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2008年11月 1日 (土)

「20世紀少年」完読★★★★1/2(ネタバレなし)

「20世紀少年」全22巻、「21世紀少年」上下巻通読しました。浦沢直樹のコミックは「MONSTER」、「PLUTO」に続いて、3作目。

映画だけ見た人は「ともだちって誰?」となってしまうわけです(これは誰しもが思うはず)。というわけで、最初から読んだのですが、やっぱりコミックの方が格段に面白い!

本日12巻から読み出したら、止まらなくなって、完読してしまった。映画は「★★★」と評価しましたが、こちらは「★★★★1/2」。

全体は3部構成で、映画の第1作で描かれたのが1~5巻まで。映画を見て、続きが気になるという人は6巻から始めれば、オーケー。

第2部は、主人公ケンジの姪、カンナの時代となる2014年から2015年までの6巻~15巻。16巻以降が第3部。映画の構成も、これに準ずるのでしょう。

麻生太郎は”聖地”秋葉原で「漫画は日本が誇れる文化だ」と言い放ちましたが、「20世紀少年」を読むと、そうかもしれない。ストーリーラインや複線はしっかりしているので、完読した時も思わず読み返したくなる。その辺の組み立ての周到さはさすが。

手塚治虫のマインドを継承し、70年代文化にオマージュを捧げつつ、大人に眠っている少年の心をくすぐる。そこに、カルト集団、新型ウイルスなど世紀末的なアイテムも入っている。

映画では、スケールの割には人がいない、群衆の顔が見えないところに躓いたのだけど、コミックとなると、まったく気にならない。

それは、子供の頃に描いた「よげんの書」が大人になってから、現実になる、という荒唐無稽なストーリーがコミックという表現方法にピッタリとはまっているからではないか。この話は小説や、映画の世界では難しい。映画を見て、大したことない、と思った方も漫画を読むと、だいぶ印象が変わるのではないか。

とりいそぎ、「ともだちの正体」を知りたいという方はこちらのブログ記事に答えが(楽しみが半減したというクレームはなしで、ね)。

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