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2009年4月

2009年4月30日 (木)

「脳を活かす仕事術」(茂木健一郎)★★★★

プロフェッショナル 仕事の流儀」でおなじみの茂木健一郎氏のベストセラー。書店に行くと、いつも平積みされていて、気になっていた。

仕事術は行き着くところ、脳をいかに効率的に動かすかになるのかもしれない。脳の仕組みを知っておくのは損はない。

人間の脳はその力の数%しか使われていないという指摘がある。それはパソコンを見ていても分かる。パソコンの達人に不明な点を聞くと、キーボードでパパッと打ち込み、知らないコマンドを使って、問題点を解決してしまう。

脳のライブな動きは知るよしもないのだけど、ビジュアル化すると、こんな感じなのかなという気がする。

さて、同書の中身なんですが、先日、「ブログの書き方」というのをテーマにしたんで、ブログ術の部分を抜き出してみます。

茂木さんは朝起きると、Macの電源を入れ、ブログを書くという。クオリア日記は前日会った人から学んだこと、アイデアを書いている。

なぜ、当日ではなく、朝書くのかというと、夜寝ている間に脳が無意識のうちに前の日の体験を整理して、体験の意味が熟成されていることが多いから、と書く。

朝日記を書くことは、既に多くの人が推奨しています。以前、こんな本も紹介しました。

2007年3月 2日 (金)
ブログはいつ書きますか? 「朝」ブログの奇跡?

茂木さん曰く、人が成長する時のきっかけは「背伸び」。人に見られているということは、立派な行動を取らなきゃということにも繋がるわけですね。

後はリミッターを外せ、ともあります。

「失敗したら恥ずかしいからやらない」「どうせ叶わない夢だからやらない」

行動の範囲を広げるためには、まずこのリミッターを解除しなければなりません。それが「脱抑制」です。抑制を外して、自分自身を「本気」にさせること。命を生き生きと輝かせる仕事術の秘訣の一つです。

「人が想像できることは人が必ず実現できる」

これは、某大手ゼネコンもCMで使っているSF作家ジュールベルヌの言葉で、僕も好きな言葉の一つです。

逆に、「できるわけがない」と思うことはやっぱり、実現できないんだと思います。

検見川送信所の保存運動も、「できない」と思っていたら、やってもいなかったですね。あ、そういう楽天的なことも、脳の活性化には大事なようです。

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「迷走する検見川送信所」が毎日新聞で紹介

僕が参加する写真展「迷走する検見川送信所」が27日付の毎日新聞の展覧会インフォメーション欄に紹介されました。

送信者 検見川送信所メディア

新聞は以下のスキャナーでデータ化しました。




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2009年4月29日 (水)

坂本龍一がitunesに有料配信するライブ音源

iTunesストアでの音源購入はミュージックストアカードで決めていたのだが、自分のルールに反して、購入してしまった。

坂本龍一 - out of noise 坂本龍一 - out of noise


iTunes Music Card MA783J/A

坂本龍一氏の4月25日、仙台でのライブ音源。25曲(MC含む)も入って、1500円。

坂本龍一 - sendai 042509 坂本龍一 - sendai 042509

きっかけは新聞に載っていた坂本氏のインタビューだった。

坂本氏は森の再生運動を展開する有限責任中間法人「モア・トゥリーズ」の代表を務めている。活動をしながら、いろいろ気付かされることもある、という。これまでは公演をやると、楽屋に花が届けられていた。花はいつか枯れてしまう。消費したら、おしまい。それだったら、木を植えるための募金をもらえたら。自宅は風力発電、レストランではボトルウォーターは頼まない。あえて、水道水をください、という。そんな内容。

元々、好きだったし、そんな坂本氏の音楽を買うことは、そんな活動の一助にもなるかと思った。

音楽がiTunesで購入できるというのも面白い試みだ。CDを作らなければ、コストもかからないし、環境にも優しい。消費側にとっても、好きな音楽をリーズナブルな価格で手に入れることができる。

ライブだから、MCがあって、客席の咳まで入っている。高音質のスピーカーを通じて聞くと、会場の空気まで感じ取ることが出来る。

昨今、CD不況とは言われるが、音楽不況ではない。音楽は聞かれ続けている。ただ、メディアとしてのCDが衰退したに過ぎない。第一線をいくアーティストは絶えず、最先端の発信方法を考えているというわけだ。

MCもなかなか面白い。

「ここまでは曲を決めているけど、この後は決めていないんです。いつも気分で…。今日は雨が降ってますねぇ」

「ここからは、携帯とデシカメのスイッチをオンにしていいですよ。バシャバシャ撮ってください」

「(曲が終わって)では、スイッチをオフにしてくださいね」

サービス精神旺盛、エンターテイナーである。

パーゴラのキモッコウ

気候もよくなり、朝、庭に出ることも多くなりました。さぼっていたバラの手入れも徐々にやっています。先日はバラ用の肥料も買いましたしね。

2009年4月15日 (水)
バイオゴールド、通販での取引中止

バラがいくつも蕾を持つようになりましたが、キモッコウが咲き始めました。

パーゴラの下にはブドウ、キモッコウ、ブルーベリーなどがあって雑然としていたので、キモッコウは昨年、かなり強めに剪定してしまったのですが、それでも、一団で花を咲かせました。自転車置き場の白モッコウも今年は花をつけそうな感じです。

撮影はファインダーをつけたGR DIGITAL2。液晶画面ではなく、ファインダーを通して見る世界はまた違うんだなぁ。

送信者 2009 04 29


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下志津駐屯地でつつじ祭り 2009

「つつじ祭り」が本日4月29日午前9時から午後3時まで下志津駐屯地で開催されます。「つつじ祭り」は公式なインフォメーションが少ない行事(地元にはビラなどが配られているようです)のようで、僕のブログでも最近、読まれている記事のトップとなっています。入場無料。

自衛隊の是非にはいろいろな意見があるとは思いますが、まずは自衛隊はどんな組織なのかを自分の目で確かめておくことは大切なのではないかと思います。昨年の記事はこちらから読むことができます。


2008年4月29日撮影

撮影はキヤノン30Dで。

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2009年4月28日 (火)

「迷走する検見川送信所」の企画者、河童画人さん、千葉日報に登場

写真展「迷走する検見川送信所」の企画者である画家の牛玖ひろしさんが28日付「千葉日報」に紹介されました。29日は牛玖さんが終日、画廊にいらっしゃるそうです。入場無料ですので、お気軽にお越しください。

送信者 検見川送信所メディア

新聞は以下のスキャナーでデータ化しました。




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2009年4月27日 (月)

写真展「迷走する検見川送信所」が朝日新聞で紹介されました

昨日26日から写真展「迷走する検見川送信所」がスタートしました。平日は画廊にいないこともありますが、お店の方に一言おっしゃってくだされば、中に入れます。週末は休める限り、僕もいるつもりです。

26日付朝日新聞にも大きく取り上げられました。

送信者 検見川送信所メディア




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2009年4月26日 (日)

キヤノン写真用紙 プロフェッショナル

本日から成田門前画廊にて、僕も出品した写真展「迷走する検見川送信所」が始まります。先週末から、準備のため、設営準備と取材対応で何度か成田を往復。

送信者 GR DIGITAL2

企画者の河童画人こと牛玖ひろしさんからは「内部の写真を」というリクエストがあったので、いくつか追加でプリントしました。少しでもよく見せたい、とプロフェッショナルのプリント用紙を使ってみました。インクは純正との差を感じなかったので、サードパーティーの製品を使用。


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「キヤノン純正写真用紙の中で最高級の光沢紙」ということで、写真印画紙と変わらない印象です。しかしながら、僕のプリンタはあまり色コントロールが効かず、100%思った通りには色を出せなかったところもあります。

やっぱり、プリンタは必要かな。ずっと悩んでいたのですが、実はネットで注文してしまいました。好きでやっていることですが、なにかとお金は消えていきますねぇ(汗)。

26日から写真展「迷走する検見川送信所」を成田・成田門前画廊で開催します。詳しくはこちら

朝日新聞系の地域紙「あさひふれんど千葉」(4月15日号)にも紹介されました。

送信者 検見川送信所メディア

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2009年4月25日 (土)

BOSE MusicMonitorレビュー★★★★★

先日、プリンターを見に自宅近くにオープンしたばかりのケーズデンキに出かけました。そこで、こいつに一目惚れ。いや、スピーカーですから、一音惚れでしょうか。

自宅の書斎ではDENONの5.1chのスピーカーを入れているのですが、どうもしっくりこない。なんだか音が散らばってしまう感じなんですね。いつもはモニターのひ弱なスピーカーから音を出していました。

2007年3月18日 (日)
ロフトベッド下の書斎スペース

それに引き替え、MusicMonitor(M2)はこんなに小さいのに、しっかり低音が出る。ボリュームを上げてみても、音がまったく割れない。いいスピーカーというのはボリュームをあげても、うるさいという感じがない。

BOSEのスピーカーは良いのは分かるのですが、高くて手が出ない。持っているのはイヤホンくらい。iPod用のスピーカーを買おうと思った時も諦めてしまったくらい。

2007年2月21日 (水)
BOSE(ボーズ)製インイヤーヘッドホン

ところが、今回は諦めきれなくて、ネットで値段を調べたり、レビューを読みながら、ますます物欲が増し、本日、2度の来店で買ってしまったという次第。

店員さんに値段を聞いてみると、税込み37000円とか。

「BOSE製はほとんど値引きできないんです。卸値も高いので」

残念ながら、ケーズでおなじみの3%現金引きはなしでしたが、ネットの最安値と比べても、まあまあの値引率でしょうか。


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下の2つのBOSEスピーカーとも比べてみたのですが、「Companion2 II マルチメディアスピーカー」は値段の割にいい音を出すのですが、M2と比べてしまうと、重厚感が欠ける感じ。「Companion3 II」は低音スピーカーを置かなければいけないので、5.1chスピーカー同様、足下が邪魔になってしまう。ちょっと高いけど、省スペースと音を買うんだ、と思い切りました。

5.1chの方は、いままでスピーカーがなかった1階の客間のパソコンへ。BOSE君はデスクトップパソコンの脇に置きました。

タバコと比べても相当小さい。

果たして、音は?

あらかじめ言いますと、僕はオーディオマニアではないのですが、素人が聞いても抜群。2つのスピーカーだけで出ているとは思えないような低音、今まで聞こえなかった細かい音もしっかり聞こえてきます。ただ、ほかの方がレビューで書いているように、やや乾いたしたような質感はあるでしょうか。

こうなると、パソコンだけでなく、隣に置いてあるテレビ(シャープ アクオス)も、スピーカー出力したくなります。入力端子はひとつしかないので、差し替えながらの運用。欲をいえば、入力端子は2個はほしいかなぁ。

コンピューターミュージックモニター

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2009年4月24日 (金)

検見川送信所の調査費見送りは鶴岡容疑者の指示だった

千葉市稲毛区内の街路樹整備の入札に絡む汚職事件で逮捕され、24日に千葉市長の辞任を表明した鶴岡啓一容疑者(61)。当初の予算原案にも盛り込まれていた検見川送信所保存に向けた調査費用が最終段階で見送られたのは、鶴岡容疑者の指示であったことが分かりました。

2009年3月17日 (火)
千葉日報「保存“足踏み”に住民落胆」

検見川送信所をめぐっては地元町内会、検見川送信所を知る会、日本建築家協会などが保存を要望。市側は当初、取り壊しを決めていましたが、方針を転換し、保存を検討するとしていました。

今年1月30日には千葉市教育委員会が保存要望を出していた検見川連合町内会、建築家協会、知る会との懇親会を開催。その席で、21年度予算に1300万円の調査費用を計上する考えを明らかにしました。

しかし、3月上旬に市が発表した予算案では調査費は盛り込まれませんでした。予算案は各事務サイドが提案し、最終案が決められていきます。複数の関係者の話によれば、今回の見送りは土壇場で、鶴岡容疑者の「鶴」の一声により決まったといいます。いろいろな経緯を経て、額が変更されることもありますが、完全にひっくり返ることは異例ということでした。

この指示は違法性のあるものではありませんが、汚職容疑の市長によって、市民や超党派の市議の保存を望む声、市事務サイドの努力によって前進した保存への動きが止められたことには「残念」という感情を通り越したものがあります。

鶴岡容疑者は3月末、千葉市内で行われたパーティーの席で、知る会のメンバーの声かけを受け、「(検見川送信所は)壊すことはしないが、利活用は考えていない。外も中も壊れているから。あのままにするのがよいと考えている」と答えました。

内部の状態については、建築家協会のレポートをお読みください。

24日付の新聞各社によれば、昨年12月まで鶴岡容疑者のもとで副市長を務め、6月の市長選に立候補を表明している林孝二郎氏は「後継者ということには若干抵抗がある」「(鶴岡市政は)市民や市職員との関係でとっつきにくい部分があった」(朝日新聞)、「今の市政は少し閉鎖的だ。開放的な市役所にしたい。鶴岡さんの時代をつなげてくつもりはない」(毎日新聞)などと話しています。

選挙日程がそのままなら、6月に新市長が誕生します。誰がその椅子に座るのかは分かりませんが、新市長には市民本位の市政に向け抜本的な改革を望みます。


26日から写真展「迷走する検見川送信所」を成田・成田門前画廊で開催します。詳しくはこちら

朝日新聞系の地域紙「あさひふれんど千葉」(4月15日号)にも紹介されました。

送信者 検見川送信所メディア

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2009年4月22日 (水)

「知的生産の技術」(梅棹忠夫)★★

ダ・ヴィンチがメモ魔であった話からノート術、カードの使い方などが書かれます。一時期、流行ったカードの運用などは、この本が元祖といってよいわけです。

同書は古典的な名著として版を重ねています。そんな本に★2つとは失礼と言われるかもしれません。★2つは現代に通用する実用書としての価値であり、1969年当時の知識人と呼ばれる人々がどのように情報処理や知的活動を行ってきたかを知るための歴史的な資料としては一級のものと思います。

この本を読むと、この40年間、いかに情報化が進んだことが分かります。昔は情報を整理することに大きな意味があったわけですが、今や整理する必要がない。

デジタル化して、最初にタグ管理さえ行えば、検索するだけで事が足りる。ということで、同書はアナログ時代の記念碑的な著書であっても、そのまま通用する部分はあまり多くないのでは、と思いました。

読書論も当時の雰囲気を伝えるものがあって、それはそれで興味深いのですが、実用には向いていないように思えます。

梅棹さんは「本というものは、はじめからおわりまでよむものである」と書きます。

それが著者の考えを正確に理解する方法だというわけですが、情報化社会にあっては著者に気を使う必要はないと考えます。つまり、僕ら読者は著者のために読んでいるわけではなく、自分の知識欲やアウトプットのために本から情報を仕入れているわけです。

前回の記事中の「読者の権利十か条」でもありましたが、読者には「全部読まない権利」もあるわけです。70年代は全部読みが主流であり、それだけ時間もあったのだろうなぁ。うらやましい限りです。

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軍艦島、きょう上陸解禁

長崎・軍艦島への一般上陸が本日、解禁されました。テレビでも盛んに取り上げられていますね。

長崎県が2007年度から1億円をかけて、島の上陸ポイントを整備し、ようやく上陸が可能になったというわけです。

軍艦島は現在、ほかの22件とともに「九州・山口の近代化産業遺産群」として世界遺産暫定リストに入りしており、注目度も高く、軍艦島観光の成功を収めれば、ひとつのテストケースになりうるんではないか、と期待をしています。

公共事業費の面からみても、1億円はけっして高い数字ではなく、費用対効果を考えれば、十分元が取れる額ではないでしょうか?

我が町、千葉では検見川送信所が現在も廃墟のままで放置されています。僕は仲間とともに検見川送信所の保存を訴えているのですが、市指定文化財ですらかなわない状況で、本年度行われる予定の調査も予算がつかず、最終的に見送られました。

そんな状況ではありますが、検見川送信所も世界的な遺産になる可能性があると確信しています。

というのは、ここは日米英による初の国際放送が行われた送信所で、その中身もロンドン海軍軍縮条約の締結を記念した3か国の首脳による演説(昭和5年)であったからです。

昭和5年という時代は世界恐慌がまさに吹き荒れた時代であり、その後、世界は戦争へと突入していきます。初の国際放送は世界が平和を模索した最後の国際的な交渉ともいえるわけです。

また、その設計者が東京中央郵便局などで知られ、日本のモダニズム建築を引っ張ってきた吉田鉄郎の初期の作品ということも大きいです。吉田の建築はブルーノ・タウトといった世界的な建築家からも認められています。

また、世界の送信所を見ると、スウェーデンのヴァールベリ放送局が2004年に世界遺産に指定されたという事実もあります。ここはアンテナ群は残っているのですが、局舎そのものは大した存在ではありません。

ちなみに同所は以下の観点から登録されたそうです(ウィキペディア)。

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。

* (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
* (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。

大正末期の送信所局舎が、再利用が可能なほど立派に残っているケースというのは非常に珍しい。それは世界規模でも同じことが言えるかと思います。検見川送信所のアンテナは既に撤去されていますが、もしこれが残っていたら、完全に世界遺産の水準は達していたのではないかとさえ感じます。

26日より、僕も参加する写真展「迷走する検見川送信所」が成田門前画廊で開催されます。初日は僕も立ち会いますので、お越しください。

送信者 送信所

軍艦島関連の過去記事はこちら


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ブログの書き方

ブログの面白いところは双方向にありますね。これは「炎上」と表裏一体だとは思いますが…。

最近、DIYの自転車置き場に関する質問をいただき、改めて感じました。

僕のブログは何かを期待してくださる方にはまったく申し訳ない内容(ある程度見て頂いている方にはご存じでしょうが)でして、「モレスキンとめぐる冒険」と称しながら、モレスキンのことは更新されませんし、DIYについても特化した情報を提供しているわけでもありません。目下、読書日記と化していますが、気分が変われば、違うテーマに移る可能性も大。

僕個人の「旬」な話題をメモしているだけの焦点の定まらないブログにご意見や質問をいただけるとはあまり思っていないわけです。我が身に振り返ってみれば、他人のブログにコメントを書くことも結構な労力を使います。

そんなブログにコメントをいただけるというのは相当、うれしいわけです。そうか、少しは存在意義もあるんだなと感じた次第です。

僕のようなブログ運営はアフィリエイトの指南本では、「最もやってはいけない」とされています。アクセス増加やアフィリエイトでのこずかい稼ぎを狙うなら、とことんテーマを突き詰めろ、とあります。

ワンテーマに絞ることは、僕に限って言えば、面白くないことでもあります。いくら好きなこととは言っても、人間生きる限り、いろんなことに興味を持ちます。根が飽きっぽいということもありますが、その時々に一番熱を帯びていることを伝えたい。

一方、無理にテーマを絞るというのはあまり意味がないのでは、と感じます。今や1億総ブログ時代とは言われますが、長続きしているブログを拝見すると、興味のレンジが広い。その中に、首尾一貫性を感じたりします。拝見しながら、共感したり、自分は違う意見だなと思ったりしながら、僕自身の興味も広がったりするわけです。

そう考えると、メモ書きでもなんでもよいわけですが、自分本位でオリジナルなアイデアを持ったブログがやっぱり面白いんですね。僕には。

とりとめなく書きましたが、結論は一言に尽きます。

人生、楽しまなきゃ。

最近は本を紹介しているので、最後に1冊紹介しますと、ブログ指南本ではこれが面白かったです。随分前に読んだ本ではありますが…。いつ読んだ本なのかというと、2005年11月10日 (木)でした。そんなことが分かるのもブログの効能といっていいでしょうね。

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2009年4月21日 (火)

「知性の磨きかた」(林望)★★★★

リンボウ先生として知られる林望氏による知性手ほどき。知性というと、こそばゆい感じがしますが、軽いタッチで書かれていて、読みやすい。

リンボウ先生は「良い読書は幻想だ」とはっきり書きます。読書という行為が「よい」とすれば、読書家は優れた人格者ということになります。しかし、実際はそんなことはありませんよね。

「必要があるかないかでいえば、本なぞ読む必要はないんだ」
「あえて刺激的な言い方をするんだけど、人間が生きていく上では、読書よりもセックスのほうが大事だと思います」

実に痛快です。

好きだから、読む。そんな感じよいのか、と。

「奔放な読書」には「読者の権利十か条」というものが載っているそうです。これは面白いのです。

1)読まない権利
2)読み飛ばす権利
3)最後まで読まない権利
4)読み返す権利
5)手当たり次第何でも読む権利
6)ボヴァリズム(小説に書いてあることに染まりやすい病気)の権利
7)どこで読んでもいい権利
8)あちこち拾い読みする権利
9)声に出して読む権利
10)黙っている権利

これを書いたのはダニエル・ペナックというフランスの高校の先生だそうです。生徒に本を読ませようとするのですが、効果が上がらない。それで本を押し付けるのをやめにしたんだそうです。

「教えるべきは本を読む楽しさだ」

リンボウ先生はこの意見に同意します。

僕も同意見ですね。若者の活字離れとか言われますが、いいか悪いかは別にして、彼ら彼女らだって、ケータイ小説なんかは読むわけです。それでハマれば、読者の幅だって広がっていくでしょうから。

リンボウ先生のオススメは、寝転がって読むことだそうです。昔から「馬上、厠上、枕上」といって、「三上の読書」という言葉があるんだとか。

「馬」は現代で言えば、電車ということになります。僕は電車派。時間もある程度決まっていますから、集中できます。

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2009年4月19日 (日)

写真展「迷走する検見川送信所」の準備

4月26日(日)から開催する写真展「迷走する検見川送信所」の準備のため、かっぱ画人さんと成田山門前画廊へ。あと数点の写真とキャプションなどを用意して、準備完了。

一応、開催前なので、小さな画像で

ここはかっぱ画人こと牛玖ひろしさんのギャラリー。日本酒の仁勇でおなじみの「鍋店」さんの2階にあります。建物は大正11年に建てられた総檜の土蔵造りを改装したものだそうで、太い梁が印象的。

送信者 2009 04 19

こんな立派なところで写真展が開催できるとは幸せですね。

準備をしていると、かっぱの絵を見に来たお客さんが。「写真を見て、日本じゃないみたい」との驚きの声。この方は以前は検見川に住んでいたそうですが、送信所の存在はご存じなかったそうです。

開催要項はこちら

本日は山車まつりだそうで、17台もの山車が町を巡る、とか。成田山門近くで食事をしていると、威勢のいい声が聞こえてきました。

送信者 2009 04 19

朝日新聞系の地域紙「あさひふれんど千葉」(4月15日号)にも紹介されました。

送信者 検見川送信所メディア

会場はこちら。5月末まで開催していますので、お近くの際にはぜひお寄りください。

大きな地図で見る

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2009年4月18日 (土)

「本を読む本」(モーティマー・J. アドラー)★★★★

1940年に初版発行された読者術の改訂版(1978年)。実用書というものは時代とともに古びてしまう運命にありますが、21世紀の今日も売られているという事実が、この本が良書であることを物語っています。

「我々現代人は、情報の洪水の中でかえって物事の正しい姿が見えなくなってしまっている」と書かれていますが、これも、1940年か、78年の話です。21世紀の今日はさらに情報量が増えているわけですから、読者術はその重要性を増していると言ってよいでしょう。

筆者モーティマー・J. アドラーは、読書には「情報を得るための読書」と「理解を深めるための読書」の2つがあり、2通りの読書があるのだから、読み方も2通りあってよいと書きます。

その情報を得るための読書の方法としては「点検読書」を挙げます。これは序文、目次などを読んで、主題や内容の全体を把握し、目的に応じて、情報を拾っていくというもの。今、世にある速読法の基本について、大抵のことは書いてあります。

一方、理解を深めるための読書は「分析読書」というものだそうで、(1)本の構造を知り、(2)全体の統一を数行で表してみて、さらに(3)部分が統一性をもって配列されているかどうかをチェックするといったやり方。

もっとも、この2つの読書法は最終レベルではありません。この後、最終形である、積極的な読書について語られます。同書は「本を読むための本」ではありますが、逆に、本や文章を書くためのヒントも、たくさんあります。


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2009年4月17日 (金)

「使える読書」(齋藤孝)★★★

テレビでもおなじみの明治大学教授の齋藤孝氏。自身の読書論に基づく読書紹介です。「この本のここが使える」といった感じで、25冊が取り上げられています。なんと「叶姉妹」の叶恭子の「トリオリズム」まであります。幅広いセレクションですね。

この本のもっとも使える部分は序章の「取り扱い説明書」でしょう。

齋藤氏は使える読書を以下のように定義します。

「本をひとつ読んで、考えをひとつ得る、アイデアをひとつ得る、アイデアをひとつ得る、それを何かに応用できる形で自分に刻んでおく」

やはり、アウトプットのための読書なんですね。だから、齋藤氏自身も「本一冊、丸ごとは読まない」と断言します。つまり、「均等な重要度で読むのではなく、自分に縁があるところを読む」といったやりかた。

ブロガーとしては「ブログと読書」という項目が気になります。1億総ブログ?の中で、読書ブログも多いわけですが、うまくいっていないものもあれば、ないものもあるといい、それは「縛り」がないからだと指摘します。

「字数制限なし、読者制限なし、というなんの負荷も掛かっていない状態では、伝えたいことも伝わない」

分かる気がします。アウトプットのための読書なら、アウトプット(伝える)を前提にした読書を心がける必要があるということですね。

確かにブログには制限がないものですから、だらだらと書きがちです。しかし、書くときはワンテーマに絞ったほうが読みやすいですよね。

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2009年4月16日 (木)

「Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター」★★★★

出張で大阪に来ています。新幹線の中でも2冊読むことができました。

今やグーグルを語らずして、インターネットは語れない。そのグーグルはいかに誕生したかを綴ったのが同書です。著者はワシントンポストの記者。丹念な取材が伺え、巷に増えたグーグル本とは一味も二味も違う内容になっています。

2009年4月11日 (土)
「なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」★★

ビジネス書に留まらず、サーゲイとラリーという二人の若者のサクセスストーリーにもなっていて、読み物として面白い。

グーグルの基本理念は「邪悪になるな」。

誕生当時、検索サービスは商売にはならないと思われていて、ポータルサイト大手、ヤフーも消極気味。彼らはいかに自分のサイトに留まらせ、サービスを使って収益を上げるかに力を注いでいたのです。

グーグルの2人の若者は違いました。これまでの検索システムに不満を持っていて、とにかく世界のサイトをダウンロードして、自由に検索したいと思ったようです。スタート時の話を読むと、商売欲はほとんどなく、探求心が伺えます。

結果的に商売上手となるわけですが、彼らの凄いところは自分流を貫いたことでしょうか。投資家たちも競わせたり、口を挟まさせることもさせなかった。

それはやはり、先ほどの企業理念が大きいように思えます。会社は誰のものか、誰のために存在するのかというのは大きな命題であり、いろんな答えはあるでしょう。

ただ、特定企業や株主の利益を優先すれば、どこかで衝突するのは間違いない。Gメールでは、文脈に合わせた広告が表示されるためメールが読まれているというプライバシーの問題が指摘されましたが、これをなんとかクリアできたのも、企業理念によるものが大きいかと思います。

つまり、社会のためを一義に上げることは結果としては損にならない。

とは言いつつ、全ての情報がインデックスされ、整理されて陳列されると、既存の情報関連企業の権利を侵害することもあります。例えば、図書館の本を全部スキャンし、インデックスする「ブック検索」は著作権利者への利益の分配を具体的にどうするのか、などまだクリアすべき問題があるでしょう。

アルゴリズムによる検索表示も人的操作はなく、適正であると主張しますが、やろうと思えば、世論を動かすことさえ簡単にできます。グーグルのシステム、経営はブラックボックス状態であり、鵜呑みにできない部分もあります。当初の理念を忘れずにいてほしいと感じました。

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2009年4月15日 (水)

バイオゴールド、通販での取引中止

ガーデニングが楽しい季節となりました。バラに関するいくつかの過去記事もアクセスが増えている様子です。

忙しさにかまけて、ほとんどバラの手入れをしていなかったのですが、これではバラも浮かばれませんね。

こんなモノグサのバラ愛好家の僕が愛用している肥料がバイオゴールド セレクションバラ。ちょっと高いのですが、効果は抜群。

過去記事
2007年6月17日 (日)
●「バイオゴールドの土」の力を公開

昨秋からずっと切らしていたのですが、本格シーズンに向け、購入しようと楽天を覗いてみました。

ところが、大異変です。取り扱い数がグンと減っている。品切れ多数。取り扱いは数社しかない。


バイオゴールド セレクション 薔薇 バラ 3.8kg

その一社、所沢植木鉢センターには以下のような事情説明が載っていました。

『バイオゴールド販売についてのお知らせ』

弊社2008年9月10日よりバイオゴールドシリーズの製造元である(株)タクト社より、突然、取引中止の通達を頂きました。
楽天市場に出店しているすべての業者に対して取引を停止したようです。
これって法律に触れないのですか?知識のある方、教えて頂けないでしょうか?

事の始まりは、2006年の11月に楽天市場に出店、2007円6月に(株)タクト社より、2割の値上げを突然受けました。値上げの理由は取引数量の見合った卸価格の改定の為だそうです。
(今まで小売定価の60%で購入していましたが、突然、小売定価の80%にされました)
突然の値上げです。取引数量に見合うなら、バイオゴールドの販売は前年比で3倍でしたので、値下げをしてもらってもおかしくないのですが、仲間のバイオゴールド販売店に聞いても、値上げは弊社だけでした。

一時、バイオゴールドの販売を辞めようかと思いました(辞めるのは簡単です)が、誰を見て商売をしてるのかを考えると、
お客様にとって弊社がバイオゴールドを販売する事が、お客様の為に一番と考え、販売を継続しております。
ですが、直接、(株)タクト社から買えなくなり、問屋さんから仕入れをしているため、仕入れが不安定になる為、今後バイオゴールドの販売はアイテムを絞って販売を継続する予定です。
販売品目は『バイオゴールドオリジナル900g&5kg』 『バイオゴールドバイタル2L』 『スーパーバイオゴールド1.5kg缶』 『バイオゴールドセレクション薔薇3.8kg』です。

今後、(株)タクト社より来たFAX、また取引終了の通達を公開予定です。

(株)タクトさんへ
(有)所沢植木鉢センターはバイオゴールドシリーズを楽天市場で販売しつづけます。
20年前、お願いだからお店に並べて下さいと頭を下げた謙虚な気持ちを忘れてしまったのですか?
自社の利益も大切ですが、お客様を大事にしないと、最後に足元をすくわれますよ!!!

京成バラ園でも取り扱っていたはずですが、こちらも販売していない。どうやら、生産者であるタクトがほよんどの通販会社への卸売りを中止した様子。

ネット通販市場でのダンピングが面白くなかったのでしょうか。以前、紹介した以下の本でも、直販サイトはダンピングできないので、展開が難しいとありました。

卸値はもともと定価の60%だったようですから、原価は40%程度でしょうか。メーカーであるタクト社が通販市場を独占することになれば、この定価の6割分の利さやを手にすることができる、と経営判断したのでしょう。

それには、ネット通販店舗を持っている店舗との商取引を排除するしかない。独禁法の関係で価格を縛ることはできませんからね。

ほかにも定価1割引きで販売しているところも見つけましたが、楽天ポイントもあったので、所沢植木鉢センターでまとめ買い(1万円以上送料無料)しました。バイオゴールド自体は非常に評判の高い商品なんですけどねぇ。

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2009年4月14日 (火)

「差がつく読書 」(樋口 裕一) ★★★★

昨日夜、行われた社長会食で、我が社長は「くだらない本がたくさんあって、棄てるに棄てられないし、処分に困っている」と話していました。

本が増えていくのはうれしいことである反面、処分に困るんですよね。立花隆さんのように、専用書斎を建てられれば、問題はないのですが…。僕の書斎の本も増える一方です。

さて、同書の著書樋口 裕一さんはすべての本は良書であると書きます。

どれもがそれぞれの価値を持っている。それを求めている人の手に求められているときに渡れば、それは良書になる。
つまり、タイミング。

本には2種類の読み方があって、ひとつは「実読」(実践に使うための読書)。もう一つは「楽読」(楽しむための読書)。実用書やビジネス書は飛ばし読みもアリだそうです。

また、文章は受け取ることだけでなく、それを考えてこそ、意味があるとも、説いています。具体的には、読み終えたら、そこから引用すれば、名言集にもなるし、受け売りで人に披露する、ということも薦めています。

その2つはそのまま、このブログでやっていることですが…。

面白かったのは読書の本質は教育とは相容れないという考え方。先生が本を読めとすすめるのはおかしい、と。

新聞を読むことは社会への関心、参加意識が生まれ、奨励すべきだが、読書は個人の自発的な行為であり、強制を受けるようなものではない、と言います。この態度は正しいかと思います。好きなら、勝手に読めばよい。

と書きながらも、千葉では子供たちに読書を勧めたところ、国語力が上がった、という結果も出ているそうです(千葉日報の記事参照)。やはり、読書と国語力は密接な関係はあるみたいです。


国語、算数とも平均上回る 読書時間、正答率に反映
「ニュースに関心」も高く 全国学力・学習状況調査

2008年09月28日16時06分[千葉エリア]

 今年四月に実施された全国学力・学習状況調査で、市内の児童生徒は国語、算数(数学)とも全国、県、大都市平均をいずれも上回ったことが分かった。生活習慣を問う調査では、ニュースや世の中の出来事に関心をもつ児童が全国平均より約7%高いほか、一日に十分以上読書する生徒も全国より約10%上回っている。市教委は「国語の活用問題など正答率のアップに反映されている」と分析している。

 同調査は、教育施策の課題把握、児童生徒の学習意欲の向上を目的に文部科学省が全国の小学六年生と中学三年生を対象に実施。教科は国語と算数(数学)のそれぞれA知識とB活用の四種類。市内からは百七十七の公立小中学校の計約一万五千九百人が参加した。
 各市町村教育委員会は当該の公立学校全体の結果を公表できるが、千葉市教委は平均正答率などは公表しない代わりに、全国や県、大都市(政令市と東京二十三区)との比較や特徴をまとめた。

 市の平均は四種類の調査とも全国、県、大都市と比べいずれも上回っており、とりわけ知識や技能を活用するB問題については「全般的にA問題より正答率が低くなる傾向にあるが、特に良好」だったという。

 また、学力調査とは別に生活習慣などを聞く意識調査も実施。新聞やテレビなどのニュースに「関心がある」と答えた児童は全国平均より6・9ポイント高い73%だった。
 これを国語B問題の平均正答率でみると、「関心がある」と答えた児童は、「まったく関心がない」と答えた児童より20・4ポイントも高かったという。

 また、一日の読書時間では、「十分以上読書する」生徒の割合が59・4%で全国より約10ポイント高かった。中でも「一時間以上」の生徒の正答率は「十分未満」のそれを10ポイント以上上回った。

 一方で、「住んでいる地域に関心がある」児童生徒は全国平均並みだったのに対し、「地域の行事に参加したことがある」と答えたのは全国平均より約11ポイント低く、意識と実態で開きがあることを浮き彫りにした。

 このほか、学校図書館を活用した授業を計画的に行っている割合は小学校で83%(全国平均66%)、中学校48%(同39%)。「市内の全中学校に配置した図書館指導員の効果」(市教委指導課)とみている。

同書は読書が好きという方にはオススメ。いろんな提言があり、新しい刺激を与えてくれることでしょう。

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2009年4月13日 (月)

「ぼくはこんな本を読んできた」(立花隆)★★★★

立花隆さんの「読書日記」は週刊誌連載中に読んでいましたが、その量の半端なさに驚くばかりでした。同書はその読書日記や講演などをまとめたもので、都内に建てた仕事場、通称ネコビル(妹尾河童が書いたネコの顔がトレードマーク)の様子も紹介されています。

立花さんの毎日は取材や執筆のために、朝から晩まで資料を読んで、勉強しているというもの。人生の残り時間が少ないことを強く感じ、娯楽よりも勉強したい、という欲求が優先するらしいのです。

そんな立花さんのスーパー読書術を端的に知ることができる章もある。

ズバリ「実戦」に役立つ十四ヵ条というもの。

(1)金を惜しまず本を買え。本が高くなったといわれるが、基本的に本は安い。一冊の本に含まれている情報を他の手段で入手しようと思ったら、その何十倍、何百倍のコストがかかる。
(2)一つのテーマについて、一冊で満足せず、必ず類本を何冊か求めよ。類書を読んでみてはじめて、その長所が明らかになる。そのテーマに関して健全なパースペクティブを得ることができる。
(3)選択の失敗を恐れるな。失敗なしに選択能力が身につかない。選択の失敗も、選択能力を養うための授業料と思えば安いもの。

以下、続く。

500人の公募があったという年齢学歴不問、主婦可の秘書公募顛末記も面白い。立花氏がどんな知の基準を持って、人材を見ているのかがよく分かります。ジャーナリスト志望の大学生などが読んでも、得られるものが大きいかと思います。


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2009年4月12日 (日)

「新聞・TVが消える日」(猪熊 建夫)★★

勤務先の技術が日経新聞に紹介されたら、大反響があって、新聞の力を再認識したという話が友人のブログにありました。

僕が関わっている検見川送信所の保存運動ですが、市当局が重い腰を上げたのは、読売新聞が取り上げたのが大きい、と聞きました。出版界では、論壇誌の休刊に象徴されるような論壇の退潮が指摘されているわけですが、やはり、紙メディア(特に保守系の言論)が行政に与える影響は今だに大きいのでしょう。

さて、同書はインターネットの台頭で、今やオールドメディアとも言われる新聞、テレビ論を語ったもの。

目新しい切り口はありませんが、米トリビューン社の破綻、クリスチャン・サイエンス・モニターがインターネット新聞に移行するなど最新情報は網羅されており、最新の流れをつかむのにはよいかもしれません。

昨今、「活字離れ」という言葉が盛んに言われます。これには筆者、猪熊建夫氏は異議を唱えます。

2008年7月2日の毎日新聞夕刊に載った記事を例に挙げます。総務省の調査によれば、ブログは世界に7000万あり、「使用別言語では日本が約37%と、2位の英語約36%、3位の中国語約8%を抑えてトップであることが分かった」というのです。

つまり、衰退したのはグーテンベルグが発明した活版印刷によるメディアであって、「文字離れ」ではない、ということ。

昨今、この手の本はたくさん出ているのですが、著者は毎日新聞出身のジャーナリストが多いんですよね。理由は推して知るべし、という感じなのですが。


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「光の教会―安藤忠雄の現場」(平松剛)★★★★

去年の新刊で抜群に面白かったノンフィクション「磯崎新の『都庁』」。この著者である平松剛氏の前作が「光の教会―安藤忠雄の現場」だ。

建築家、安藤忠雄の代表作である茨木春日丘教会が出来るまで描くノンフィクション。一言で言えば、物作りの面白さである。


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平松氏は安藤氏の独特の建築哲学を織り交ぜながら、光の十字架が射し込む教会が出来上がるまで生き生きと描く。

「金がない」と言い切る施主。そして、施主にいろんなことを強いる安藤氏。シビアなやりとりなんだが、関西独特の経済感覚なのか、思わずニヤッとするやりとりが続く。

例えば、安藤氏は敷地内にある木を切るべきではない、と主張する。安く済ませるには、切ってしまった方が簡単なはず。

「前に木があって通る時邪魔なら、避けて通ったらええわけで、それをみんな伐りすぎるんですね。人間、なんで、いつもいつも真っ直ぐ歩く必要あるか、僕はそこで人間が曲がったらいいと思う。もうちょっと、しなやかな感性で物事を考えるべきでしょう。日本人、頭が堅すぎると思うんです」

もっとすごいのは、十字架のガラス部分をめぐる攻防。

安藤氏はガラスをつけるべきではない、という。ガラスがなかったら、雨風も吹き込む。冬は寒くて、たまらないだろう。施主はウンというわけはない。

「寒かったら、一枚着れば、ええんや」みたいなことを安藤氏はいう。住宅ではないし、教会という神聖な場所なのだから、身を清めるという意味でも、素通しでいいという論理。

安藤氏の考え方はとても面白いのですが、不自由を強いる建物って、どうなんでしょうね? 

半分冗談で言っているのだろうと思う方もいるかもしれませんが、Podcastに配信されている東大の講義動画でも、「ガラスをはずせって、言っているんですが」と言っている。どうも本気のようです。

建物を作るということは当然、設計だけでは終わらない。

安藤建築の影には施工業者がいる。同書はそこにも、きちっとスポットを当てている。

映画は絵画、演劇、音楽のエッセンスを織り込んだ総合芸術だと言われるが、建築も同じように総合芸術であり、その制作過程にはドラマがある。

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2009年4月11日 (土)

ビアンキ フレッタでご近所サイクリング

運動不足が続く、今日この頃。久々に隠れ家に置いてあるビアンキの折りたたみ自転車フレッタを引っ張り出してきました。

午前中は「千葉市の図書館を考える会」との打ち合わせ。今度、検見川送信所のドキュメンタリーの上映をさせていただきます(詳細後日)。

帰り道、水路の桜道で撮影。千葉でも桜は散りつつあります。

送信者 2009 04 11

久々にフレッタに乗りましたが、やっぱり、いいですね。

僕が持っているのは、BD-1のOEMモデルなのですが、本家BD-1よりも安い。


[15%OFF]Bianchi ビアンキ 2009年モデル Fretta フレッタ(Q011686)

本日はご近所サイクリングでしたが、ちょっと遠出したくなりました。

2007年3月31日 (土)
古民家カフェを探す旅 withフレッタ

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「なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」★★

いわゆる「仕事ができる人」の仕事術を読むと、やたら「google」のことが出てきます。勝間和代さんはもろグーグルを題材にした仕事術の本を書いていますね。

日本では、ヤフーをトップページに設定し、検索もヤフーで、という使う人が多かったようですが、このブログの検索動向を見ていると、だいぶ変わったのか、という印象を受けます。このブログの検索サイトの占有率を見ると、ヤフーが17%に対して、グーグルが73%と圧倒的。

グーグルのすごいところは、あらゆるものにインデックスをつけて、検索するシステムを構築したこと。

情報ビジネスに関わる人間としては、このグーグルのビジネスモデルを脅威に感じます。すべての情報にはコストがかかっています。それを売ることでビジネスが成立しているわけですが、グーグルの手にかかると、全て無料になってしまう。なのに、グーグルには莫大な広告料が入る。これはなんだかおかしいじゃないかと思うわけです。

目下、出版界などで問題になっている「ブック検索」も試してみたんですが、僕が学生時代、某雑誌に投稿した文章まで検索結果で出てきて、非常にびっくりしました。米図書館に収蔵されているものをスキャンして、テキスト化しているようで、グーグルはあらゆる文字情報を商売にしているのです。

こんな風に思う一方、一ユーザーの立場でみると、やっぱり便利なんですね。Gmail、カレンダー、ドキュメントと手放すことができません。

さて、同書は「なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」という題名。しかも、著者は経営戦略協会とあれば、当然、これまでブラックボックスだったグーグルの経営と戦略を解析するということを想像してしまいます。

そういう意味では正直言って期待外れ。というわけで、書評での評価が低いのですが、逆に言うと、題名をつけるセンスが出版社側にあったということでしょうか。

著者が取材しているのは、グーグルの日本法人のスタッフで、本国グーグルへの取材は皆無。ブラックボックス型経営については、変化のスピードが早いIT業界にあって、敵は多いのだから、「必然の産物」とそっけない。日本法人で働く人々の楽しそうな仕事スタイルは伝わってくるので、軽い読み物といった感じで接するなら、よいかも。


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2009年4月 9日 (木)

「READING HACKS!」(原尻淳一)★★★★★

ハックとは難しい問題をサクッと解決するという意味。ネット環境の充実で、現代の情報量は格段に増えている。平成16年の時点で各メディアを通じて流通した情報量のうち、オリジナルな部分の総和である原発信量は10年間で10倍にもなっている、といいます。そんな中で、情報をたくさん集め、読みこなし、その本質を見極めるという技術はビジネスマンには必須のものになっています。

ハック本は多数、出版されていて、僕も結構読んだつもりですが、これはハック入門者から上級者まで楽しく読める知識が詰まっています。

この本に書かれているのはアウトプットを前提にした技術です。読書は知識を吸収して、心を豊かにする側面もありますが、ビジネスでは結果が求められます。

なかなか本が読めないという人もいますが、読書にはいくつかのコツがあり、全てを理解していく必要はない、と著者・原尻淳一さんは説きます。

つまり、必要な情報を必要な分だけ取って、吐き出す。そんな良いところ取りが大事というわけ。

これは映画ビジネスでも同じだなと感じました。

毎年5月に行われるカンヌ国際映画祭。ここではコンペティションが世界の注目を集めていますが、マーケットが重要な役割を果たしています。

試写会場での配給会社の人間の動きが凄い。冒頭15分を見て、買う買わないを決めてしまう。冒頭部分がつまらなかったら、最後まで見ることなく、出ていってしまう。

ここにあるのは、「タイム・ハックス」で紹介したような時間イコール通貨であるといった感じなんです。

一般観客も同じ。日本人なら金を払った以上、最後まで見なくてはもったいないと思うわけですが、ヨーロッパ人は無駄な時間を費やす方がもったいないと考える。これは民族性の違いなんでしょうかね。

話は逸れましたが、効率化という部分では、良書に当たるというのは重要なエッセンス。良書への打率を上げるコツなども記されています。

最後に、僕自身の読書ハックを書くと、「よかったな」と思った本の中で紹介された本を連鎖的に読むこと。「笑っていいとも!」の友達の輪のように、読書の輪が広がっていきます。

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2009年4月 8日 (水)

写真展「迷走する検見川送信所」開催のお知らせ

かっぱ画人こと牛玖ひろしさんが検見川送信所の写真展を企画し、僕も写真を出展することになりました。詳しくはこちら

送信者 送信所

企画名:「迷走する検見川送信所」
期間:2009年4月26日(日)~5月31日(日)
(11~17時)会期中は無休

会場:不動伝心館(旧鍋店PRセンター)2階、成田門前画廊(牛玖ひろし記念館)
 〒286-0026 千葉県成田市本町338 
電話:0476-22-2847
http://www.nabedana.co.jp/fudodensinkan-top.htm


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3月25日、会場となる門前画廊にて打ち合わせ。画廊の近くには成田市初の登録有形文化財である大野屋旅館でうなぎを。またもや、牛玖さんにごちそうになってしまった。

大野屋旅館は昭和10年建築で、望楼を持つユニークな外観。「千と千尋の神隠し」にも出てきそうな建物。3階には114畳敷き大広間には能舞台もある。今は宿泊はできないのですが、成田の名物であるウナギを楽しむことができる。文化遺産で食事ができるというのがすごいじゃないですか。

送信者 2009 03 28

ゴールデンウイークに成田山を参拝し、写真展を見るというのはいかがですか?写真展は入場無料。

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2009年4月 7日 (火)

桜のトンネル

最近、結構忙しい。趣味の自転車もカメラもお預け状態。ストレスがたまっています。そんな時、森山大道さんのドキュメンタリー(NHK)を見ていたら、カメラを持ちたくなってしまった。フィルムのGRを片手に町を切り取る姿がめちゃめちゃよかったのだ。

その映像、YouTubeで探したら、ありました。

カメラを持つと、季節をより感じる気がする。そろそろ、○○の季節だな、○○を撮りに行くか、とか。こんな時期は猫もしゃくしも桜ですニャン。今年は暖冬だったのですが、千葉の桜は遅い。気のせいかと思って、去年の日記も見たのですが、やっぱり1週間遅れでしょうか?

駅までの通勤途中にある水路には、桜のトンネルが出来ていました。

被写体には絶好の桜なのですが、これが難しい。「こんなところがあるんですか、うらやましい」と思ってもらえるような写真を撮ろうと思っていたのですが、思うようにはいかない。去年は反省だけが残った(汗)。

今回のカメラはGR Digital II。こいつは最強のお散歩カメラ。壮年の和服の女性が歩いていたので、自転車に乗りながらパチリ。やっぱり、桜には和服が合いますね。

送信者 2009 04 07

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「タイムハック!」(小山龍介)★★★

よくも悪くも平均的というのが日本社会の特徴であったはずですが、世界的な不況の影響もあって、「格差」というのが一躍脚光を浴びています。資本社会という形式を取っている以上、この「格差」というものは致し方ないところはあるのですが、どんな人でも平等なものがあります。

それは、1日24時間ということです。

これは家がないと悩んでいる方も、六本木の高層ビルのペントハウスに住んでいるような方も、変わることがありません。となれば、時間をうまく使うか、というのが生きる上での何かの突破口になるのは間違いない。

同書は、これまで出版されている時間管理の本をまとめ、著者自身の経験ややり方を紹介したもの。僕自身はどこかで読んだ内容だぞと思ったのですが、初めて時間管理の本に当たる人にとっては「おいしいところ」取りと言えるかもしれません。

面白いなと思ったのは「自分コストを計算する」というもの。時間というのは価値が分かりにくいものですが、実は金である。それを分かるにはコストを計算すればよい、というわけです。

自分コスト(時間あたり)=年収÷年間労働時間

これを計算すると、そんなに高くなかったりして(汗)。

例に載っているのは年収500万円で年間勤務時間が1800時間だとすると、1分あたりのコストは約50円。こう考えると、無駄な会議で時間を消費するのは、どれだけ利がないかが分かりますね。

逆に、1分当たりの作業量を縮めると、50円お得になる。「この50円を意識することで、時間のコスト意識が生まれて、結果的に豊かな人生につながっていく」と著者小山龍介氏は説いています。

個人的には知っている知識が多かったので、★3つかと思いますが、時間管理の入門書としては★4つをあげてもよいかも。

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2009年4月 3日 (金)

Pocketpediaで読書管理

週末は友人の結婚式、週明けは大阪で会社と労使交渉と多忙が続いています。というわけで、このブログもあまり更新できていない。

さて、iPodTouchですが、最近のCM効果もあってか、最近、「どう便利?」と聞かれる機会が増えました。はい、便利ですね。音楽プレーヤーだけでなく、PDA、ゲーム機としても使えるので、手放せない存在です。

よく使うアプリから、「PocketPedia」を紹介します。

これはamazonの本やCDを検索するビューラーとして便利なのですが、健忘帳的な役割も果たすことができます。

僕はコレクションという項目に読んだ本をに入れています。★による採点もできるので、満足度も。こうして、記録しておくと、もっと本を読もうという励みになりますね。

また、図書館で借りたい本や本屋で買いたい本なども入れておくと、書店でも迷いませんよ。

送信者 iPodTouch

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