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2008年9月

2008年9月28日 (日)

映画「20世紀少年」★★★

最近、映画を見る時間がない。というか、何をするにも時間がないのだが…。

26日(金)午後11時すぎに帰ることができたので、蘇我にあるシネコン、XYZに行ってきた。24時からの上映。深夜営業の映画館はありがたい。料金も1200円。「おくりびと」「アキレスと亀」「トウキョウソナタ」など気になる作品はあるが、選んだのは「20世紀少年」(★★★=5点満点)。

浦沢直樹の同名コミックが原作。舞台は20世紀の終わりの東京。主人公はロッカーの夢に破れ、今は行方不明の姉が残した赤子を育てるコンビニ店長のケンジ。気乗りしないままに出た小学校の同窓会で、妙な話を耳にする。今、世の中で起こっている謎の伝染病や社会事件は小学校時代、秘密基地でケンジが書いた「よげんの書」にある悪の組織の世界征服のシナリオにそっくりだ、と。仲間の誰かが実行しているらしい。ケンジは仲間ともに解明に乗り出すが…。

子供が書いた荒唐無稽な話しが現実になるというストーリーは面白い。細菌兵器、カルト教団…。オウム事件後に書かれた原作は、荒唐無稽さの中にリアルさもある。

少年時代のエピソードは誰もが経験している類いのものであり、草むらの秘密基地、駄菓子屋、大阪万博、平凡パンチといった70年代の風景はノスタルジックな思いに駆り立てる。

大人になって、忘れてしまった冒険心、正義感、夢。それらはセンチメンタルな思いとそうはできない大人になった僕たちにちょっとした罪悪感を「プレセント」してくれるのだ。原作は読んではいないが、これは原作が持っている魅力ではないか、と思う。

では、映画としてどうなのか?と言えば、面白かった反面、後半部に不満が残る。

普通の人間がヒーローにならざるを得ない状況に陥るというストーリーは、最近、ヒットしているヒーローものの流れで、「スパイダーマン」や米人気ドラマ「HEROES」がそれに当たる。

ヒーローというのは、社会においては突然変異の異物である。社会から待ち望まれている一方、「浮いた存在」である。それゆえ、ヒーローたちは悩む。その葛藤がドラマが進んでいく原動力となっている。

そこを描くには、個を描くだけではなく、個と集団、社会との関わりを描くべきだと思う。

ケンジは社会とどう関わっているのか?
パニックが起こった時、人々はどういう行動を取るのか?
カルト教団はどういったことを訴え、勢力を伸ばしたのか。
謎の細菌は新聞やテレビでは報じられるわけだが、政府はどう対策を取るのか、また、空港爆破といった大事件も起こるわけだが、社会はどう反応しているのか。あるべきシーンが欠けているように思える。

ストーリーは壮大なのだが、物語が動いている部分は実は狭い。

劇中ではケンジのコンビニが炎上する場面が出てくる。閑古鳥が鳴いているような店に、カルト教団の信徒がどっと押し寄せるのだが、大騒ぎになるのに、警察も来なければ、野次馬も集まらない。

クライマックス場面も自衛隊機が出撃するくらいの国家的危機にも関わらず、戦いを挑むのは主人公たちだけ。
カルト教団のビルに乗り込むシーンも、無人のビルの入り口で、「開けろ」と常盤貴子が叫んでみたりとナンセンスなシーンが目立つ。「開けろ」と言って、開けてくれるなら、世話はない。

本来、面白くなるはずの後半部分は非常に雜な描写が目立つのが残念だ。

映画は小さな嘘の積み重ねでなりたっている。そこはしっかり嘘の塗りかさねをしてほしい。

映画はコミックファンからは否定的な意見も聞かれる。多分、コミックは丁寧に描かれていて、もっと面白いのだと思うけど。

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2008年9月27日 (土)

千葉市「検見川送信所は国登録文化財で」

またしても、久々の更新になってしまった。

千葉市議会の一般質問が26日から始まり、検見川送信所の保存問題が議題になった。

僕は仕事の関係で傍聴することができなかったが、知る会のメンバーも傍聴し、千葉日報にも、「国の登録文化財が妥当 検見川送信所の問題」という見出しで報じられた。

昨年8月に「検見川送信所を知る会」を発足してから1年ちょっと。多くの方がイベントに参加し、各メディアが大きく取り上げてくださったおかげで、検見川送信所は「保存問題」として市議会でも認識された。


2008年9月27日付けの千葉日報

質問者は8月30日の「知る会」のイベントにも参加してくださった民主党の三瓶輝枝市議。

答弁では教育次長が立ち、以下のような内容だった。

①地元自治会等の要望を受けて、関係部局と連絡調整して保存に向けて総合的、かつ慎重に検討していく。
(※「等」というのが、「知る会」のことだ。市もつれないですねぇ)

②千葉市指定文化財よりも、国登録文化財の方が、利用活用の自由度が大きいと判断している。

③文化財保護審議会では、8月下旬に委員が現地を視察した。詳細な調査はまだしていない。

時間がなく、これまで書けなかったが、この一般質問に先立つ代表質問(18日)でも、検見川送信所は話題になっている。

経済教育委員会のメンバーで、市民ネットワーク所属の小西由希子市議が歴史的価値や保存、活用に向けた課題を質問した。(参考:2008年9月12日 (金) 千葉市が検見川送信所の保存に関する具体案を初めて提示

以下は翌19日の千葉日報の記事からの引用。

 飯森幸弘教育長は、国内初となる短波無線の国際放送やオリンピックの中継放送が行われていたことに触れ「歴史的資料として価値がある」とし、保存と活用に関しては「詳細調査や市文化財保護審議会での検討、関係部局との協議・調整が必要」と答えた。

 同送信所については、専門家から市文化財指定を求める陳情が提出され、今月十二日の常任委員会において、全員一致で継続審査すべきとなった。

個人的には、これを受けて、「知る会」の活動も一つ上のステージに入ったと認識している。保存への道筋は概ね出来た。後は11月に予定されている文化財保護審議会での答申がどのようなものになるかが大きなポイントになっていく。審議会の議事録を拝見すると、メンバーの方々も保存に向け、かなり前向きな考えを見せてくださっており、大きな希望は見えてきた。

しかし、まだ入り口の議論だ。

千葉市側は国登録文化財での保存という方向性をはっきりと示したわけだが、市指定文化財という選択肢はないのか? 同じく利活用、大幅な改造がなされた「さや堂ホール」(旧川崎銀行)は千葉市指定文化財だ。

これとの違いは何だろうか? 登録文化財なら、設計監理費が国から半分補助になるから、という発想ならば、将来の文化財行政に不安を覚える。

日本建築家協会があえて、「千葉市指定文化財に」と要望したのは、千葉市でしっかりと保存、利活用して欲しい、ということだと理解している。

また、千葉市指定文化財では利活用が難しいというならば、千葉市文化財保護条例そのものに大きな欠陥があるのではないか?

文化財審議会の方々には、それについても、しっかり議論していただきたいと思っています。

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東京産業考古学会主催 見学会・研究会
『千葉県の産業遺産を考える』-2008年10月25日開催
・見学会:検見川送信所跡(千葉市花見川区)
・研究会:千葉県立現代産業科学館(千葉県市川市)

僕もスピーカーとして参加します。詳しくはこちら

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2008年9月23日 (火)

書記長はつらいよ

新米書記長、約1か月。バタバタと忙しい日々を送っています。

しかし、労働組合の活動は本当に難しいなぁ。

僕の労組のイメージといったら、ストライキ。千葉で育っただけに、千葉国鉄のストライキの印象が強烈に残っている。それから、オルグとか、なんともなじみにくい労働組合言葉。

正直言うと、僕自身、アレルギーがある。

「団結がんばろう」という言葉や組合ニュースの扇動的な言葉使い、もね。

これらはある種の古典芸能の形と同じで、「歌舞伎の大見得を切る」と同意義ではないかと思うわけですが、今の時代には合ってないのでは、と思ったりする。

個人主義、さらには「新自由主義」というものが進む中、「みんなで力を合わせて頑張ろう」という組合活動は難しくなっている。

もちろん、書記長を務めているわけですから、団体行動を否定するわけではない。個人ではできないけど、みんなで力を合わせれば、何かが変わるということはやっぱりあるわけです。

ただ、共感を得るためには、やはり一工夫が必要な気がする。煽って、どうこうできる時代じゃない。

政治的なことはあまり書きたくないけど、今の政権与党が共感を得られないのは、彼らの言葉、彼らの論理で伝えようとしていて、しかも、結果として、それらがおかしなことになっているからだと思う。

後期高齢者医療制度、年金問題、米の偽装問題。やり方もおかしければ、伝え方もおかしい。これじゃあ、国民はついていかない。責任の取り方もおかしい。辞めれば済むのか? 放り投げることは責任を取ることだろうか?
首相はやめられても、国民は国民をやめることはできない。

正しいことをしよう。見て見ぬふりはやめよう。

今、思っているのはそんなことです。

もちろん、万人がそう思っているでしょう。しかし、間違ったことをすることもある。ただ間違った時に逃げてしまったら、ごまかしたり、ウソをついたりしてはダメだ。

この1年、僕自身、僕のブログの性質も変わった。言えることは、アフィリエイトで儲けることができないブログになったなぁってことか(汗)。なんだか損しているな、とは気づいている(笑)。


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2008年9月21日 (日)

書記長は忙しい

いつからブログを書いていないのだろう?そんなことを考えるくらい忙しかった。

忙しい理由は組合。

昨年は東京支部の副書記長だったのだが、今期9月から本部書記長の大役を拝命したのである。あまり実感がなかったのだけど、約500人の生活がかかっていると思うと、正直ぞっとした。

それまで組合には一切、興味はなかった。無責任な言い方だが、組合活動は誰かがやっていてくれるもの、という認識だった。

それが、突然、先輩から「本部書記長含みで副書記長をやってくれ」と言われた。「これは順番であるし、誰かがやらなきゃいけないこと」だと言う。

当時の部長は組合経験者だったので、相談したら「やって損はない。いい経験になるはずだ。誰でもできることではないから」と言う。

断るな答えもなかったので、引き受けたわけだが、当時の部長は総務局に異動になり、僕は組合の代表、あちらは会社の窓口と事務折衝の相手となった。人生何が起こるか分からない。

わが社の労使関係は話し合い路線であるけれど、問題はいろいろと起こる。忙しい。専従なら、諦めもつくが、仕事の傍ら、組合の仕事をこなすわけだ。

「検見川送信所を知る会」の活動もやっているから、そういうことが好きなんだろうと誤解されるかもしれないけど、そんなことはない。

本来、余暇と趣味を満喫したいタイプだし、出世欲は皆無。好きなことだけやって、生活に貧困しないだけの給料だけをもらえればいい。

それでも、そうは言ってられないのが今の立場。まあ、やるしかないですねぇ。アドバイスがあれば、ぜひ。

  


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2008年9月16日 (火)

こぼれ種のアサガオ

このアサガオはブログ仲間のアンビンバンコさんから頂いたもの。

今年は収穫した種をすべて、これまたブログ仲間のまさやんさんにお譲りして、我が家では種まきもしなかったのだけど、こぼれ種がしっかり芽を出した。

ご覧のように鮮やかな色を見せてくれた。

そろそろ草むしりもしなきゃなぁ。アップで済ませたのは、お見せできないから(汗)。


GRD2


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2008年9月15日 (月)

別府で見つけた昭和なホルモン焼き屋

最近忙しくて、写真が撮れていない。ライカで撮りたいんだよな。

写真は先月、別府に行った時、ライカで撮ったショット。吉田鉄郎設計による現・児童館の近くにある。あまりに昭和な風景に2枚ばかりシャッターを切った。

じゃリん子チエが出てきそうな店だった。

フィルム・スキャンはこちらで。

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2008年9月14日 (日)

ガーデンパーティー~自ビールと自治会

お隣の呼び掛けで、ガーデンパーティーが行われ、6世帯の子供や大人が楽しんだ。会場はお隣の駐車場。二台の駐車場スペースを空けて、飲み食い。パーキングパーティーと言ってもよいかも。

僕が住む地区は同じハウスメーカーによる10世帯という小さなグループだ。路地は袋小路になっていて、車は住民の車か宅配便などの業務車がたまに入ってくるだけである。だから、子供たちは路地でボール遊びや影踏みなどをすることができる。

子供は僕の娘を筆頭に、下は生まれたての赤ちゃんまでおり、子供は子供同士で、大人は大人で楽しんだ。ご近所ガーデンパーティーの良いところは、酒を飲んでも帰りの心配をしなくてもよいことだ。だから、ついつい飲み過ぎてしまうけど。

食べ物はそれぞれの持ち込み。我が家は近くの24時間スーパーで買ったビールやお菓子、それにシャンパンを2本。我が家で収穫したぶどう、デラウェアだ。


デラウェア(GRD2)

日本初の6弦ギターの使い手である、ミュージシャンのNさんは、地ビールならぬ、自ビールを持ってきた。これがコクがあってうまい。キットがあるそうで、ビンに詰め込んである。小瓶の1本当たりのコストは70円程度という。今は焼酎を作っているそうで、またも驚きだ。


オリジナルビールをつくりませんか手作りビール Aキット

この会場となったSさん宅は、ウッドデッキをご自身で手掛けられているが、いろんなDIYがあるものだ。

以前にも書いたが、わが地区には自治会がない。当初は街灯もなく、昨秋、僕が呼び掛け人となり、街灯管理組合を結成。2灯分の街灯を設置した。パーティーの雑談の中では、子供のことを考えると、自治会はあった方がよい、とまとまった。

昨今、自己責任なる言葉も飛び出し、「個人の自由こそが尊い」と言われている(もちろん、自由は尊い。だからといって、放っておけばよいものではない)。そんな新自由主義的な社会の中ではなかなか結束することが難しい。しかしながら、こんな時代であるからこそ、緩やかに結束して、共通の問題意識を持っていくことは大事なのでは、と真面目に思ったりする。

僕が関わっている「検見川送信所を知る会」も緩やかな結束である。

会費は無料、活動費は自由意思によるカンパで賄われている。会員は地区を限定せず、誰でも参加できる。その緩やかな結束でも、確実にある程度の成果を引き出している。

都会やマンションでは、住民同士の交流は希薄になり、隣は何をする人ぞ状態。その点、わが地区はボランティアでダストステーションを改良してくれたSさんのような方もいて、隣人には恵まれているなぁ、と思う。

結局、パーティーは午後1時から10時近くまで約9時間続いた。僕は夕方、仕事の電話もあったので、2時間ほど抜けたが、宴会は延々続けられ、子供たちは花火をしたらしい。

楽しいひと時であった。

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2008年9月13日 (土)

RICOHのGRデジタル2のファインダー

ようやく楽天ポイントが貯まったので、念願のGRデジタル2用の21ミリ、28ミリファインダーを購入した。まだ、試写では使っていないが、ファインダーを覗いた限り、かなり明るく見やすい。プラスチック製でやや安っぽいところもあるが、値段を考えれば、仕方ないのかもしれない。


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GRデジタル2には、もちろん、液晶モニターはついている。これも日中でもかなり見やすいので、不自由はない。なのに、なぜ購入したかと言えば、ライカのためだ。ホットシューは共通なので、当然、装着は可能のはず。今は21ミリ、28ミリのレンズは持っていないが、いずれは手に入れたいという野望が。

先月、フォクトレンダーのウルトロン28ミリが新発売された。f値は2とかなり明るい。これだけあれば、秋、冬にかけ、夕刻の深い時間でもかなりいけるのではないか。

楽天市場でも、見られるようになったが、まだ衝動買いできる値段ではないのだよなぁ。


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2008年9月12日 (金)

千葉市が検見川送信所の保存に関する具体案を初めて提示

千葉市市議会の経済教育委員会が12日、開かれた。日本建築家協会から提出された検見川送信所の千葉市文化財に指定するよう求めた陳情書に関する審査が行われ、千葉市側から保存に向け具体的な方向性が初めて示された。

同委員会は千葉市の5つある常任委員会のひとつで、以下11人のメンバーで構成されている。

これまで千葉市側は検見川送信所の保存、利活用に関しては「関係部局と協議したい」との考えを示しているが、第3次五ヵ年計画(平成22年度から)の中で整備を進めたいと明らかにした。

傍聴した日本建築家協会関係者によると、審査は市議からは様々な意見や質問が飛び、約1時間に渡った。千葉市側は文化財としての重要性を認めた上、次の五ヵ年計画での整備する考えを明らかにし、その前に調査や耐震調査を行いたいとした。

同協会では千葉市指定文化財にするよう陳情しているが、市側は、千葉市指定文化財では復原する必要があり、多額の費用がかかる上、利活用ができないので、国登録文化財にしたいなどと繰り返し話したという。

これに関しては、認識が違う。9/7のエントリーにも書いた通り、千葉市指定文化財の旧川崎銀行は「さや堂ホール」として利活用されている。同建物は改造をしてから1年後に指定を受けているが、千葉市条例を読んでも、改造してはならぬとは読むことはできない。

保存のために改造、修復を行うことはむしろ必要なことである。それが不可能というならば、条例の根拠と過去の適用例を明示すべきだ。


柱が印象的な内部

今回は「千葉市指定文化財に」という陳情であったため、国登録文化財も視野に入れながら、「継続審議とする」ということが全会一致で決まったという。

千葉市も市議も、重要な文化財であるという認識は一致していたそうで、そういう意味では、「検見川送信所は文化遺産である」と訴え続けた「検見川送信所を知る会」の活動が実を結びつつあると思ってよいのかもしれない。

また、市議の中には、建築家協会は保存利活用をするために指定を要望しているとの意図を汲み取って、本案件を採択すべきと話された方もいたという。

文化財を守ろうという方向性が出たとはいえ、建物の老朽化は止めることはできない。保存を確実なものにするためにも、早期調査や崩落を食い止めるための手立てを打つべきではないか。

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東京産業考古学会主催 見学会・研究会
『千葉県の産業遺産を考える』-2008年10月25日開催
・見学会:検見川送信所跡(千葉市花見川区)
・研究会:千葉県立現代産業科学館(千葉県市川市)

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2008年9月11日 (木)

リサイクルトナー税込4,870円

我が家には二台のデスクトップパソコンが稼働していて、プリンターは二台ある。一階はキヤノン製のインクジェット、二階の書斎はブラザー製モノクロレーザープリンターだ。

キヤノンはカラーは4色、黒系は2色、それぞれ独立していて、消耗の頻度に合わせて、交換できるようになっている。これはなかなか合理的だ。

しかし、正規品の消耗品は高いという印象。リサイクルの方が2割近く安い。品質を比べても、見劣りは感じられない。

今回はブラザーのトナーを購入した。正規品は11,330円 (税込) 送料込。ところが、リサイクルで探すと、半額以下で購入できる。これまで2本のトナーを購入してきたが、さらに値段が下がった。2本のセット価格ということだが、送料込みで5000円を切っている。宅配便での発送だから、最低でも600円以上はコストがかかっているだろう。原材料費高騰の折、業者にはいくらの利さやがあるのかと心配してしまうほどだ。


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正規品が高いのは、トナーのカセットが高いからである。このカセットはかなり立派な作りで、プリンターの中でも根幹をなす中身、重量ともに大きな部品である。

トナーを注入すれば、リサイクル可能のものだが、なくなれば、廃棄物になってしまう。リサイクル業者はなんらかの方法で、これらを回収し、リサイクル品として販売する。

大手メーカーとしてはリサイクル品の品質管理、保証まではできないのだろう。ということで、中小企業がその隙間を縫って、リサイクルを手掛ける。

こんな話は以前も書いていて、大手はリサイクル品を販売すべきではないか、と持論を展開したのだが、この仕組みでもいいのかとも思えてきた。

大手が本気でリサイクルに取り組んだら、中小企業は太刀打ちできない。あるいは取り組んだとしても、実際に行うのは下請け企業か、100%子会社ということになるのかもしれない。どう考えてもコストははねあがる。これでは消費者としてはありがたくないもんなぁ。

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2008年9月10日 (水)

USBメモリーを使う

最近、USBストレージを使っているが、重宝している。バッファローの4GBで、価格は2000円ちょっとのもの。これに仕事や趣味で使うデータを入れている。4Gもあれば、ワードファイルだけでなく、写真、動画も可能だ。

例えば、書類を作るとする。家ではデスクトップ、出先ではEeePCに差し、編集。最終的に会社のプリンターで出力する。

出先でパソコンを使わない日はUSBストレージだけを持ち歩くといった具合。これまではSDカードを介して、データの受け渡しをしたりもしたが、SDだとデスクトップの場合はカードリーダーが必要なこともある。また、SDは小さすぎて、かばんの中で見失ってしまうこともある。ある程度の大きさは必要なのだ。

USBポートはほとんどのパソコンにあるので、汎用性が高い。急に編集したい場合は漫画喫茶に駆け込めばいい(まだ実績なし)。

ささいな投資で利便性はアップしますよ。


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2008年9月 9日 (火)

エレコムの宛名シール

「検見川送信所を知る会」では会員や地元自治会トップ、市議、マスコミに郵送で会報を送っている。

最初は数も多くなかったので、宛名は手書き、送り元は印刷したものを糊付けしていた。封筒を作る作業は娘や配偶者も手伝ってくれ、あたかも家内制手工業といった感じだった。

ところが、今年に入ってからは数が増え、宛名書きは手作業では間に合わなくなってきた。

ということで、シール付きプリンター用紙を使い始めている。

使っているのはエレコムのプリンター用紙。用紙を見ると、専用のフリーソフトがあるという。ダウンロードしてみた。

入力は案外、手間だ。イベントでは記帳簿に記入戴いているが、郵便番号はなかなか書いていただけない。インターネットで検索しながら、手作業で入力している。

8月30日のイベント「検見川送信所、文化遺産宣言」では、記帳簿のところに、郵便番号を書く欄を作って、促したつもりだったが、記入率はそれほど上がらなかった。

この用紙には一枚12人分入る。それが10ファイル分になった。今回のイベント分は追加できていないから、さらに増える見込み。

しかし、宛名シールは記入が面倒なものの、一度やってしまえば、後は印刷するだけ。

しかし、宛名用紙代、封筒代、切手代。厳密なコストは計算していないが、一通当たり100円近くかかっている。ということは、1回会報を送ると、1万円くらいが消えることになる。

会の運営は全てイベント参加者からの寄付でまかなっているのだが、そんなに多いわけではない。

だいたいイベントの準備を行うと、資金が底をつき、イベント終了後のカンパで次の資金ができるという流れ。要は自転車操業となっている。

インターネット利用者には郵送ではなく、メールでといった形にしないと、いけないかなぁと思っている。


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2008年9月 8日 (月)

「夢をかなえるゾウ」水野敬也~必要なのは行動を起こすこと

話題の自己啓発ベストセラー小説。友人のまさやんさんが何度かブログで取り上げられており、前々から読みたいと思っていた。

主人公の「僕」の目の前に突如、現れたゾウ。ガネーシャという名の神様だというゾウは、「変わりたい」という「僕」のために、1日ひとつ、課題を与えていくという物語。

ガネーシャはなぜか関西弁を操り、ニュートンやビル・ゲイツら名を成した人物は自分が指導した、と言い張る。あんみつ好きでメタボ、タバコはやめられないという自制心がないのが面白い。

「変わりたい」「成功したい」と願う「僕」に、ガネーシャが最初に出した課題は「靴を磨け」。その真意を、ガネーシャはもっともらしく、しかも胡散臭く語っていくところに魅力があり、あっという間に読みきってしまう。

恥ずかしながら、告白すると、僕はこの手の自己啓発書は嫌いではない。一時期、たくさん読んでいる。

2005年、出会ったよかった手帳本

このブログも手帳を生かし、人生を豊かにするにはどうすればよいかを出発点に、「モレスキンとめぐる冒険」という題で進んでいる(今では、何のブログが分からなくなっておりますが…)。

ガネーシャは「自分が言っている課題は全て、書棚にある本に既に書いてあることだ」と種明かしをする。確かに課題や格言には目新しさはない。

それでも、主人公の「僕」は変われなかった。何故かといえば、変わりたいと言いながら、変えようとはしなかったのだ、とガネーシャは言う。必要なのは行動を起こすことだ。

ごもっとも。

現在、活動進行中の「検見川送信所を知る会」でのことでいえば、行動を起こしたことで、今までの「送信所=廃墟」から「文化遺産」へと価値観が変わりつつある。

「いい建物だけど、将来は壊されちゃうんだってさ。もったいないね」とブログで報告しただけでは、朽ちるのを待つだけだったかもしれない。

これは僕らが行動を起こしたから、えらいでしょと自慢したいわけではなくて、いろんな方々がいろんな立場で行動したから、変わりつつあるということが言いたいのです。

「知る会」のイベントに参加された方、改めて要望書を出した地元自治会、重要モダニズム建築に選定したドコモモジャバン、千葉市指定文化財に指定するよう要望書、陳情書を出した日本建築家協会、活動を取り上げてくれた各メディア…。これらの行動がトータルな力となって、変えようとしている。

ホームページの製作者である、まさやんさんはホームページの冒頭で「あなたの参加が未来を変える」と書いて下さった。まさにその通り。オバマ大統領候補や木村拓哉じゃなくても、「チェンジ」することは可能なのだ。

検見川送信所にはアンテナはなくなってしまったけど、そんなことを発信している気がする。

最後に、この本のこと。ガネーシャが出した課題が巻末にまとまっている。ここで自分が何項目、行動を起こしているか、チェックをしてみるとよいかもしれない。僕はまだまだ足りないなぁと反省しきりだったけど…。

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2008年9月 7日 (日)

さや堂ホールをきっかけに~市指定文化財か国登録有形文化財か

6日に友人と出かけた千葉市の近代建築のひとつが、さや堂ホール(旧川崎銀行千葉支店)だ。

以下は反対の通りから撮影した全景だが、これを見ると、「え、どこが?」と思われるかもしれない。

あまりにも巨大な高層階の建物で、近代建築らしくないからだ。というのも、ここは古い建物の全体を、新しい建物で包み込むという「さや堂方式」で保存・再生されている。新しい建物部分には千葉市美術館、中央区役所が入っており、1階部分を見ると、ネオ・ルネッサンス様式のエントランスが見える。

千葉県産業科学館のホームページでは「全国的にも画期的な文化財的建造物の利活用法であり,各方面から注目されている。こうした近代洋風建築は,都市の中心部分にあってモニュメンタルな建物である。明治以来の急速な近代化のため,あまり町並みが調っていない千葉県内の都市にあって重要な建造物である」と説明されている。しかし、この「画期的な保存方式」には異論もある。

目下、保存か?建て替えか?で揺れている東京中央郵便局(吉田鉄郎設計)は「さや堂方式」ではないが、同じような考え方。ファザードだけを残して、地上38階の高層ビル化する計画(設計ヘルムート・ヤーン)だ。建築界、市民の側から「全体を残してこそ、保存。これは単なるアリバイ作り。意味がない」という反対の声が上がっているのだ。

東京中央郵便局の再整備計画について(pdf)

旧川崎銀行千葉支店は旧建物が大正12年の関東大震災で焼失。この反省をいかし、鉄筋コンクリート造り、耐火構造として昭和2年に建てられた。設計は矢部又吉。昭和20年7月7日未明、千葉市内の60%を焼き尽くした「七夕空襲」でも焼け残った貴重な近代遺産である。

吸収合併で三菱銀行千葉支店となり、昭和46年に千葉市が所有。中央区民センターとして、平成2年4月まで使われた。さや堂方式の千葉市美術館、中央区役所という複合施設として、平成6年に竣工。さや堂ホールは平成7年に千葉市指定文化財となった。建造物としての千葉市指定文化財は、これが最後となっている。


柱が印象的な内部

そもそも、千葉市指定の近代建造物は、この「さや堂ホール」と「旧生浜町役場庁舎」(平成6年指定)の2例しかない。市内最古の鉄筋コンクリート建築は大正7年竣工の神谷伝兵衛別荘だと思われるが、こちらは「国登録有形文化財」という扱いである。

千葉市指定と国登録。

一見、国の方が文化財のランクが上のように思えるが、そうではない。国の登録文化財制度は平成8年、指定制度を補完する形で作られた。保護対象は国や地方自治体が指定していない案件に限られる。そういった文化財を緩やかに保護しようという狙いである。

ここで検見川送信所をめぐる話をしたい。

送信所に関しては、日本建築家協会関東甲信越支部が7月に千葉市指定文化財にするよう要望書、陳情書を出している。家協会が国登録ではなく、市指定にしたところには深い意味がある、と捉えている。千葉市所有の建物であるから、千葉市できちんと保存してくださいよ、という意味だろう。

「千葉市指定文化財では利活用できない」から「国登録文化財とするほうがよい」という意見もあるようだが、それは誤りだと思う。

千葉市文化財保護条例を見ても、「指定文化財の保存に必要な措置を講ずることができる」とあるが、空調などの設備を入れるため、改造してはいけないし、施設として使ってはいけないとは書いていない。現に、さや堂ホールは利活用されている。

さらに、送信所を国登録文化財ではなく、千葉市指定文化財にすることは大きなメリットがあると思われる。千葉市は今年初めて地域文化財という画期的な制度を導入したばかり。対外的に、さらに「文化都市、千葉」をアピールできるはずだ。吉田鉄郎建築は評価が高まっている一方、東京中央郵便局、大阪中央郵便局は建て替えの危機にある。そんな中、千葉市だけが保存に踏み切ったら、どう評価されるだろうか?

もちろん、送信所は文化財指定がゴールではない。文化財として大切に保護をかけ、市民に還元するような活用ができればいいのである。

僕自身、千葉市指定か国登録か名前のこだわりはない。

大事なのは速やかに保護対策を進めることだと思う。緊急性は高い。表面は爆裂(表面の剥離)が見られ、その進行が早まっているように思える。


パラペット部分の爆裂

国登録有形文化財の場合、審査期間もあり、迅速というわけにはいかない。その点、千葉市指定文化財にする場合は、千葉市がその考えを固めれば、いますぐでも保存への道を探ることができる。

予算の関係上、本格的な修復は次の五ヵ年計画の中で進めるにしても、補正予算を組み、内部外部の調査を始め、崩落を食い止めることが必要ではないだろうか。せっかく、文化財としての保護することが決まっても、いざ保存をしようとする時に、「使い物にならなかった」では意味がない。

たとえば、ここに成田市の例がある。成田市は三里塚記念公園内に残る防空壕の調査を行うために、9月補正予算案に約107万円を組んだ。同防空壕は皇室用の防空壕と考えられており、「皇室用か否かを含め、保存、公開すべきものかを調べたい」としている。

市が防空壕調査へ
保存、公開の可能性探る 成田・三里塚記念公園内
(千葉日報記事)

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検見川送信所跡に草刈り業者

6日、近代建築探訪が趣味になっているという友人に千葉を案内した。

旧検見川送信所、千葉トヨペット本社、千葉ゆかりの家、神谷伝兵衛別荘、旧川崎銀行(さや堂ホール)、千葉教会といったコースだ。

検見川送信所では、業者が手押し式の機械で雑草を刈っている姿が見られた。「検見川送信所を知る会」が5日に提出した市への要望書では、送信所局舎の保存、利活用だけではなく、地元の方々の声を聞いた上で雑草刈りなど敷地内の環境整備を盛り込んでいる。この日、業者が敷地内で草刈り機を使って、雑草を刈る姿が見られた。

要望書を受けて、早速、業者に依頼したとは考えにくいが、知る会が繰り返し主張していることは新聞報道などを通じて、市側も把握されているようだ。市側も送信所跡地を放置しておくわけにはいかない、と方針転換を図っているようにも思える。


検見川送信所跡地で雑草刈り業者


背の高い雑草や刈り跡を美しく仕上げるならこれ!雑草を粉々に粉砕したい方に!【共立】草刈機H...

第3回千葉市議会が週明け8日から開かれる。日本建築家協会から出された千葉市指定文化財への陳情書については12日からの常任委員会で審議に諮られる。

また、26日の一般質問では三瓶輝枝議員(民主党千葉市議会議員団)が以下、項目を質問事項として通告している。検見川送信所に関する何らかの質問も出ると見られ、千葉市側の対応が注目される。

1 両市立病院の機能のあり方について
2 文化財の保存と活用について

これらは全て傍聴可能であり、機会があれば、足を運んでみようと思っている。

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2008年9月 6日 (土)

検見川送信所はニュースな建物~東京新聞、千葉日報報じる

「検見川送信所を知る会」が千葉市などに対して保存、利活用を訴える要望書を提出したことは昨5日のエントリーで紹介した通り。この模様が東京新聞、千葉日報で大きく取り上げられた。

東京新聞は写真入りのトップ扱い。同紙は日頃から建物訪問などの記事が多く、文化財に対する理解が深い。僕もかねてからよく読んでいる新聞のひとつだった。

千葉日報はイベントの模様も伝えていただいたが、周辺整備を盛り込むという「知る会」独自の部分をフューチャーしていただいた。これも我が意を得たりといった思いだ。

2紙ともに、客観的、かつ正確に伝えていただけたと思える。また、ここ数ヶ月、記事化されている現状を見ると、検見川送信所はニュースな建物であり、非常に魅力的だということにも改めて気がつかされる。

利活用されれば、千葉市の古くて新しいシンボルになるのではないか?

数日前、テレビを見ていたら、ある地域の町おこしが取り上げられていた。その中で、リーダーは言う。

「夢のあるところに人は集まる」

その通りだと思う。ディズニーランドだって、夢があるから集まるのだ。送信所には夢がある。長年、放置されたおんぼろ建物が、再び脚光を浴び、よみがえる。こんなことはあるだろうか?

これらの記事は仲佐代表ら4人のメンバーが千葉市役所内にある記者クラブを通じ、記者のみなさまにレクチャーさせていただいたもの。僕は仕事の都合で、このクラブ訪問に立ち会うことができなかった。みなさま、お疲れ様でした。


2008年9月6日付「東京新聞」


2008年9月6日付「千葉日報」

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稲毛新聞に「検見川送信所を知る会」代表が登場

「検見川送信所を知る会」がメディアに紹介されました。

「稲毛新聞」最新号の「今月の人」のコーナーに仲佐代表が登場。インターネット版でも読むことができる。こちら


9月5日付「稲毛新聞」より

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2008年9月 5日 (金)

検見川送信所の保存要望書を千葉市に提出

「検見川送信所を知る会」は5日、千葉市役所に出向き、千葉市市長宛、教育委員会委員長宛に「検見川送信所の保存利活用及び周辺整備に関する要望書」を、千葉市議会の中島議長宛に同様の陳情書を提出した。


千葉市役所(GRD2)

今回は事務局長という立場の僕も含め、5人が出掛けた。市長宛の要望書は市民部地域振興課が対応していただいた。要望書は同課が受け取り、千葉市長に届く仕組みという。

主に代表が趣旨説明を行い、後はざっくばらんにお話を伺った。また、保存をめぐっては管轄が様々な部局にまたがっていることも改めて分かった。

区画整理事業地内にあることから、目下は都市局の管轄である。しかし、文化財としての議論は教育委員会である。また、それを利活用する場合、用途によって変わる。図書館、公民館なら、教育委員会。コミュニティーセンターなら、また別。公園になると、都市局公園課といった具合。千葉市側は以前、送信所の保存については部局間の調整が必要との見解を示しているが、これだけ部局がまたがっていると、横断的な組織で対応していただかないと難しいだろうと感じた。

また、文化財の保護に関しては施工側が調査することにもなっていると聞いた。以前、幕張の上ノ台遺跡の開発があった時には調査が行われているという。

送信所のように、閉局から30年近くが経ち、ずっと放置されながら、それが文化財であると声が上がるケースはあまり例がないだろう。長崎佐世保市の針尾無線塔くらいではないだろうか。

僕らが起こしたアクションがどのような成果を生むだろうか?乞うご期待。

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2008年9月 4日 (木)

プレゼンツールとしてのiPod

iPodがプレゼンツールになるのはご存知だろうか?

以前、建築史家の倉方俊輔さん検見川送信所を知る会主催のイベントで講演された時、iPodnanoを持参された。そして、iPodから建物の写真を画面に出力されたのである。若き学者はこういったやり方をされるのかと驚いた。

このやり方なら、スライドは元より、ノートパソコンも不要。AV機器を備えているところならば、手のひらサイズのiPodだけで全てのことが行える。しかも、非常にスマートな感じを与えるし、インパクトも十分。

パワーポイントで作った資料もjpgで保存すれば、写真として写し出すことができる。iPodは学者のみならず、ビジネスマンの武器にもなる。

東京産業考古学会主催 見学会・研究会『千葉県の産業遺産を考える』が10月25日(土)、市川市の千葉県立現代産業科学館で行われる。

ここに僕も参加することになった。恐らく、「検見川送信所を知る会」の取り組みを簡単ながら、お話させていただくことになるのだと思う。正直、人前で話すのは緊張もするし、得意ではない。そこでいくつかの写真を見せながら、お話をさせていただこうかと思っている。送信所のビデオもあるので、それを見ていただくのも、一つの手だ。ビデオなら、話す必要さえないでしょ(笑)。


iPod classicで出力した画面

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2008年9月 3日 (水)

検見川送信所、保存要望書の準備

 僕ら「検見川送信所を知る会」が主催したイベント「検見川送信所、文化遺産宣言」(8月30日、検見川公民館)は80人を集め、盛況のうちに終わることができた。イベントの中で、千葉市などに対し、要望書案を提出することが全会一致で採択され、現在は9月8日から始まる市議会を前に要望書を提出する準備を進めている。


超満員だったイベント「検見川送信所、文化遺産宣言」(GRD2)

 日本建築家協会関東甲信越支部が7月、千葉市長に対しては要望書を、市議会議長に対して陳情書という形で手渡しており、9月の市議会でなんらかの議論となることが確実になっている。送信所の保存、利活用の議論のきっかけを作った「知る会」としても要望書を出すことで、より重要性をアピールしようという狙いだ。

 「知る会」は日本建築家協会のような社団法人ではなく、市民による任意団体。その社会的な認知は低いかもしれないが、これまでの活動実績など新聞報道を携えて、千葉市側に訴えていくことになる。

 文化財の保存に関しては、文化財保護審議会での議論が必要となる。同審議会は5月に開催され、今年から始まった「地域文化財」の選定が議論になった。

 この地域文化財に関しては千葉市側は市民からの情報募集をかけ、「知る会」としても送信所を強く推した。地域文化財の選からは漏れたものの、市側が公開している平成2 0年度第1 回千葉市文化財保護審議会議事録によると、文化財としての価値は高いが、土地区画整理事業の敷地内にあり、中学校用地として位置づけられていることがネックになっているとされ、議論は持ち越された。

(以下は議事録よりの抜粋)

議 長 : 検見川の無線送信所については学校用地ということだが、今学校があるということか。

事務局 : これから学校を造る用地として確保している場所ということである。

議 長 : 検見川の無線所は以前たいへん広かった。私は学校が近かったのでよく見ていた。第二次世界大戦などで活躍したところだと聞いているが、1 棟とあるのは送信所の建物があったところだけという意味か。

事務局 : 建物が1 棟と給水等が残っているので、その部分ということになる。

議 長 :それは学校が建てられるときには壊されるということか。それとも保存してくれるのか。

事務局 : 今、中学校を建てるということで学校用地となっているが、子供たちの増加率の問題もあり、今後もずっと学校用地のままか、それとも他の用途になるのか、これについては今市全体で検討しているところである。今現在は学校用地ということである。

議 長 : わかった。これが地域文化財に登録されてしまったために学校が建たなくなったなどということもあるのか。

事務局 : それも今、こちらの地域文化財の関係だけではなくて市全体の関係部署で検討しているところである。したがってこの指定の問題と平行して進めていかなければいけないと考えている。

久留島委員: 残そうという要望書が色々なところから出ていると聞いているが。

事務局 : 一部地域の方からも保存してほしいという要望をいただいているが、今申し上げたとおり、総合的な観点で学校用地の問題とその他を含めて総合的に検討させていただくということで理解をいただきたい。

久留島委員: 私は最近参加できなかったので、地域文化財というものを十分にわかっていないが、条例を読んでみると登録されることによって、それが保存されるとか保護がなされるとかいうものではないということのようである。今の検見川無線送信所についてはすぐ判断することは無理だと思うが、十分に文化財としての価値はあるものだと思っている。
だから取り敢えず緊急避難的にでも地域文化財にしておけば市が登録したのだから市の事業としては潰さないということぐらいかと考えた。


 この後、6月の市議会では新政ちばの山本直史市議が学校予定地に関する現状認識を質問。送信所がある学校予定地などに関して、市側は「児童推移を見ると、必要がない」との認識を示した。8月、検見川稲毛土地整理事務所が地元住民向けに開催した配布資料でも、「中学校用地」の文字はなくなり、空白になっている。後は国に対する手続き上の問題が残っているだけで、審議会でも送信所を文化財として指定する議論は可能な状態になっている。審議会は11月に予定されている。

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復原される東京駅とレプリカ保存で高層化計画の東京中央郵便局

8月28日、久々に東京駅で降りてみた。

検見川送信所と同じ設計者、吉田鉄郎氏が残した東京中央郵便局のことが気になったのだ。既に移転は終わり、建物は空っぽになっていると聞く。

外側から内部が見える所があった。寂しい限りだった。


東京中央郵便局の内部

ストックホルム市庁舎へのオマージュではないかと言われる特徴ある、六角形の柱も何かに囲まれていた。郵政側はファザード(正面)のレプリカだけを残して、超高層ビルにする計画を進めている。

一方、東京駅(設計・辰野金吾)では復原計画が進んでいる。戦災で失った3階部分を修復しようという計画だ。以前から部分工事を行っていたが、塀が作られ、本格的になってきた。


塀に囲まれた東京駅


塀には東京駅の歴史、復原図などが書かれており、通行人も関心を寄せている。


塀に書かれた復原予想図を見ると、かなり立派な形になる。

東京駅周辺では近年、大規模な再開発計画が進んでいる。写真でも分かるとおり、ニョキっと高層ビルが顔を出している。

こちら丸の内側もどんどん変貌している。歴史ある建物といえば、この東京駅と東京中央郵便局だった。

その中で東京駅は復原され、かたや、東京中央郵便局も、レプリカ保存という上っ面な形で、高層ビルにしようとしている。

この違いはなんだろうか?
レンガ作りとコンクリート建築の違い?
JR東日本と日本郵便との違い?

使用したカメラはGRD2。


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2008年9月 2日 (火)

「検見川送信所、文化遺産宣言」チバテレビで放送

チバテレビ「ニュースCマスター」が9月1日、放送され、「検見川送信所、文化遺産」(主催検見川送信所を知る会)の模様が報じられた。「県内スケッチ」という千葉県内のニュースを取り上げるコーナーで、約1分半ほどだと思う。正確には計っていない。

チバテレビは昨年10月に行った「知る会」の第1回イベントでも取材いただき、前回は10分ほどの特集となった。ニュース番組で約10分の特集が組まれるのは異例のことといっていい。今回もお声がけをさせていただいたら、取材を快諾してくださった。こうしたメディアの理解が、「知る会」の活動を支えてくれている。

番組をごらんになれなかった方のために番組から採録します。

キャスター「検見川送信所を文化遺産として保存しようという動きが市民団体の活動をきっかけに本格化しています。JR総武線新検見川駅から歩いて10分のところにある検見川送信所。
 昭和初期、日本初の国際放送を行ったり、ファクスや無線電話の実験をしたり、日本の産業界に大きく貢献したのですが、今は建物の一部が残っているだけとなっています。
 

(チバテレビ「ニュースCマスター」より)

そんな検見川送信所の歴史的な価値と建築的な価値を見直そうと昨年、結成された市民団体がイベントを行いました」


(チバテレビ「ニュースCマスター」より)

「検見川送信所を知る会」仲佐秀雄代表のインタビュー
「私たちは有志団体ですが、弱いのですが、この問題に関するいろいろな情報発信をやっていきたい」

キャスター「その役割を終えて、30年近く放置されたままの検見川送信所については、近代建築の保存を提言する建築側からも声が上がっています」。


(チバテレビ「ニュースCマスター」より)

「日本建築家協会」安達文宏さんのインタビュー
「鉄筋がさびて爆裂して、表面のコンクリートが落ちている部分も見受けられるのですが、まだ全体的には大丈夫だと思います。調査してみないと分からないのですけど」

キャスター「それを受けて、千葉市も取り壊す計画を見直す考えを示しているということです」

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「検見川送信所、文化遺産宣言」千葉市議の反応

「検見川送信所、文化遺産宣言」には千葉市議会から5人の市議が参加した。

「知る会」としては、送信所の保存、利活用問題は千葉市全体の問題として捉えて欲しいという思いから、昨年10月の第1回イベントから土地整理区画事業が絡む花見川区、稲毛区の会派を越えて全市議に参加を呼びかけてきた。そして、ほとんどの会派の市議に出席をいただけた。ご多忙の中、駆けつけた市議の方々には感謝の言葉もない。

そして、3人の市議が早速、ホームページ、ブログで報告をされているので、ご紹介させていただきたい。(市議の紹介は五十音順)

川岸俊洋市議(公明、花見川区)
○午後、「検見川送信所を知る会」に参加

熊谷としひと市議(民主、稲毛区)
検見川送信所を知る会のイベントに参加

長谷川ひろ美市議(市民ネット、花見川区)
検見川送信所を知る会に80名の参加者

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