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2008年9月12日 (金)

千葉市が検見川送信所の保存に関する具体案を初めて提示

千葉市市議会の経済教育委員会が12日、開かれた。日本建築家協会から提出された検見川送信所の千葉市文化財に指定するよう求めた陳情書に関する審査が行われ、千葉市側から保存に向け具体的な方向性が初めて示された。

同委員会は千葉市の5つある常任委員会のひとつで、以下11人のメンバーで構成されている。

これまで千葉市側は検見川送信所の保存、利活用に関しては「関係部局と協議したい」との考えを示しているが、第3次五ヵ年計画(平成22年度から)の中で整備を進めたいと明らかにした。

傍聴した日本建築家協会関係者によると、審査は市議からは様々な意見や質問が飛び、約1時間に渡った。千葉市側は文化財としての重要性を認めた上、次の五ヵ年計画での整備する考えを明らかにし、その前に調査や耐震調査を行いたいとした。

同協会では千葉市指定文化財にするよう陳情しているが、市側は、千葉市指定文化財では復原する必要があり、多額の費用がかかる上、利活用ができないので、国登録文化財にしたいなどと繰り返し話したという。

これに関しては、認識が違う。9/7のエントリーにも書いた通り、千葉市指定文化財の旧川崎銀行は「さや堂ホール」として利活用されている。同建物は改造をしてから1年後に指定を受けているが、千葉市条例を読んでも、改造してはならぬとは読むことはできない。

保存のために改造、修復を行うことはむしろ必要なことである。それが不可能というならば、条例の根拠と過去の適用例を明示すべきだ。


柱が印象的な内部

今回は「千葉市指定文化財に」という陳情であったため、国登録文化財も視野に入れながら、「継続審議とする」ということが全会一致で決まったという。

千葉市も市議も、重要な文化財であるという認識は一致していたそうで、そういう意味では、「検見川送信所は文化遺産である」と訴え続けた「検見川送信所を知る会」の活動が実を結びつつあると思ってよいのかもしれない。

また、市議の中には、建築家協会は保存利活用をするために指定を要望しているとの意図を汲み取って、本案件を採択すべきと話された方もいたという。

文化財を守ろうという方向性が出たとはいえ、建物の老朽化は止めることはできない。保存を確実なものにするためにも、早期調査や崩落を食い止めるための手立てを打つべきではないか。

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東京産業考古学会主催 見学会・研究会
『千葉県の産業遺産を考える』-2008年10月25日開催
・見学会:検見川送信所跡(千葉市花見川区)
・研究会:千葉県立現代産業科学館(千葉県市川市)

僕もスピーカーとして参加します。詳しくはこちら

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