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2008年12月21日 (日)

2009年2月14日「検見川送信所 さや堂シンポ」

来年2月14日。バレンタインデーなんですが、検見川送信所を知る会が主催するイベント「検見川送信所さや堂シンポ」を千葉市美術館講堂で行います。入場無料です。

詳しい告知は「検見川送信所を知る会」ホームページにて。

より意識の高い人を集めるためには、「参加費を取った方がいいのでは」という声もあるのですが、相変わらず、無料。これに関しては僕の意見を通させていただきました。敷居は低くすることで、より多くの方にお集まりいただきたい、からです。

今回は日本建築家協会などとの共催で、千葉市指定文化財となっている旧川崎銀行千葉支店(現千葉市美術館さや堂ホール)のリノベーションを手がけた建築家の岡部則之氏、建築の保存に尽力されている元文化庁の堀勇良氏をお招きしてのシンポジウムがメーン。そのほか、来場の方々にも、ご意見を伺うことも考えています。市議や千葉市へも参加を呼びかけるつもりなので、いろんな声をお届けくださればと思います。

堀勇良氏の著書


検見川送信所は「検見川送信所を知る会」の活動をきっかけに、廃墟となっている送信所が「取り壊し」から「保存、利活用」へと動いてきました。その道筋は喜ばしいことではありますが、建物をしっかり後世に残すためには、より多くの議論が必要ではないかと考えます。

未だかつて、日本で廃墟を文化財にするというものはないでしょう。軍艦島を世界遺産にという動きはありますが、まだ実現には至っていません。多くの方が賛同してくれた成果により、現実になろうとしています。送信所が残れば、いままでに例がない画期的な出来事になります。

日本の政治、経済、福祉には失望することは多いのですが、廃墟が文化遺産になる日本なんだから、まだまだ捨てたものではないんじゃないかと思います。

世界、未来は変わる。僕らが想像する限り。ジョン・レノンの「イマジン」の世界ををみんなでやっちまおうというイベントです。

今の社会って、元気がない。連日、不況だ不況だとのニュースが報じられています。非正規雇用者はクビを斬られ、一流企業でさえ、賃金カット。明日をどう生きようかという時代に、廃墟を文化遺産にしようなんて、どうでもよいと思われるかもしれない。

「文化」というのは無駄、余分なものです。しかし、この無駄なもの」ことこそ、実はとても大事なことなのではないでしょうか。

だって、廃墟が文化遺産になったら、痛快ではないですか?これって、いろんな人に力や元気を与えると思うのです。建物にも人生にも逆転はあるんだ。

価値観だって、ぶち壊せる。暗いムードの世の中に一発パンチを浴びせましょう!そんな感じです。

「検見川送信所 さや堂シンポ」プロモーションビデオ(約30秒)

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コメント

ジョン・レノンのファンです。
「イマジン」を使って昨今オノヨーコが偽善的にも見える布教活動をしているのが気に入らないのですが、この記事にはとても感銘を受けました。

>世界、未来は変わる。僕らが想像する限り。
>価値観だって、ぶち壊せる。

そう、この曲は本来こういうとらえ方をされるべきだと思うのです。

「検見川送信所を知る会」の活動、応援しています。

投稿: ちぐさ | 2008年12月22日 (月) 09時23分

ちぐささん

ここでは初めまして(笑)

>ジョン・レノンのファンです。
>「イマジン」を使って昨今オノヨーコが偽善的にも
>見える布教活動をしているのが気に入らないのです
>が、この記事にはとても感銘を受けました。

ありがとうございました。

オノ・ヨーコさんは最近、頻繁に登場していますよね。ここまで全面に出たことはないのでは。

>>世界、未来は変わる。僕らが想像する限り。
>>価値観だって、ぶち壊せる。

>そう、この曲は本来こういうとらえ方をされるべき
>だと思うのです。

イマジンって、反戦ソングみたいに使われていますね。
ジョンの真意は分かりませんが。

>「検見川送信所を知る会」の活動、応援しています。

重ねてありがとうございます。

こういう活動は当初、成果を出すまで「時間がかかる」と言われましたが、みなさんが賛同してくださったおかげで、かなりのスピードで進んでいるようです。

投稿: 久住コウ | 2008年12月24日 (水) 22時31分

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