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2008年12月

2008年12月31日 (水)

SDカードがお得

数あるビデオカメラからザクティを選んだ理由の1つは記録メディアがSDカードだったからだ。SDは小型で汎用性も高い。気軽に使えるメディアだ。

自宅には多数のSDカードがある。初期のは8MB。確か、ビデオカメラの静止画用のおまけだった。今から見れば、何の役にも立ちそうもない容量だが、当時は「こんな切手サイズの中に8MBとは」と驚いた。その後、標準化されるまで、ノートパソコンはいち早くSDカードを採用した東芝製を購入した。

この数年間、SDカードは飛躍的に進化した。今は32GBという大容量もある。しかも、こんな安い値段で買える。


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アマゾンの同商品を比較しても、かなりお得と言える。

ゼクティの購入を機に、下にある16GBのSDカードを2枚購入した。32GB1枚を購入するよりも安かったからだ。コストパフォーマンス重視というわけ。1枚をゼクティ用に、もう一枚をEeePC用に使おうかと考えている。

Eee PC 4G-X」はHDD容量:4.0GBだが、SDスロットに16GBを挿せば、容量の心配はもういらない。


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サンタクロースは実在する

もう年の瀬も、押しも押して、ついに大晦日。そんな時にサンタの話を書くのはなんですが、ちょっとだけ。

今年のクリスマス25日朝のこと。
小5の娘が満面の笑みを浮かべて、リビングルームに降りてきた。
手には、サンタクロースからのプレゼントを持って、目を丸くしている。

「DSiがあった」

「昨日、サンタさんにお手紙を書いたんだ」

そういって、机の上に置いていたというカードを見せてくれた。そこには「DSiが欲しいです」と書かれていた。

サンタの片割れこと、配偶者はWiiのゲームソフト「太鼓の達人」をプレゼントに考えていたらしい。しかし、直前に購入に走ったら、見事に売り切れ。10月の誕生日には何もプレゼントしなかったという事情もあり、DSiを買ったのだった。(本当は、自分がやってみたかったという話も)。

配偶者も机の上のクリスマスカードのことは知らなかったそうだ。

「欲しかったんだ、DSi。ねえ、ビックリでしょ」
「そうだね」と、やや複雑な顔の配偶者。

やあ、ビックリだ。ホントに。

娘はおじいちゃん、おばあちゃんにはWiiのソフト「動物の森」が欲しいと言っていた。だから、サンタのことは了解済みだと思っていた。

しかし、娘は小学5年生にもなって、本当にサンタがいると信じているようなのだ。この情報化社会、サンタに関する情報は氾濫している。子供の社会だって、サンタの正体について話題に上ることだろうに…。

今後、親としてサンタの正体を言うべきか、言わざるべきか。頭をちょっとだけ悩ませている。




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Xacti(ザクティ) DMX-HD1010レビュー(2)

Xacti DMX-HD1010には2つのボディカラーがある。ブラックとダークシルバーだ。購入したのは新色であるダークシルバーの方。ただ選んだのではなく、特価品には選択肢がなかった。人気があるのは、ブラックだが、ダークシルバーも悪くない。なかなか渋い配色だ。

色は好み。問題は中身。ザクティはピストルのような独特のフォルムをしている。人間工学を基にしたエルゴノミクスデザインというものだ。ネット上の口コミでは、握りにくい、というものもあったが、僕は握りやすかった。ただ、人間の手は千差万別であるから、人によってはそういうこともあるかもしれない。

手振れはカメラの大きさと重さに関係がある。ブレを防ぐにはある程度の重さがあった方がいい。ライカM3が使いやすいと言われるのは、それなりにズシッと来るからだと思う。軽ければ、動いてしまう。手ぶれ補正だが、これは動画ではさほど機能していないような気がするが、オンオフで実験したわけではないので定かではない。しかし、手振れを防ぐには、ともかく脇を締めるしかない。これが基本。

実践編~小さいのは武器だ

細かいことだが、専用ケースが付随しているのは案外うれしい。多くのビデオカメラは別売り。小さいので、メーカーもおまけ感覚でつけてくれたのだろう。しかし、これがあるから、即実践といけるのだ。

小さいというのは便利なもので、ダウンジャケットのポケットにも突っ込むことができる。もう一つメリットがある。威圧感がないので、相手を緊張させないで済み、自然な表情を撮ることができそうだ。

操作はほとんど直感的だ。ビデオなら、ビデオカメラの絵のあるボタン、カメラとして使うなら、カメラの絵柄のボタンを押せばいい。説明書なしでいける。

そんなシンプルさなのに、画質はハイビジョンとは恐れ入る。1920×1080ピクセル。もちろん、モードはいろいろあるので、後は都合で決めればよい。

レンズは動画撮影時は63mm(35mmフィルム換算49.7mm)、静止画は63mm(35mmフィルム換算38mm)と画面の大きさが異なる。動画を撮りながら、急に静止画を撮りたいと思ったとき、撮れる画面サイズは違うのは、やや不便だ。

再生&編集編~ハイビジョン動画をパソコンで再生するのはしんどい

データをパソコンに取り込み、再生してみた。MPEGファイルだから、リアルプレイヤーが立ち上がる。しかし、CPUとメモリーが非力なようで、僕のパソコンでもともに見るのは無理だった。編集も同様。しかたないので、プレミアエレメントでaviに変換して、編集した。これでは、ハイビジョンも意味なし。だが、これはパソコン側の問題。現状でハイビジョン映像を編集するには、ザクティ本体かHDDレコーダーを介してやるほかなさそう。

基本的には満足。ということで評価は★★★★。


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2008年12月30日 (火)

Xacti(ザクティ) DMX-HD1010レビュー(1)

サンヨーのビデオカメラ、Xacti DMX-HD1010を買いました(それにしても、覚えにくい名前だ)。

ビデオカメラは主に「検見川送信所を知る会」という市民有志の会の活動を記録するために使っている。

第1回目のイベントの際、某テレビ局に取材をお願いをしたのだが、人員不足を理由に断られてしまった。しかし、局側は「そちらで撮影してくれれば、こちらで編集して、投稿コーナーで紹介させていただきます」と言ってくれたので、5、6年前に購入したミニDV仕様のカメラで撮影した。

2本のテープを送ったが、残念ながら、放送には至らなかった。建物の見学会がハイライトであったが、当日は台風でほとんど撮れなかったものだから、仕方ない。

しかし、室内で行ったイベントの映像ならある。ならば、自分が編集して、YouTubeで配信すればいい、と考えた。以来、イベントではなるべく映像を撮るようにしている。

検見川送信所を知る会第1回イベント

ところが、初代ビデオカメラはパソコンに取り込めなくなり、急きょ、2台目「VICTOR GR-D750」を購入。2台目もミニDV仕様。本当はHDDやDVDタイプが欲しかったが、高価。ミニDVD仕様はなんといっても、安かった。21,500円。

後継機はこれ。


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しかし、ちょっとした不満も出てきた。最大の理由はパソコンへの取り込みの煩雑さだ。ケーブル接続で、データ化しながら取り込むので、撮影時間と同じだけかかってしまう。僕の場合、編集作業は気分によるものが大きい。このタイムラグはストレス。

HDDやSD仕様のビデオカメラが欲しいと思っていた。特に、最近著しく値を下げているSDは魅力だ。HDDは衝撃に弱く、壊れやすい。SDカードのように交換も簡単ではない。

そんな時、友人のしぇるぽさんのブログでXactiの記事を読んだ。ザクティはSDカード仕様で、ポケットに入る小型ながら、フルハイビジョン。電池では先をゆくサンヨーだけにビデオカメラの欠点である稼働時間も長い。ムービー連続撮影:約125分、実撮影時間:約85分/連続再生:約295分。手ぶれ補正もあり、手持ちでもいけそうだ。

旧機種「DMX-HD1000」がタイムセールで4万5000円弱で売り出されていたが、こちらは買えず。しかし、買えないと気持ちを余計に煽られるもので、約1万円ほど高い新機種をポチッと押してしまった。

しかし、その後、価格.comのクチコミ掲示板でさらに安い商品を発見。なんと税込み49980円。先に注文した商品をキャンセルし、注文した(しぇるぽさんにアフィリエイトポイントを、と思ったのだが、申し訳ない)。詳しいインプレッションは次回

目下の楽天最安値はこちら。年末年始で在庫が不足しているらしく、売り切れが続出だった。


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■ 撮影データの保存・再生が簡単な「Xactiライブラリ」に“日付別振り分け機能”を新搭載
■ 「スローモーションムービー」が楽しめる“高速度撮影機能”を新搭載

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●手ぶれや被写体ぶれを補正できる「マルチぶれキャンセラー」搭載。
●ISO 3200の高感度写真撮影に対応
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●明暗の広い写真が撮れる「ワイドダイナミックレンジ」モード搭載。
●撮影後にメリハリのある画質に補正できる「コントラスト補正」モード搭載。
●ムービー撮影中でもムービーを止めずに写真の同時撮影・記録が可能。
●800万画素相当の写真記録が可能。

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2008年12月28日 (日)

7V型ポータブルDVDプレーヤー DVP-FX720★★★★

ある会合で自作のドキュメンタリー映像を見て頂こうと、DVDを製作しました。数日間かかりきりになり、なんとか完成。いざポータブルDVDプレーヤーで再生を試みると、「読み込みができない」との表示。このプレーヤーは5年以上前に購入したもので、DVD-Rには対応していなかった(涙)。

仕方ないので、Eee PCでの再生を考えたのだが、うまくいかず時間切れ。仕方ないので、急きょ、地元駅の近くの家電店でソニー製プレーヤー「DVP-FX720」(ホワイト)を購入した。価格は25800円。

ネットで改めて調べてみると、激安商品も。


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19,100 円

12月29日01時59分までの特価だそうで、楽天では最安値。楽天ポイントがあるという方にはよいかも。しかし、ちょっと考えてから買いたいという人にも朗報。アマゾンも同じ価格だ。こちらは常時、この値段なんだろう。

なんと、僕が購入したよりも、6700円も安い。事情が事情だけに仕方なかったとはいえ、ちょっと悔しい。

商品自体は満足だ。

ベッドの脇に置いて、映画のDVDを見ながら、寝正月というのもよいのではないか。

以前のパナソニック製プレーヤーよりもコンパクトで、丸みを帯びたデザインもよい。再生時間は5時間。飛行機や新幹線の移動の際にも活躍しそう。

また、USBメモリーをなどに保存したデジタルスチルカメラの写真も表示できる。画面は7型ながら、ちょっとしたプレゼンテーションにも使えるだろう。また、カーバッテリーアダプター付属しているので、ドライブしながら、映画観賞というのもできる。

しかし、この価格差はなんなんだろう。ネットでの値段を見てしまうと、とても一般家電店で買う気にはならないなぁ。



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2008年12月24日 (水)

「奇想遺産」★★★★

朝日新聞日曜版に掲載中の建築探訪連載「奇想遺産」をまとめたもの。建築専門家の鈴木博之氏、藤森照信氏、隈研吾氏、朝日新聞の松葉一清氏、山盛英司氏がライター陣。文化的に貴重だということではなく、「奇想」というくだけた視点に絞っているのがユニークだ。

「奇想」というのはそれだけで財産になりうる。まえがきには「旅とは、訪ねた土地の『奇矯な事物』を見物に出かけること」とある。岡本太郎も「なんだ、これはと思うのが芸術なんだ」と言っている。

ワールドワイドな基幹産業である観光とは「世界のなんだこれは」を見に行くことだからだ。

僕が関わっている検見川送信所の保存利活用活動も、「なんだこれは」が出発点であった。住宅地の中にぽっかりと空いた空間、そこにポツンと建つ古びた建物。これは奇想遺産の一つに数えられても、おかしくない。

廃墟と言えば、ロンドン市内にある現代美術館、テート・モダン(Tate modern)が取り上げられている。


YouTubeでは多数の動画が見られる

ここは元は発電所であった。執筆者の隈氏の説明によれば、1950年代に建てられ、81年に閉鎖されてからは不気味な巨大煙突が目立つ気味の悪い廃墟だった。

テートモダンはいまや、パリのポンピドー・センターに匹敵するポジションを獲得し、イギリスの現代アートそのもののレベルを引き上げた。

さらに、この地域全体のバッドイメージを振り払い、ロンドンでもっとも文化の香りがするお洒落な町になったという。

成功の要因の一つは改装デザインにあった。廃墟のイメージを一新するどころか、それを守ったのだ。

おそらく、リノベーションを手掛けた設計者は、建物が放つオーラに息を飲んだのだろう。

僕も検見川送信所を見た時、ここを美術館などのアート施設にしたら、面白いと思った。何より建物そのものがアートである。

隈氏はこう書いている。

「一言でいえば『新築なんて、かっこ悪い』というこの時代を代表する建築なのである。『新築』も『自分』をストレートに出すのも、きれいにちゃんとしすぎるのも、全部かっこ悪いという時代をこの『廃墟』が象徴している」

設計者はスイスのヘルツォークとド・ムーロン。この二人は誰もが知っている有名な建築物を手掛けている。そう、北京五輪のメーン会場となった「鳥の巣」である。

映画『鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン』予告編/Bird's Nest Herzog & de Meuron in china

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2008年12月22日 (月)

「情報革命バブルの崩壊」(山本一郎)★★★★

著者、山本一郎氏はIT投資家で有名なブロガーなんだそうだ。

同書は無料を前提に発展してきたネットビジネスの行き詰まりに警鐘を鳴らしたもの。ネット広告の価値、貧民窟となったネット空間、livedoorのホリエモン事件、SOFTBANKのビジネスモデルの限界などに言及。無料文化は見直しの時期に来ていると著者は言う。

特に前半部が興味を引き、なるほどと思った。

ネットは本当に儲かるのか?

この本を紐解くまでもなく、なかなか難しい。

ネットの普及率が既に、ほぼ飽和状態に達している、と言われる。一方、ネット広告はほかのマス4媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)に比べると、伸びを見せている。しかし、「ネットが勝ち組か」と言うと、違う。

ポータルサイトを見れば、主力収入は広告ではない。広告は1000ビューに対して、いくらの報酬という計算で、非常に収益が低い。その単位は「銭」が使われているそうで、「銭」なんて使われているのはネット広告くらいと言われている。

ネット広告の単価はテレビ、新聞と比べると格段に低いわけだけど、これは広告業界の共通認識であるわけだから、あくまで現状はこんなものということだ。(もちろん、値段を引き上げるべきだという議論はあるかもしれないが)

新聞社は自身のホームページの他、ヤフーなどのポータルサイトに記事を提供しているわけだが、その対価は圧倒的に低いそうだ。山本氏は新聞社がポータルサイトに対して、正当な対価を支払うよう求めたり、新聞サイトの経営そのものを見直したらどうか?と提起する。

情報というものは「ただ」ではない。記事が出来るまでに相当の費用がかかっている。新聞社は「それが時代のニーズだから」「他社もやっているから」という理由で、ネットにただで掲載し、活字離れを助長している。確かにナンセンスな話なのだ。

ネットビジネスに未来がある、と思っている人にはちょっとショッキングな本である。

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2008年12月21日 (日)

2009年2月14日「検見川送信所 さや堂シンポ」

来年2月14日。バレンタインデーなんですが、検見川送信所を知る会が主催するイベント「検見川送信所さや堂シンポ」を千葉市美術館講堂で行います。入場無料です。

詳しい告知は「検見川送信所を知る会」ホームページにて。

より意識の高い人を集めるためには、「参加費を取った方がいいのでは」という声もあるのですが、相変わらず、無料。これに関しては僕の意見を通させていただきました。敷居は低くすることで、より多くの方にお集まりいただきたい、からです。

今回は日本建築家協会などとの共催で、千葉市指定文化財となっている旧川崎銀行千葉支店(現千葉市美術館さや堂ホール)のリノベーションを手がけた建築家の岡部則之氏、建築の保存に尽力されている元文化庁の堀勇良氏をお招きしてのシンポジウムがメーン。そのほか、来場の方々にも、ご意見を伺うことも考えています。市議や千葉市へも参加を呼びかけるつもりなので、いろんな声をお届けくださればと思います。

堀勇良氏の著書


検見川送信所は「検見川送信所を知る会」の活動をきっかけに、廃墟となっている送信所が「取り壊し」から「保存、利活用」へと動いてきました。その道筋は喜ばしいことではありますが、建物をしっかり後世に残すためには、より多くの議論が必要ではないかと考えます。

未だかつて、日本で廃墟を文化財にするというものはないでしょう。軍艦島を世界遺産にという動きはありますが、まだ実現には至っていません。多くの方が賛同してくれた成果により、現実になろうとしています。送信所が残れば、いままでに例がない画期的な出来事になります。

日本の政治、経済、福祉には失望することは多いのですが、廃墟が文化遺産になる日本なんだから、まだまだ捨てたものではないんじゃないかと思います。

世界、未来は変わる。僕らが想像する限り。ジョン・レノンの「イマジン」の世界ををみんなでやっちまおうというイベントです。

今の社会って、元気がない。連日、不況だ不況だとのニュースが報じられています。非正規雇用者はクビを斬られ、一流企業でさえ、賃金カット。明日をどう生きようかという時代に、廃墟を文化遺産にしようなんて、どうでもよいと思われるかもしれない。

「文化」というのは無駄、余分なものです。しかし、この無駄なもの」ことこそ、実はとても大事なことなのではないでしょうか。

だって、廃墟が文化遺産になったら、痛快ではないですか?これって、いろんな人に力や元気を与えると思うのです。建物にも人生にも逆転はあるんだ。

価値観だって、ぶち壊せる。暗いムードの世の中に一発パンチを浴びせましょう!そんな感じです。

「検見川送信所 さや堂シンポ」プロモーションビデオ(約30秒)

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2008年12月17日 (水)

小樽近代建築めぐり(GX100)

15日、札幌での仕事が午前中に終わり、夜のフライトなので半日以上、時間が空いた。何人かは札幌に残って、のんびりしたいといい、1人が小樽に行くという。

僕は札幌市内の建物巡りをしようかと思っていたが、小樽行きに便乗することにした。札幌はまた来ることもあるかと思うが、さらに足を伸ばす機会があるかどうかは分からない。

小樽は札幌から快速で約20分。鈍行では約40分ほど。鈍行電車もよいかと思ったが、途中、快速に乗り換えた。

小樽には何度か来ている。90年代に一度、00年代に一度だったか。多分、三度は来ているが、すっかり忘れている。

小樽と言えば、小樽運河、ガラス工芸の町だが、僕にとっては岩井俊二監督の「LoveLetter」であり、石原裕二郎の育った町である。韓国で日本映画が解禁された時、「LoveLetter」が大ヒットし、一時、韓国の若者が大挙して訪れたこともあったと聞く。

また、小樽は近代建築の宝庫でもある。駅舎から、いきなり昭和初期竣工の建物であるし、大正、昭和にかけては銀行の建設ラッシュが続き、「北のウォール街」として賑わいを見せた。それらが今も残っている。銀行が多いことはそのまま、その当時の繁栄を物語っている。人のいるところに、金は集まる。いや、金の集まるところに人は集まるのか。その両方だろう。

しかし、この時期の町歩きはつらい。特に東京育ちには寒くて仕方ない。喫茶店や店に入り、暖を取りながらの「巡礼」となる。

小樽は観光客には、この上ない魅力ある町だが、地元の方に言わせると、様子が違う。アーケードで古い喫茶店を経営する77歳の女主人は「小樽はダメよ。第二の夕張になるんじゃないか。寂れているでしょ。昔は百貨店が三軒、映画館もあったのに」と言う。

女主人に言わせれば、駅近くが小樽であり、小樽運河の辺りは小樽ではない、という。運河近辺は地主たちが外の企業に貸し出し、会社自体は他市にあるから、税金も落ちない。市が潤わなければ、公共事情もないし、経済は回っていかない。そんな経済状況は銀行の多くが用途を変えていることでも分かる。

こんな状態は小樽に限ったことではない。札幌にいても、景気のいい話は聞かない。道内の経済は文字通り、冷えきっている。

長年、裕次郎の町として知られた小樽は今年、「蟹工船」の小林多喜二が育った町として脚光を浴びている。多喜二は秋田で生まれ、四歳の時に小樽に移り住んだ。青春時代は折しも、銀行建設ラッシュであり、小樽が活況づいていた時代であった。しかし、そこて彼が見たのは資本に搾取される労働者の姿だった。そうして、「蟹工船」は生まれ、この不況下でリブームが起こっている。一つの町の形成には必ず物語がある。だから、町歩きは面白い。

旅行会社などは多喜二ツアーなるものを組んでいるようだが、ディナーはどうなっているのだろう? まさか、多喜二のゆかりの地を歩いて、蟹を食おうとはいかないだろう。虫がよすぎる。いや、蟹には罪はないのだ。

度々、新聞に登場する北海の幸の通販広告を見て、欲望を募らせていた僕は、タラバガニやらウニやらを注文しちゃいましたが。

GX100で撮影し、プレミアエレメンツで編集した動画&スライド


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2008年12月16日 (火)

札幌時計台、がっかりの理由

13、14、15日と札幌出張だった。札幌は1年10か月ぶり。前回は雪まつり開催中だった。夜の懇親会の前に少しだけ時間があり、軽く散歩。


旧札幌農学校演武場

札幌市時計台は正式名称、旧札幌農学校演武場。通称、札幌時計台。今年で創建130年を迎えた。北海道のガイドブックでも表紙を飾る有名建物で、1970年に国の重要文化財にも指定されている。

その名誉の一方、高知のはりまや橋、沖縄の守礼門とともに「日本がっかり三大名所」(※1)にも数えられている。大きくて、立派な物を期待していくと、時計部分が大きく、バランスが悪い。しかも、高層ビルの谷間に埋まっていて、景観も悪く、より小さく感じる。ショボいということになってしまう。

時計部分のバランスの悪さには逸話がある。もともと、1878(明治11)年10月16日の竣工時には時計はなく、時を告げる鐘楼があった。


札幌市時計台HPより

竣工当時の姿を見ると、確かに全体的なバランスがよい。ところが、開業式に出席した開拓長官、黒田清隆が「時計があった方がいいだろう」と言いだし、設計者で札幌農学校の教頭だったウィリアム・ホイラーが11月25日、「3面の文字盤を持ち、鐘の鳴る装置を備えた機械」をアメリカ合衆国ニューヨーク市のハワード時計会社に注文した。

翌年8月に届けられた時計は想像以上に大きかった。とても、鐘楼には収まりきれないし、強度も足りない。莫大な金もかかる。すったもんだの挙げ句、1881年5月に設置することが決まり、大幅な改装工事をした、ということだ。バランスは悪くて、当たり前なのだ。

設計者ホイラー自身は不本意だったのではないか。ただ、ここが鐘楼台なら、ここまで有名にならなかっただろう。札幌市民がこの時計を見て、生活のリズムを確かめていたから、ここまで親しまれた。建物としてのアンバランスさなど、実はどうでもいい。

景観についても、時計台自体にはなんの罪はない。周囲が開発されていったのだ。とはいえ、建物を守るということは、建物単体を守っても仕方ない、という例ではないか。きちんと町づくりを考えていれば、時計台も際だった存在になったはずだ。

この建物のベストショットはやはり時計を中心に撮ること。周りを入れると、NG。庭には、きちんと時計盤が写るよう、撮影スポットが設けられている。

続いて北海道庁旧本庁舎(国重要文化財)。時計台よりも、こちらの方がインパクトがある。なんと言っても、デカイ。重厚な煉瓦造り(アメリカ風 ネオバロック様式)は威厳を持っている。こちらもライトアップされている。やっぱり、名建築にライトアップは必要なのだ。今度、機会があったら、中に入ってみたい。


北海道庁旧本庁舎

今回のカメラはGX100(最新機種はGX200)。レンズが明るいので、夜間撮影も得意だ。ストラップをピンと張ったり、2秒のセルフタイマーを活用すると、三脚いらず。写真は地面置きして、セルフタイマーで撮ったもの。

GX100は最近、出動率が高い。GX200の発売時に新たに登場したレンズカバーをつけてから、機動力が増した。いちいちレンズキャップを外さなくて済むから、便利なのだ。


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(※1)最近は長崎・オランダ坂という説もある。

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2008年12月12日 (金)

写りの悪いカメラが人気?!トイデジカメ VQ1015 ENTRY

気になるカメラを見つけてしまった。「トイカメラ」のデジタル版だ。

デジタルに限らずカメラは画素数のアップ、レンズのF値の向上など鮮明さを求め、進化を続けてきた。撮影者もカメラを正確に制御して、より美しい写真を撮るというのが常道である。

しかし、トイカメラというのは周辺落ちや色飛びを「味」として楽しむ。以前、紹介したピンホールカメラも、その類だろう。

VQ1015は周辺落ちや色飛びなどフィルムのトイカメラの味を、そのままにデジタルで実現。画素数は130万画素と高くなく、デジカメには必須の液晶モニターもない。フィルムカメラ同様、パソコンに取り込んでみて、初めてその出来映えが分かるという趣向だ。

これはすごい商品じゃないか。製作者は、一流メーカー並の技術を必要としていない。一方、消費者も高い技術なんかを求めていない。普通ではありえないバランスの中で、商品としてしっかり成立している。


発売されたばかりだが、結構人気みたい。全6色だが、2つの限定色は既に売り切れ。キーホルダーサイズだから、いつでもポケットに入れておいて、楽しむことができそうだ。


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楽天にあった作例。フィルムのトイカメラのように周辺落ちしている。


YouTubeで見つけた動画の作例。8mmフィルムのような懐かしい雰囲気も


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冬なのに春~早くも春闘対策会議

10日、都内で「産業別統一組織」による春闘対策会議があった。労働組合というものを書くと、どうして、こうも硬くなるのだろうか。とはいえ、「産業別統一組織があったんだよ、なんちゃって」なんて書くと、「アホか」と言われかねない。難しいものだ。それでも、少しでも気軽に、いや身近な問題として考えてもらうように書くことにします。

あの「世界のSONY」が1万6000人以上の人員削減を発表した。不況がますます深刻化してきた。

本田宗一郎さんがSONYで1度だけ行った講演(1:09)

※これは面白い。かなり笑える。本田宗一郎の人柄、頭の回転の良さ、ユーモアを感じる。ホンダのF1撤退も悲しいニュースだった。

僕の業界でも、冬のボーナスで10万円以上のダウンを強いられた会社も多く、中には越年交渉という会社もある。野球選手の年棒交渉ではこういう話も聞くが、通常の会社ではあり得ない。これでは、春は思いやられるぞ、という危機感を持ちつつ、会合を開くことになった次第。

会合では大学教授の基調講演を聞いた。テーマは事前に配られたペーパーには「日本経済を読み解く」と書かれていたが、それにはあまり触れられず、「アメリカを手本にした小泉政権の構造改革が失敗し…」という話があったくらい。おそらく、話すべき材料をお持ちではなかったのだろう。

尤も、先行きを見渡せる人など誰もいないに違いない。僕の認識では、この不況はトンネルの入り口にすぎない。正常化までは4、5年を要するだろう。

人員削減は一時的に各企業の状況を改善するかもしれないが、抜本的な解決策にはならない。

僕の友人も書かれていたが、削減される人々もお客さんである。人を切ることはお客さんを失うことと同じ意味だ。

さらに言うと、人員削減の発表は企業のマイナス・パブリシティだ。人が減ることはサービスや製品にかけるコストが減るということだ。人員削減を行う企業の商品を誰が積極的に買うだろうか。僕は人にやさしい企業の製品を買いたい。

もし、こうした不買が運動となったら、企業はさらにダメになる。今、企業が行うべきことは雇用の安定を宣言し、景気を促進することだ。大企業には不況対策を前提にした留保分、埋蔵金がある。これを今こそ使うべきではないか。

トヨタ、ソニーの動きを受け、さらに付随する中小企業がもっとひどい人切りを行い、最悪の場合、倒産する。また、中小企業への銀行の貸し控えはあり得ない。数社の銀行は何度か潰れかけたが、公的援助を受け、なんとか持ち直したことを思い出して欲しい。いわば、国民の施しである。

「銀行は倒産すると、影響力が大きい。だから、救済しなければならない」という理屈だ。確かに、その通りだが、中小企業はつぶしてよいのか?

資金調達さえうまくいけば、立ち直る企業も少なくない。こうした事態を防ぐためにも、国の対策は急務だ。今の政府にできる?

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2008年12月10日 (水)

GRDで撮った唐人屋敷跡の猫

後輩から、「GRDかGX200がどちらが買いですか?」と聞かれ、GRDを薦めた。理由の詳細については以前の記事に譲ることにする。

GRDはフィルムカメラ好きも懐かしさを覚えるシンプルなフォルム。Gパンのポケットにも入る機能性。所有する喜びと実用を兼ね備えた、かわいい存在だ。

旅先のちょっとした朝の散歩でも連れ出してみる。小さくても、かなり本格的だから、使えるのだ。そんな感じが伝えようと以前、紹介した写真をADOBE PREMIERE ELEMENTS7でまとめてみた。

8月、長崎に出掛けた時のもの。朝、ホテル近くの唐人屋敷跡を歩いてみた。建物を撮りに行ったのだが、いつのまにか、猫ばっかり撮っていた。約30秒の短いクリップなんで、見てください。


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2008年12月 9日 (火)

ADOBE PREMIERE ELEMENTS7のインスタントムービー

前回の記事で少し書いたが、プレミアエレメンツにはプロ仕様のプレミアCS3にはないインスタントムービーという機能がある。

動画、スチル写真を選び、パターンを指定すると、自動的に数分程度のムービーを作ってくれるというものだ。

スライドショーと動画が用意され、テーマは旅、結婚、昔のニュース風、子供番組風、スポーツ番組風とある。それぞれに合った音楽と編集スタイルがプログラムされている。ソフトウェアは画質や動きなどを解析しながら、編集しているらしい。

ネットの未来を予測したフラッシュムービー「EPIC2014」には、「AmazonとGoogleが合併したグーグルゾンなるものが個人に向けて、ネット上にある好みのニュースを集積し、編集するようになる」とあったが、映像の世界もここまで来たか、と驚いた。ムービーが自動的に作られる時代が来たのだ。

で、実際にインスタントムービーを作ってみる。

解体工事前の東京中央郵便局を撮影した動画、さらに営業当時の写真を選択してみた。

動画の素材は以前、ムービーメーカーで製作したものと同じである。

題名を入力すれば、こちらはやることはない。カップ麺と同じで、出来上がるのを待つだけだ。解析から編集までの時間は選んだ素材の量による。さすがに、あまり長い映像は苦手のようだ。

もちろんマシンのCPUやメモリは大いに関係がある。僕のマシンはCORE2DUOだが、プレミアを使っていると、メモリ不足を指摘されたり、時々、エラーを起こして、強制終了となる。

CORE2DUOといえば、それなりのスペックのはずで、大抵のものはサクサク動く。これだけ重さを体感するのは動画ソフトならでは、だろう。

出来た作品がこれ。

東京中央郵便局(プレミアエレメンツ作例)3:55

細かい編集テクが駆使されている。ここまで凝った編集をするには説明書を熟読し、編集技術も学ばないといけない。

ただ、撮影者の意図と関係ないところで強調されたり、全般のテーマは見えにくくなった気がする。やはり、万能とはいかないか。

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2008年12月 8日 (月)

別府市公会堂のライトアップ

不況の暗いニュースが占める中、日本人三人のノーベル賞受賞のニュースは世の中に元気を与えてくれたのではないだろうか。

10日に行われるノーベル賞受賞会場として有名なのが、スウェーデン・ストックホルムにある市庁舎である。

検見川送信所の設計者でモダニズム建築の先駆者、吉田鉄郎はストックホルム市庁舎を近代建築の手本として見ていた。大分・別府市にある別府市公会堂は、ストックホルム市庁舎をモデルに設計した、と伝えられる。

僕は今年8月、別府市を訪れる機会を得て、別府市公会堂を見てきた。公会堂は今年で80周年という記念すべき年を迎えた。地元NPO団体の共催により記念イベントも催されたが、見ることができなかった。

別府市公会堂のフォトby GRD2

非常に残念に思っていたら、YouTubeで映像を見ることができた。便利な世の中だ。イベントの目玉のひとつがライトアップであった。

別府市公会堂80周年記念イベント(3:09)

公会堂ライトアップ(0:32)

公会堂の外壁は正直、かなり痛みが激しいが、ライトアップされると、そのプロポーションの良さに目を引く。正面ファザードのカーテンウォールは特に美しい。

真夏にライトアップされた公会堂は市民に違う魅力を見せたのではないだろうか?

こうしたライトアップは検見川送信所でもやってみたい。もちろん、ハードルは高い。電源をどうするのか?ライト設備はどうする?許可は取れるのか?問題は山積みだ。

ただ、すごく、いい試みになると思う。今、人々が望んでいるのは何か?それは光ではないのか?文字通り、先が見えない時代である。そこに光があれば、人々は集まってくる。

ゲーテも言った。「More light!」

まあ、こむずかしい理屈はさておき、ライトアップしたら、きれいだろうし、夜道の散歩やジョギングにもよいだろう。今は頭の中で、想像することしかできないけれど。


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最近、検見川送信所を紹介したブログのこと

日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部 安達文宏氏による内部見学会の報告が「検見川送信所を知る会」のHPに掲載された。専門家による解説には、やはりうなるものがある。

知る会では専門家だけでなく、さまざまな職種の市民が参加している。

千葉市のお隣、四街道市にお住まいの河童画人こと牛玖博さん。牛玖さんは四街道の「市政だより」の人物登場というコーナーに登場された。河童とは何かをお話ながら、最後に検見川送信所のことも触れられている。

僕は送信所に関する記事を書いたら、知人にお知らせしてしまうのだが、河童画人さんはそういうことはされない。さりげないのだ。

また、「収蔵庫・壱號館」という近代建築探訪ブログでは、内部見学会でもっとも目を引いたと書いた「木製大型アーチ窓」の解説がされている。kikuchiさんはアーチ窓の上部の平面は「アムステルダム派」の影響では、と書かれている。検見川とオランダ・アムステルダムが結びつく、というのも面白いではないか。

一枚の窓、デザインを通じて、いろんなドラマがあったようである。検見川送信所は、調べれば調べるほど、面白い話が出てくる。

検見川送信所内部見学会Part3(06:23)=Part1,2の未収録を中心に再構成。総集編的な内容


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「アドビ プレミア エレメンツ7」レビュー

動画編集にはウインドウズのムービメーカーを使っていた。以前、プロ仕様の高級編集ソフトADOBE PREMIEREを購入したのだが、つかいこなせなかった。とにかく専門用語が多くて、とりあえずやりたいことがよく分からないのだ。

ムービーメーカーは付属ソフトだが、直感的に操作できる、なかなかいいソフトだ。ビスタは重くて使いやすいプラットフォームとは言えないが、ムービーメーカーに限って言えば、ビスタ版の方ができることが多い。

とはいえ、字幕スーパーを入れようとすると、横書きしかできず、また、画面によっては文字がよく見えない時がある。というわけで、ADOBE PREMIEREの庶民版と言える「ADOBE PREMIERE ELEMENTS7」を購入した。エレメンツは機能限定版だが、説明書によれば、エレメンツの方が直感的に動かせるらしい。

内容を比べてみると、エレメンツにはADOBE OnLocationとEncore CS3というソフトが入っていない。しかし、僕は使ったこともない。趣味で使う程度なら、エレメンツで十分だと思う。

購入したのは正確には「Photoshop Elements & Premiere Elements 7 日本語版 Windows版 アップグレード版」で、フォトショップとのパッケージだ。僕は「フォトショップ エレメンツ5」(エプソンのスキャナーGT-X970に同梱)と「プレミア」の二つを持っているので、大丈夫だろうと思った。プレミアエレメンツ単体と比べても、大差ないので、フォトショップのエレメンツを持っているのなら、プレミアエレメンツ付きの方がお得だ。

ほかにも対象製品があり、結構、守備範囲が広い。

Photoshop® Album®、Adobe Photoshop Elements、Photoshop LE、Adobe® PhotoDeluxe®、Paint Shop™ シリーズ、CorelDraw® / Painter™、Microsoft Digital Image Products、Paintgraphic®、PhotoImpact®、ACDSee™、蔵衛門シリーズ、デジカメ de!! シリーズ、デジカメの達人、その他デジタル画像編集ソフト
Adobe® Premiere® LE、Adobe Premiere Elements、Ulead VideoStudio®、PowerDirector™、PowerProducer™、その他のデジタルビデオ編集ソフト
Adobe Photoshop Elements plus Adobe Premiere Elements

インストール時にソフトウェアのチェックはなく、アマゾンでのレビューを見ても、上記ののソフトウェアがなくても大丈夫な様子。ということは、かなりお買い得なソフトと言える。

プレミアエレメンツはムービーメーカーほどお手軽ではないが、プレミアよりも取っつきやすい。データを選んで、ソフトウェアの方で適当に編集してくれるインスタントムービーという機能もある。試しにやってみたが、なかなか面白かった。

プレミアエレメンツ7で作成したのは以下のもの。これまで撮ったスチル写真をまとめた。来年2月14日に予定している「検見川送信所を知る会」のイベント予告だ。映像中のナレーションは我が家の小5の娘である。

仕事用のICレコーダーで録音して取り込んだ。このICレコーダーもなかなかオススメ。

検見川送信所さや堂シンポ(2009/2/14)0:31

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2008年12月 6日 (土)

ニトリのカラーボックス

何を隠そう、ホームファッションニトリ好きである。別に隠すことはないけど。安いし、なかなかいいものがそろっている。

自室の書斎はDIYの本棚を並べていたのだけど、あっという間に本やら書類が増えてしまった。あまりに物が多いので、配偶者は僕の書斎を「倉庫」と呼ぶ。

自作本棚は本の厚さに合わせて、天井丈で作ったので、とてもいい感じだったけど、大判の本や雑誌の収まりが悪いのが難点。

また、書斎は南向きなので、ロールスクリーンなどを設置して、日よけをしたのだが、面倒くささもあって、しまうことをやめてしまった。こうなると、本は背焼けしてしまう。


2007年3月19日 (月) 天井サイズの書棚にロールスクリーン

そこで、ホームファッションニトリの登場だ。なんといっても、作るよりも安い。

幅90センチ、幅45センチのカラーボックス(高さ175センチ)を買ってきた。カラーボックスは雑誌やA4サイズの書類を収めるにはちょうどいい。

この本にも、「カラーボックスは収納の味方」とある。安価なカラーボックスを活かさない手はない。


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カラーボックスには扉や引き出しのオプション部品も売られている。このまま、オープン棚として、使うのも手だが、オープンだと埃もたまるし、本の背表紙が焼けしまう。扉や引き出しをつけたら、雑然とした感じもなくなるなぁと考えた。

オープン書棚は窓側から入り口へ。ニトリのカラーボックスを窓側に置くことにした。ニトリのカラーボックスは完成品ではなく、組み立て式。だから、安いんだろう。ひたすら、組み立てる。

セミDIY。説明書ではプラスドライバーで組み立てられることになっているが、電動式があると、便利。

僕も同じものを持っているが、これくらいの小型タイプなら、DIYをやらない人でも重宝する。


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僕は面倒なので、インパクト電動ドライバーを使った。



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パワーがあるので、よく締まるし、作業がはかどる。こんな感じで完成。

上には従来からあるカラーボックスを置くと、天井までの棚が完成。横置きしたカラーボックスにはアマゾンの段ボールがちょうど入るので便利。

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2008年12月 5日 (金)

裁判員制度 通知が来た

会社の同僚、埼玉県在住のA君に、裁判員候補名簿への記載通知が届いた。候補者は全国で29万5000人で、有権者352人に1人が当たる計算。我が社での確率をいうと、2、3人。来るとは思っていたが、案の定。

A君は「どうしよう?」と困っていた。そうだろう。よほどの理由がなければ、断ることができない。

裁判員制度は非常に問題があると思う。

裁判員が担当するのは、新聞の三面記事に載るような重大な事件だ。有罪か無罪かを決めるアメリカの陪審制度と違って、量刑まで決めなければいけない。

映画「12人の怒れる男」

裁判によっては死刑を決めることもある。僕は死刑制度廃止論者ではないが、裁判のプロではない一般市民が死刑を決めることができるだろうか? これは大変な心的なストレスである。これはケアといったもので済むようなものではない。

裁判員制度は司法、立法、行政の三権分立の中で、唯一市民参加がなかった司法に国民主権を導入しようというものだ。その意図は分からないでもない。しかし、肝心の国民には心の準備もなく、周辺の制度も整っていないのではないか。人を裁くということは、そんなに軽いものではない。

この制度には手続きに多大な時間がかかり、多くの税金が使われる。また、裁判員は仕事を休んで、出廷するわけで、減収を強いられる可能性もある。不況の折、生活への影響が深刻な人もいるだろう。また、このネット社会の中、評議の秘密は守られるのだろうか?

ほかにも、デメリットは多く、長所短所を考えれば、そんなに利は多くない。

僕が属する組合では春と秋、会社側に裁判員制度への対応を質した。その結果、会社は特別有給休暇を運用すると回答。減収の心配はなくなった。しかし、世間を見れば、特別休暇制度を導入している大企業は9割、中小企業では4割程度だという。

みなさんは裁判員になる準備があるでしょうか?

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文化課「送信所は残す価値がない」平成2年7月の会議録より

検見川送信所に関する内部資料を情報公開制度で入手した。これらは検見川稲毛区画整理事務所が管理していたものである。

文書には、千葉市の考え方が分かるものがいくつかある。とりわけ、平成2年7月12日、正庁に行われた会議録は興味深い。これは都市整備部長、管財課、都市計画課、公園管理課、公園管理課、公園建設課、教育委員会の文化課、企画調査課、学校施設課という関係部局が集まって、議論した。

検見川送信所について、簡単に経緯を紹介する。

送信所は昭和58年に閉局。この同時期、千葉市は送信所跡地を中心とした検見川五丁目を中心とした区画整理を計画。NTT側と土地の等価交換を行う。通常、土地の等価交換は更地同士が基本であるが、大正15年竣工の局舎だけが付随してきた。NTTはほかの施設は解体したのだが、なぜか本局舎だけは手をつけなかった。歴史的建築という認識があったのか、解体費用に問題があったのかは分からない。

壊すも生かすも、すべて千葉市側に一任すると、丸投げしたのである。

困ったのは千葉市の方だ。跡地は当時、中学校用地として確保したのだが、建物の位置は最も校舎を建てるのにふさわしい場所だった。

会議録
件名:旧検見川無線送信所の建物の取り扱いについて


都市整備部長「2月7日に諮った処分審査委員会での宿題について、翌日関係課と協議した結果、事業サイドにて検討してくるとの意向を受け、措置方法について検討してきた。主旨について所長より説明します」

検見川稲毛土地区画整理事務所長「旧検見川無線送信所の建物をどうするか教育委員会の意見を参考に結論を出した。建物の老朽化が著しい、移転に耐えられない等の理由により取り壊す。なお、歴史的建築物であることを考慮し、記念碑等を設置する」

検見川稲毛土地区画整理事務所所長補佐「施行地区6.8ヘクタールを整備するにおいて減歩率が問題となる。中学校、公園用地を確保(先行取得)することにより、減歩率が緩和されて事業が可能となった。

このためNTT用地の5.3ヘクタールとの交換を進めている。そのうち4.1ヘクタールについては既に交換により取得済みである。残り1.2ヘクタール内に建物があり、交渉を重ねてきたが、千葉市からNTTに譲渡依頼した経緯があり、建物付の交換でしかたないのではないか。

建物が老朽化している。曳家に耐えられないなど保存は極めて困難であるので、記録保存並びに記念碑を公園内に設置したい。目的は土地交換をしなければ事業が進まないということです」

都市計画課「千葉市は昭和63年度に都市景観モデル地区に指定され、現在、建設省経由にて大臣承認申請中である。目的の中に歴史的建築物を保存していこうとなっている。旧検見川無線送信所の建物は千葉市にとって古い建物であり、都市景観ガイドプランの近代建築にリストアップされているので、残す必要があるのではないか。中央地区市民センターの建物取り壊しの問題でも委員会で残すということなので、慎重に検討した方がよいのではないか」

都市整備部長「文化課の見解は貴職において検討願いたいということなので、当方としては解体し、記念碑を設置し、学校建設に支障のないようにする」

都市計画課「建物付きの交換はよいが、取り壊すことはまずいのではないか」

都市整備部長「処分審査委員会にて建物の処置の検討を指示されたので教育委員会と協議した」

都市計画課「歴史的建物であることを委員が承知していたか」

都市整備部長「承知していた」

公園建設課「歴史的価値があるがどうか結論を出さなければ先に進まない」

文化課「建築家というものは自分が設計したものを残したいという考えを持っている。中央地区市民センター(※1)の建物は重要なものではないが、委員会にて残すことになった。問題の建物はNTTの関係者が愛着を持っている。経済的効果を考慮した場合、取り壊しもやむを得ない。取り壊す場合、一般市民は騒がない。OBが騒ぐと思う。それに対処することが必要である。最悪の場合、学校の玄関先に取り付けたらどうか」

都市整備部長「手順が問題になってくると思う。電電のOBが騒いだ時、NTT組織で対処すべく申し入れる」

都市計画課「中央地区市民センターのように学校内に取り込めないのか」

文化課「残す価値はない。地域の特徴を持った学校作りをしているので建設時に復元するような方法も考える必要がある」

学校施設課「従来通り更地でお願いしたい。一部を切り取ってモニュメントを作るということも考えられるが、技術的に可能かどうか専門家でないと判断できない。ただ位置的なことを考えると解体しかない」

都市整備部長「土地利用図面を見る限り、解体しかない」

都市計画課「それは区画整理の考え。取り扱いを慎重にした方がよい」

都市整備部長「公園用地内への記念碑などの設置について公園建設課の考えはいかが」

公園建設課「覚書を締結しているのでやむを得ない。また公園内の便所を擬石洗い出し壁仕上げ工法で作るのはどうか。建物本体の移設は無理」

管財課「処分審査委員会は更地と更地の交換が原則。区画整理法第78条の移転補償をするには仮換地予定地ではなく仮換地指定をしていなければできないのでは」

検見川稲毛土地区画整理事務所補佐「仮換地予定地ではなく案である。年度内に仮換地指定を予定している」

企画調査課「当課はどのような場所にどのような学校が必要かを検討するところである。中学校は7000坪の土地が必要でありその地域の特性を生かした学校建設を基本理念としているので、建築の際この建築様式を一部取り入れるとか記念碑を設置するということは非常に意義がある」

都市計画課「一部復元するのは良いが取り壊すのはマスコミなどの対策を十分にし慎重に行ってほしい」

都市整備部長「この措置については庁内に検討委員会を作り引き続き検討していきたい。都市計画課とは別途協議する。処置方針については今日出た各課の意見を踏まえて学校建築の際一部復元を含め案の修正をし庁内の合意を得たい。建物の取り扱いについては関係各部局の方針決済をとるのでよろ
しくお願いしたい」

(※1 旧川崎銀行千葉支店、後に、さや堂ホールとなり、千葉市指定文化財になった)

住民対策、マスコミ対策の話まで飛び出し、かなり生々しい会議録である。

注目すべきは文化課の考え方だ。ここは文化財の保護などを考える部署である。文化課は、後に市指定文化財となった「さや堂ホール」ですら、「価値がない」と言い切る。果たして、こんな文化課に私たち市民の大事な文化財を預けることができるだろうか。

Part3(06:23)=Part1,2の未収録を中心に再構成。総集編的な内容

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2008年12月 4日 (木)

東京中央郵便局、解体why?

検見川送信所の設計者、吉田鉄郎の代表作、東京中央郵便局がいよいよ解体の危機を迎えている。
知人からそんな話を聞き、東京駅で途中下車してみた。

「状況は絶望的だが、なんとかならないものか?」と知人は嘆く。確かに状況は最悪だった。既に囲いが設置され、掲示板には解体工事の日程は4日から、と書かれている。

「重文にする会」による東京中央郵便局の保存運動は、「検見川送信所を知る会」とほぼ同時期に動いていた。東京中郵は東京駅前のシンボル的存在。新聞、テレビにも大きく取り上げられ、国会議員も超党派で解体反対に動いた。何度か危機は聞こえてきたが、なんとかうまくいくと、信じていた。

僕に今できるのは、これくらいだと思い、短い映像を作った。

東京中央郵便局、解体why?(01:41)

デジカメGX100の動画機能を使って、撮影。さすがにビデオに比べると、画質は落ちる。


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2008年12月 3日 (水)

「廃虚」「幽霊スポット」というジョーシキは変わる

検見川送信所を知る会が昨年8月に発足してから1年あまり。「廃墟」「幽霊屋敷」と言われ、お荷物的な存在だった検見川送信所が文化財として認知され、保存に動くことになった。

これは多くの方々が関心を持ち、様々な形で声を上げた成果である。言葉や文だけでなく、1つ行動を起こすことで世の中は変わる。アメリカばかりではなく、日本だって、「Change」はある。大統領にならなくなって、世の中は変えることができる。イデオロギーだって、職業の違いだって関係ない。

愚痴を言う人がいる。「世の中が悪い」「景気が悪い」「上司が悪い」「個人の思いは組織には伝わらない」とか。でも、愚痴や嘆く人に限って、行動を起こさない。文句を言うだけなら、誰でもできるはずなのに。

送信所を残したいと思った人たちは「線」を一歩踏み出したんだと思う。気が付いたら、「線」はアスファルトにチョークで書かれたようなもんだ。雨が降ったり、靴で踏めば、消えてしまう。

この一年間で最も刺激を受けた本は岡本太郎の「自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか 」だった。岡本太郎は常識なんか蹴り飛ばしてやれと言う。常識は限界を作るだけである。

検見川送信所も、世間の常識で見れば、廃墟である。しかし、この1年で「負のイメージ」は吹き飛んだ。常識ってのはその程度のものである。

そう言えば、こんなこともあった。「廃墟を文化遺産に」というチラシを作って配ったら、周辺にお住まいの方から「あまり廃墟を強調するのはやめてほしい」と言われた。お気持ちが分からないけれど、もちろん、僕らの意図は違うところにある。

これからは堂々と言って欲しい。「私たちは文化遺産の近くに住んでいるのだ」と。この土地はどんどん素敵になる。

昨日、友人が新検見川駅近くにある居酒屋「酒処将軍」さんが「知る会」のバナーを張ってくれたとメールで教えてくれた。うれしかった。送信所を眺めて、焼き鳥を食べようか。

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検見川送信所内部見学会のフォトギャラリー

これまで動画配信してきたが、今度はフォト。とりいそぎ9枚を以下のページにアップ。

大きめの平面図も同時に掲載したので、位置関係は分かって頂けるはず。

検見川送信所内部見学会(←クリック!)

バラバラに掲載していた動画もひとつにまとめてみた。

検見川送信所内部見学会Part1(04:00)=鉄の扉を開くまで

Part2(06:46)=内部の様子

Part3(06:23)=Part1,2の未収録を中心に再構成。総集編的な内容

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2008年12月 2日 (火)

千葉市「検見川送信所の調査費用を来年度予算に計上」~千葉市議会・経済教育委

千葉市議会の経済教育委員会が2日、行われ、継続審議となっている検見川送信所を千葉市指定文化財にするよう求めた日本建築家協会の陳情が議題に上がった。委員会は再び継続審議を決めたが、調査前に関わらず、国登録文化財という結論があることに異論が飛び、教育委も「調査をしてから決めたい」と国登録文化財ありきの考えを引っ込めた。また、来年度に調査費用を計上したことも明らかにした。修復費用は目視による概算で5~7億円になる見通し。11月26日に行った千葉県建築家協会主催の内部見学会の動画も話題に上がった。

千葉市では9月の議会で国登録文化財を念頭に保存、利活用を考えているとし、市文化財の指定に難色を示していた。市議も、保存には賛同しながらも、その方法は慎重に議論すべきとの判断から全員一致で継続審査とした。

冒頭、教育委がその後の対応を説明。10月9日、31日、11月31日の3回、家協会側と話し合いを持ったことを明らかにした。教育委は、建物の利活用を勘案すると、国登録文化財という手法が有効であり、利活用を含めた地元の要望を尊重したい、という従来通りのスタンスを披露した。

【注】以下は委員会のルールにより、発言者は三回までと決められているため、発言者は複数の質問を同時に行う。しかし、この方法は論点が分かりにくなってしまうため、以下、便宜上、一問一答形式とする。

【会議録】国登録か市指定かは調査後に決めたい

小西市議(市民ネット)「11月19日に行われた文化財保護審査会での取り扱いはどういうものか?」

教育委「議案としては説明していないが、調査費用を次年度予算に計上した。8月にはメンバーが視察している。建築の専門家は『建築的にも重要で歴史的にも価値があるが、破損が大きく、修理するのは大変だろう』と話された。大切に保存し、積極的に活用してほしいとの意見が聞かれた」

小西市議「陳情者はどんな活用のアイデアを持っているのか?地元のヒアリングは行ったのか?」

教育委「今後、シンポジウムを行うと聞いている」

小西市議「審議会の議案はいつかけられるのか?」

教育委「学術的な調査を行ってからだ。具体的な時期は特定していない」

小西市議「迅速な対応を望む。調査は協会が行うのか?」

教育委「来年度に予算を計上しているところ。調査は私どもで行う」

熊谷市議(民主)「調査も済んでいないのに、なぜ国登録文化財という話になっているのか?結論ありきのように見える」

教育委「ひとつの手段である。建築家協会以外の地元、連合町内会、守る会(検見川送信所を知る会の誤り)も利活用を求めている。国登録文化財なら修繕もしやすい。地元の要望を尊重したい」

熊谷市議「各団体からの意見は集約しているのか」

教育委「いろんな議案がある」

熊谷市議「ひとつにまとまるよう尽力すべきだ。集約化してほしい」

教育委「登録文化財か市指定文化財かは平成21年度に調査して検討していく。方向性を早急に決める必要はないではないか」

市原市議(自民)「市の大事なお金を使うのだから、地元の要望を大切にして欲しい。保存しながら使うのは良い。よく検討していきたいので、今回は結論を見送りたい」

佐々木友市議(共産)知る会のホームページによると、10月26日に内部見学会を行ったという。動画を見たが、内部には様々な工夫があり、歴史を感じさせるものだった。結論ありきで進めるべきではない。こうした建築は地域の魅力というだけでなく、千葉市の魅力である。早急に検証を行い、利活用する手立てを考えるべきだ」

検見川送信所内部見学会Part3(6:23)

佐々木久市議(新政ちば)「権威ある日本建築家協会、地元、地域団体が要望が出るなど関心の高さを物語っている。建築家の方は、その見地から建築当時を維持すべきだというが、より幅広い保存を考えたい。また、用地の活用も定まっていない。教育委員会と家協会は三回に渡って会合を持たれている。次年度の第一回議会をメドに一定の方向性を見い出すことが望ましい。継続審議としたい」

三瓶市議(民主)「送信所は平成1ケタ台に文化財の議論が持ち上がったと記憶している。地域文化財の新設をきっかけに、この議論が出たのだが、本来ならもっと早くに考えるべきではなかったか?」

教育委「昭和56年に閉局となり、平成3年に千葉市所有となった。当時、中学校用地として確保したもので、解体する方針だった。平成8年に国の文化財保護法が改正され、文化財としての見直しの動きがあったが、中学校用地という認識だったので、調査をしなかった。その後、生徒数の動向を見て、中学校は必要ないということになり、現在に至っている」

三瓶市議
「私は議会の一般質問でも、この問題を取り上げた。国登録の方がよいのではないかと考える。陳情は市指定ということだが、どういった意図か聞いているか?」

教育委「当時のままに保存することを考えれば、市指定の方が完全と考えられている」

三瓶「市指定だと、電球1つ取り替えるのも難しいとも聞いた」

米持市議(自民)「活用するなら、いくらかかるのだ?」

教育委「本年度は予算がないので、調査していないが、株式会社文化財工学研究所に目視によって概算を出してもらったところ、5~7億円かかると聞いた。ほかに、土が1.5メートルほど窪んでいるので、整地にも金はかかる」

米持「全体では15億円かかるのでは」

議長「決を取りたい。継続審議に賛成の方は挙手してほしい」

全員挙手で継続審査が決定。

【傍聴メモ】教育委の「市指定文化財では活用できない」は誤解

初めて市議会を傍聴した。市議が真剣かつ活発に議論している姿を頼もしく拝見した。日頃から千葉市民のために尽力されている市議のみなさまには感謝申し上げたい。

審議は継続となったが、ここでの発言は大きく前進したものだった。

国登録文化財ありきの考えは市議の発言で押し戻された。

来年度予算に調査費用が計上されることや、修復費の概算も明らかになった。5~7億円というが、これはあくまでも概算であり、内部見学会で確認した状態を見ると、もう少し抑えることができるのではないかと思えた。ただ、こちらは専門家の見解を待ちたい。

これは私事であるが、ネット配信した動画を見ていただき、話題にしてくださった市議がいたことも、光栄だった。

教育委員会は建築協会以外の地元、利活用を含めた保存を求めている、という。

これには誤解がある。協会は千葉市にしっかり保存、利活用をしてほしいという趣旨で、市指定が望ましいとしている。この利活用を念頭に置いた考えには他の団体とのブレは一切ない。

また、市指定のさや堂ホールが利活用されている現状を見れば、市指定では利活用できないという指摘は当たらない。傍聴していて、捕捉説明や意見を述べたくなる場面がしばしばあった。傍聴されていた建築家協会のお二人も同じ気持ちだったのではないか。

それにしても、教育委の方。僕らの団体の名前くらいきちんと覚えて欲しい。「保存する会」ではなく、「検見川送信所を知る会」です。こちらのPRがまだ足りないのか。

musenhozon.jpg

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2008年12月 1日 (月)

イルミネーション考

29日夜、ハシゴと懐中電灯を引っ張り出して、ようやくクリスマス・イルミネーションを設置した。

地域のイルミネーションは我が家が最初に始めたのだが、去年辺りから各家庭も飾り始め、「久住さんちはまだですか?」と言われるようになった。周りの家も楽しみにしてくれているらしい。

我が家のイルミネーションのフォト

イルミネーションは配偶者の領分だ。”親方”の指示がなければ、何をどこに設置していいのか分からない。配偶者も、このところ働きに出ていて、時間が取れなかったのである。

今年の新顔は、ヒイラギのイルミネーション。去年、ネットで見つけて、最後の1個を購入できたのだというが、飾らなかったというもの。確かに、楽天で同じようなものを探してみたが、なかった。

配偶者はこのヒイラギを「屋根の破風に合わせて、飾り付けてほしい」というが、これはイントレでも組まなきゃムリ。我が家のハシゴでは到底、届かない。

玄関の枠に合わせて、飾るかという話も出たが、自作の自転車置き場の屋根に這わせることにした。
「やっぱり、きれいだわ」と配偶者。
寒空の下、満足そうに笑みを浮かべている。

設置で困ったのは、配線の組み合わせ。一体、去年はどこをどう組み合わせて、飾ったのだろう?電気は外用の延長コードを使っている。どうやっても、配線が足りないのだという。うーむ、分からない。

イルミネーションに必須なのは、タイマーつき分配機と延長分配コードだ。夕暮れにつけて、夜中に消すというのも効率が悪い。

試行錯誤の末、今年のイルミはこんな感じになった。

去年から家の電柱に街灯がつき、それ自体明るくなったが、イルミネーションがつくと、また違った感じ。また、周囲にもイルミネーションが増えたことで、町が明るくなった感じだ。ライトアップは治安向上にもよい、と聞く。

イルミネーションは地球温暖化を促進するという指摘もあるが、街灯に集まる虫たちと同じく、人々は光を求めているのではないかな?


配偶者のお気に入り「チューブライト トレイン」


★クリスマスイルミネーション★キャンディ チューブライト トレイン3連

写真はGRD2で撮影。1脚を使用。


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