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2009年3月26日 (木)

昭和5年の京成電鉄観光案内に見る検見川送信所

22日、東京・田町で行われた「東京中央郵便局のシンポジウム」に参加してきました。

東京中央郵便局はモダニズム建築の先駆者と呼ばれる吉田鉄郎さんの設計によるもので、1931年に竣工されました。

登壇された東京芸大教授の前野まさるさんによれば、東京駅と郵便局は地下鉄で結ばれていて、郵便を運んでいたそうです。この点でも、画期的なシステムが構築されていたんですね。

千葉にはその吉田氏設計による検見川送信所があります。東京中央郵便局の竣工より先駆けること約5年前、1926年3月のこと。こちらも鉄道とは大きな関わりがあります。この地に建築が決まった背景には京成電鉄が大容量の電力を受けられるというものがありました。

以下の絵はがきは、元送信所の職員が提供してくれたものです。京成電鉄が昭和5年(1930年)に出した観光案内で、検見川送信所の姿も見ることができます。1930年といえば、検見川送信所が10月に日本初の国際放送を行った年です。絵はがきはその前の送信所の様子を書いた者と推察されますが、既にアンテナが張り巡らされ、検見川のランドマークになっていたことが分かります。

送信者 送信所
写真はクリックで拡大

僕の父は昭和50年代、千葉から東京まで京成電鉄と並行して走る総武線で通勤していましたが、総武線からもアンテナは見えたそうです。

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コメント

「東京駅と郵便局は地下鉄で結ばれていて、郵便を運んでいた」すごいですね。なんだかわくわくします。

投稿: 中西洋一 | 2009年3月26日 (木) 11時35分

>中西さん

>「東京駅と郵便局は地下鉄で結ばれていて、郵便を運
>んでいた」すごいですね。なんだかわくわくします。

この地下鉄も貴重な文化遺産ではないかと思うのですが、再開発ではどうなってしまうのでしょう。気になりますね。

投稿: 久住コウ | 2009年3月27日 (金) 11時16分

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