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2008年11月16日 (日)

「ディアボロス 悪魔の扉」★★★

The Devil's Advocate - Official Trailer

キャッチコピー:魂を売るだけでいいんだよ

アル・パチーノ、キアヌ・リーブス共演のサスペンス・スリラー。フロリダ在住の弁護士ケビン・ロマックス(リーブス)はたとえどんな凶悪犯であろうとも、一度として弁護をいとわなかった。彼は明らかに有罪と分かる異常性格者の裁判に勝訴した後、ニューヨークの最高級法律事務所「ミルトン・チャドウィック・ウォーター」に招かれた。そして、法曹界でカリスマ的存在になった大物弁護士で経営最高責任者のミルトンの片腕として正式に採用される。彼が担当する事件は有罪としか思えない被告の弁護ばかり。ミルトンはぜいたくな生活をプレゼントすることで、ケビンの戸惑いを押え込んでいた。しかし、妻のメアア=アンはミルトンに巣食う悪魔を見抜いていた。ある日、彼女はミルトンにレイプされてしまう…。監督:テイラー・ハックフォード「愛と青春の旅立ち」「黙秘」。製作:アーノン・ミルチャン。出演:アル・パチーノ、キアヌ・リーブス。(日本ヘラルド映画)

題名「ディアボロス」は「DIABOLIC」(悪魔的な)という言葉を基に日本ヘラルド映画が考えた造語という。原題の「DEVIL'S AVOCATE」は「悪魔の弁護士」の意。

この世に悪魔が存在するとすれば、どんななのか。

悪魔を否定的に描くよりも、人間の虚栄とは何かを描く現代の寓話だ。パチーノの大げさな演技がコミカルで楽しい。パチーノは見るからに精力的でスケベそうで、悪魔のイメージにピッタリではないか。

舞台はニューヨーク。天に届くばかりの高層ビル郡はまさにバビロン。悪魔が生き場所と定めたのは、法曹界だ。人間が人間を裁く、微妙なパートはまさに悪魔の入る余地が十分にあるということか?主人公は元はフロリダの弁護士。女子生徒にいたずらをしたとして、訴えられた教師の事件で、見事に無罪を勝ち取り、ニューヨークの刑事事件専門のミルトン弁護士事務所からスカウトされる。8部屋ある豪華マンションに、高い給料。彼はその魅力にすっかり取り付かれる。しかし、何かがおかしかった。

彼の妻は異常に気がつくのだが、裁判に多忙を極める彼は、妻の訴えに耳を貸さない。ミルトンは人間の姿をした悪魔だったのだ。彼は有罪の人間を次々に無罪として、この世の支配を狙っていたというわけ。この後には恐れるべき真実が・・・。

「ザ・ファーム/法律事務所」ばりの展開だが、悪魔という古典的なな存在を現代的なアプローチで描き、法曹サスペンスとしての魅力を合わせたところが面白い。悪魔パチーノの演説は見応えある。 忘れてならないのがニュー・キアヌ・リーブス。この役のために減量し、痩せ過ぎっていうくらいスリムになった。ストイックなまでに自分の美学を貫く彼らしい行動である。(98年2月18日)

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