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2008年7月26日 (土)

文化財建造物の使い方~千葉トヨペット本社

純日本風の建物である。これは何の建物だろうと思うだろうか?

ノクトン40mm
千葉トヨペット本社(GRD2)

ここはトヨタ系のカーディーラー、千葉トヨペット本社だ。

旧日本勧業銀行本店で、1899年(明治32年)6月、東京府東京市麹町区(現:東京都千代田区)に竣工。なんと3度の「引っ越し」の末に、くるま屋さんとなった数奇な運命の建物なのだ。

建物は1926年(大正15年)、勧銀の本店改築のため、 売りに出され、当時、新聞紙上でも話題になった。

買い手となったのは京成電気軌道会社(現:京成電鉄)。建物は 千葉県千葉郡津田沼町(現:習志野市)の谷津遊園に移築され、「楽天府」と名付けられた。隣には阪東妻三郎(田村正和らの父)所有のスタジオがあった、という。

さらに、千葉市が無償で譲り受け、1940年(昭和15年)~1961年(昭和36年)まで千葉市役所庁舎として使用された。

ここ千葉市美浜区稲毛海岸に移築されたのは、1965年(昭和40)年のことである。

一見、木造2階建てだが、内部は鉄筋コンクリートのハイテクビル。近づくと、外観と内観の違いのギャップにはビックリする。

もちろん、オリジナルの保存がベストだとは思うが、活用となると、そこまで厳密にはできないのだろう。現代風に装いを新たにして、快適にすることは悪いことだとは思えない。

古くなったからという理由だけで壊される建物があまりに多すぎる。

そういう意味では、この建物は恵まれている。千葉トヨペットが買ったからこそ、オリジナルに近い外観を残しながら、こうして今も生き残り、埋め立ての地で、存在感を放っているといえるだろう。

ノクトン40mm
1階はしっかりショールームになっている。千葉トヨペット本社(ライカM3&ズマロン35mm)


トヨペット
がこうした歴史的建造物を店舗にしていることは企業イメージアップにも貢献しているように思える。そんな立派な考えなら、トヨタで車買っちゃう? くらいのことは思うのである(おいそれとは買えないけどね)。


H15・プリウス G 6,000km【全車修復歴なし 保証&AIS品質表示付】

こうした活用の実態を見ると、国や地方自治体よりも、民間の方が遙かに知恵を感じる。

前の記事「消された校舎〜旭丘高校校舎建て替えてんまつ記」(編・旭丘高校校舎の再生を考える会)とは対照的だ。

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