズは眩しく輝いていた。デザイン的にも美しい。

僕は店主らしき人に声をかけて、初めてのライカで初めてのレンズを探していることを告げた。本体を見てもらうと、シャッターや幕などを見て、「ちゃんと動いてますね」と言われ、ひと安心。

「このスレは仕方ないですよ。裏ふたはオリジナルではないですが、きちんと閉まるし、よく整備されています」


Leica M3グッタペルカはオリジナルに近いものに貼り替え (GR DIGITAL2)

「いくらでした?」と聞かれたので、額を伝えると、「それはいい買い物でしたね」と言われた。

楽天でマップカメラなどが扱っているライカはこちら。これを考えると、確かに安い。

ライカの標準的なレンズである50mmを見せてもらった。ズミクロンの沈胴式と固定式の2つ。


今なら送料10円!《中古良品》Leica ズミクロン L 50mm F2 (沈胴)


今なら送料10円!・分割払12回まで金利1%!!《中古良品》Leica ズミクロン M 50mm F2

「このM3に時代的に合うのは、これですね」

店員はそう言って、僕のライカにズミクロンのレンズを嵌めた。シルバーのレンズが入ると、ボディがしまって見えた。ズミクロンは1954年から製造された。レンズにもシリアルナンバーが振られていて、これは1964年製。僕のM3と7歳違いになる。

「良いでしょう?」と店主。

確かにその通りだった。

さらに店主はショーケースから新しめのレンズも持ってきて、新旧のレンズを並べて見せた。
「裏を見てください。違いが分かりますか?古いレンズはネジがないでしょ。1つの部品でできているんです。だから、狂いがない。もちろん、この新しいレンズがダメだというわけではないのです。古いレンズの味わいを楽しむというのもあるでしょうし、古いカメラに新しいレンズをつけるのも楽しみ方だとは思います」


ズミクロンM 50mm(GR DIGITAL2)

狙いは鼻っから古いレンズ。ズミクロンの固定式を第1候補に挙げていたが、強い光に当てると、内側に曇りが見られた。店主も沈胴の方がオススメといいます。

「沈胴の方はネットに掲載しているものです。商品は店頭にもあるわけですが、自信のある商品しか載せていません。現物を見て、納得して買われるならよいですが、何かあったら困りますから。ネット販売は買うのも売るのも怖いですね」

結局、そのズミクロン沈胴はネットオークションよりもだいぶ高かった。だが、得るものはあった。確かな商品に思えたし、6か月の品質保証もつけてくれた。フィルムの装填方法や注意点も聞けたし、おまけもあった。多分、本でも分かることだけど、実際に知識のある人から実演されるのでは、だいぶ違う。ちょっとだけライカとのつきあい方が分かった気がしました。

さらに「ストラップはあるんですか?」と店主は聞く。

家にあるもので代用しますと言うと、すぐにダメ出しされた。「ちゃんとしたものをつけてあげないと、ライカが可愛そうですよ。これはサービスしますから」と中古(多分)のストラップをもらった。


《新品アクセサリ》MINOX DCCライカM3用ストラップ〔メーカー取寄品〕

初心者ということで、ほかにも装填練習用のフィルムにレリーズとフラッシュのキャップ(各630円)をサービスしてもらった。

プチプチにくるんできたというと、「こっちの方がマシでしょ」とクッションケースもくれた。こちらは100均で買えるようなものだったが、その気持ちがうれしかった。

保護フィルターも必須だが、あいにくシルバーが品切れ。その後、ヨドバシカメラで購入。なんとか形に。ようやく試し撮りができます。


マップカメラオリジナルは安い


ズミクロンM 50mm&ケンコー UVフィルター(GR DIGITAL2)

しかし、ライカは高い。楽天で取り扱っているライカ本体の最高値はこれでした。さて、おいくらでしょう?

|

« 銚子港 | トップページ | ライカM3&ズミクロン50mmテスト撮影 »

Leica ライカ」カテゴリの記事

コメント

ライカM3ご購入おめでとうございます。

欲しくなるとあっと云う間に発病するのが
ライカの魔力です(笑)

このタイプのM3でしたら良き時代の
ドイツのクラフトマンシップを味わえる
ことでしょう。

これらか始まるライカM3との日々、
ご報告を楽しみにしております。

投稿: かっぱ画人 | 2008年6月 4日 (水) 11時57分

こういう世界は踏み込むと底なしに深いんでしょうねぇ(笑)

しかし、50年前の機械が現役で動作するというのは、アナログならではですね。“キカイ”にしかできない芸当でしょう。昔のもの作りはさぞ楽しかっただろうなぁ・・・・と思います。

投稿: しぇるぽ | 2008年6月 4日 (水) 18時37分

>かっぱ画人さん

>ライカM3ご購入おめでとうございます。

買っちゃいました。

>欲しくなるとあっと云う間に発病するのが
>ライカの魔力です(笑)

おそろしい!!

>このタイプのM3でしたら良き時代の
>ドイツのクラフトマンシップを味わえる
>ことでしょう。

作り込みはすばらしいですね。工業製品としても美しいです。

>これらか始まるライカM3との日々、
>ご報告を楽しみにしております。

散財日記にしかならないような気がしますが、まじめに思っていることも書いてみます(汗)。

投稿: 久住コウ | 2008年6月 4日 (水) 23時48分

>しぇるぽさん

>こういう世界は踏み込むと底なしに深いんでし
>ょうねぇ(笑)

深すぎます。きっとあまり熱を入れてはいけないのでしょう(笑)。

>しかし、50年前の機械が現役で動作すると
>いうのは、アナログならではですね。“キカ
>イ”にしかできない芸当でしょう。昔のもの
>作りはさぞ楽しかっただろうなぁ・・・・と
>思います。

万年筆も同列ですが、ちゃんと動くんですよね。デジタルではこうはいきませんね。実はアナログの方が優れていると思ったりして。

明日、放送の日テレのエコ番組でも、人類消滅をテーマにした米ドキュメンタリーが取り上げられます。人類消滅後、時間を経るに従い、人間が作ったものは次々に崩壊していくのですが、最後まで残るのは最新のものではなく、壁に刻んだ文字など超アナログなんだそうです。CD、DVD、本の順にもなくなっていくそうです。
そんなことを知ると、文明というのは本当に進化したのだろうかと思いますね。

投稿: 久住コウ | 2008年6月 4日 (水) 23時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/153718/41418716

この記事へのトラックバック一覧です: 初めてのライカ購入記:

« 銚子港 | トップページ | ライカM3&ズミクロン50mmテスト撮影 »