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2009年3月11日 (水)

東京中央郵便局の設計者が残した千葉市の遺産、検見川送信所

東京中央郵便局の保存問題が全国ニュースとして脚光を浴びた10日、千葉市でも、東京中央郵便局の設計者、吉田鉄郎氏の建築をめぐって、大きな動きがありました。

千葉市市議会の経済教育委員会が開かれ、「検見川送信所を千葉市指定文化財にするよう求めた」日本建築家協会の陳情が議題に上がったのです。この陳情は昨年9月以降、過去2回、審議されており、「継続審議」となっています。

検見川送信所の文化遺産としての重要度は既に議会でも認識されていたことです。「継続審議」となった理由は、本格的な調査が行われていない段階で、千葉市としては保存方法を限定することはできないことに尽きます。

その一方で、千葉市側は「利活用を望む声を考慮すると、国登録文化財がふさわしい」との考えも見せています。調査ありきの考えならば、あまりにも不用意な発言と言わざるを得ません。

また、千葉市側は4月からの平成21年度予算に調査費用を組み込むとしていましたが、これも、急激な経済情勢の悪化を理由に予算が一切カットされるという事態に。

2009年2月25日 (水)
検見川送信所の調査費用が09年度予算に計上されず

経済教育委員会での審議は上記の理由により、不採択となりましたが、傍聴した方からの話によれば、「検見川送信所は文化財であり、残すべきもの」を前提にした議論が約1時間、なされたということです。

民主党・熊谷市議はブログで以下のように報告されています。(ほかの市議もブログで市政について報告して欲しいものですね)

私からは、

・保存のための調査費用すら計上しない市に憤りを感じている
・調査が行われないことで文化財保護審議会にも諮れない
・調査結果が無ければ利活用の議論もまともにできない
・保存に向けた動きが1年遅れることは間違いない
・この陳情は早く市として保存して欲しいという願意
・市指定か国登録かは今後の議論に任せ、願意を汲み取り賛成したい

と述べましたが、「市指定と書いてあり、これを採択すると保存の方法を縛ることになる」という意見が自民・公明・新政ちばから出され、反対多数で不採択となりました。残念ですが止むを得ない部分はあります。

おっしゃるとおりで、次のステップは調査の早期実現。これには、文化財に対する千葉市の強い意思表明が求められています。市民と行政が一体となって、貴重な文化財を守っていきたいものです。

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