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2009年4月14日 (火)

「差がつく読書 」(樋口 裕一) ★★★★

昨日夜、行われた社長会食で、我が社長は「くだらない本がたくさんあって、棄てるに棄てられないし、処分に困っている」と話していました。

本が増えていくのはうれしいことである反面、処分に困るんですよね。立花隆さんのように、専用書斎を建てられれば、問題はないのですが…。僕の書斎の本も増える一方です。

さて、同書の著書樋口 裕一さんはすべての本は良書であると書きます。

どれもがそれぞれの価値を持っている。それを求めている人の手に求められているときに渡れば、それは良書になる。
つまり、タイミング。

本には2種類の読み方があって、ひとつは「実読」(実践に使うための読書)。もう一つは「楽読」(楽しむための読書)。実用書やビジネス書は飛ばし読みもアリだそうです。

また、文章は受け取ることだけでなく、それを考えてこそ、意味があるとも、説いています。具体的には、読み終えたら、そこから引用すれば、名言集にもなるし、受け売りで人に披露する、ということも薦めています。

その2つはそのまま、このブログでやっていることですが…。

面白かったのは読書の本質は教育とは相容れないという考え方。先生が本を読めとすすめるのはおかしい、と。

新聞を読むことは社会への関心、参加意識が生まれ、奨励すべきだが、読書は個人の自発的な行為であり、強制を受けるようなものではない、と言います。この態度は正しいかと思います。好きなら、勝手に読めばよい。

と書きながらも、千葉では子供たちに読書を勧めたところ、国語力が上がった、という結果も出ているそうです(千葉日報の記事参照)。やはり、読書と国語力は密接な関係はあるみたいです。


国語、算数とも平均上回る 読書時間、正答率に反映
「ニュースに関心」も高く 全国学力・学習状況調査

2008年09月28日16時06分[千葉エリア]

 今年四月に実施された全国学力・学習状況調査で、市内の児童生徒は国語、算数(数学)とも全国、県、大都市平均をいずれも上回ったことが分かった。生活習慣を問う調査では、ニュースや世の中の出来事に関心をもつ児童が全国平均より約7%高いほか、一日に十分以上読書する生徒も全国より約10%上回っている。市教委は「国語の活用問題など正答率のアップに反映されている」と分析している。

 同調査は、教育施策の課題把握、児童生徒の学習意欲の向上を目的に文部科学省が全国の小学六年生と中学三年生を対象に実施。教科は国語と算数(数学)のそれぞれA知識とB活用の四種類。市内からは百七十七の公立小中学校の計約一万五千九百人が参加した。
 各市町村教育委員会は当該の公立学校全体の結果を公表できるが、千葉市教委は平均正答率などは公表しない代わりに、全国や県、大都市(政令市と東京二十三区)との比較や特徴をまとめた。

 市の平均は四種類の調査とも全国、県、大都市と比べいずれも上回っており、とりわけ知識や技能を活用するB問題については「全般的にA問題より正答率が低くなる傾向にあるが、特に良好」だったという。

 また、学力調査とは別に生活習慣などを聞く意識調査も実施。新聞やテレビなどのニュースに「関心がある」と答えた児童は全国平均より6・9ポイント高い73%だった。
 これを国語B問題の平均正答率でみると、「関心がある」と答えた児童は、「まったく関心がない」と答えた児童より20・4ポイントも高かったという。

 また、一日の読書時間では、「十分以上読書する」生徒の割合が59・4%で全国より約10ポイント高かった。中でも「一時間以上」の生徒の正答率は「十分未満」のそれを10ポイント以上上回った。

 一方で、「住んでいる地域に関心がある」児童生徒は全国平均並みだったのに対し、「地域の行事に参加したことがある」と答えたのは全国平均より約11ポイント低く、意識と実態で開きがあることを浮き彫りにした。

 このほか、学校図書館を活用した授業を計画的に行っている割合は小学校で83%(全国平均66%)、中学校48%(同39%)。「市内の全中学校に配置した図書館指導員の効果」(市教委指導課)とみている。

同書は読書が好きという方にはオススメ。いろんな提言があり、新しい刺激を与えてくれることでしょう。

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コメント

本を読みなさい・・・先生には良く言われましたが、うちの親は言いませんでしたねぇ。漫画を読むな!とも言われませんでしたし(笑)

学校が読書を強要する必要は無いというのは全く同感です。でも、読書が学習レベル向上に効果的というのも、最近になって読書するようになって実感しています。遅い?

どうやったら子供達が読書を楽しんで自発的にするか?という仕掛けを大人が考えてあげればいいんじゃぁないでしょうか?

近所の図書館の横には公園があるので、うちの場合は図書館へ行く=遊びに行くことだと思っているようです♪

投稿: しぇるぽ | 2009年4月14日 (火) 12時42分

>しぇるぽさん

>本を読みなさい・・・先生には良く言われました
>が、うちの親は言いませんでしたねぇ。漫画を読
>むな!とも言われませんでしたし(笑)

小学校時代、教室に図書の読破ランクなどが貼られていた記憶があります。小学校から本は好きだったので、「読め」と言われなくても、読んでいたような気がします。親は読めとは言いませんでしたが、本は買ってくれましたね。

>学校が読書を強要する必要は無いというのは全く同
>感です。でも、読書が学習レベル向上に効果的とい
>うのも、最近になって読書するようになって実感し
>ています。遅い?

いやいや、何事も遅いということはないと思います。

確かに読書量と学習能力には因果関係はあるのでしょう。何でも新しいことを学ぶことは楽しいことですね。「大人の社会科見学」などが流行っているところのは、義務教育の反動でしょうかね。

>どうやったら子供達が読書を楽しんで自発的にす
>るか?という仕掛けを大人が考えてあげればいい
>んじゃぁないでしょうか?

きっかけとチャンスは作った方がいいですよね。

>近所の図書館の横には公園があるので、うちの場
>合は図書館へ行く=遊びに行くことだと思ってい
>るようです♪

なるほど。図書館=楽しいところというイメージがあると、出かけやすくなりますよね。

投稿: 久住コウ | 2009年4月15日 (水) 09時51分

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