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2008年7月28日 (月)

ちょっとピンぼけ 文豪にもなったキャパ


オススメ度★★★★☆

本は結構、読んでいるつもりだが、ちょっとしたコツがある。
それは全部を読まないこと。それはいろんな速読術にも書かれているが、正解だと思う。

本を読む目的は自分の知らない知識は得ることだ。全部をあますところなく読むことではない。必要な情報を必要なだけ引き出せばいい。そう考えると、案外、気楽になるものだ。

20世紀を代表するロバート・キャパのことを知りたくなった。文章家としての代表作は「ちょっとピンぼけ」である。そんなにぶ厚い文庫本ではないが、それでも文字情報は多い。そこで同書のダイジェストに加え、写真がふんだんに使われた大型本の同書を読んだ。

これを読むと、「ちょっとピンぼけ」の内容だけでなく、キャパがどんな写真を撮ってきたのかも分かる。むしろ、大型本だけに写真も大きくて、よい。こんな写真が撮れたらなぁと、何度も見返してしまう。

この写真集を見ていると、写真とは他人を写すものながら、実は自分を写しているものなんだと気づかされる。写真家は自分が最も興味があることにピントを当てる。そのピンを通じて、キャパが当時、思っていたことが浮かび上がってくるのだ。

同書には「ちょっとピンぼけ」に関連した写真だけではなく、1954年4月、日本を訪れた際に撮影したものも載っている。

ロバート・キャパの本

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