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2009年4月11日 (土)

「なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」★★

いわゆる「仕事ができる人」の仕事術を読むと、やたら「google」のことが出てきます。勝間和代さんはもろグーグルを題材にした仕事術の本を書いていますね。

日本では、ヤフーをトップページに設定し、検索もヤフーで、という使う人が多かったようですが、このブログの検索動向を見ていると、だいぶ変わったのか、という印象を受けます。このブログの検索サイトの占有率を見ると、ヤフーが17%に対して、グーグルが73%と圧倒的。

グーグルのすごいところは、あらゆるものにインデックスをつけて、検索するシステムを構築したこと。

情報ビジネスに関わる人間としては、このグーグルのビジネスモデルを脅威に感じます。すべての情報にはコストがかかっています。それを売ることでビジネスが成立しているわけですが、グーグルの手にかかると、全て無料になってしまう。なのに、グーグルには莫大な広告料が入る。これはなんだかおかしいじゃないかと思うわけです。

目下、出版界などで問題になっている「ブック検索」も試してみたんですが、僕が学生時代、某雑誌に投稿した文章まで検索結果で出てきて、非常にびっくりしました。米図書館に収蔵されているものをスキャンして、テキスト化しているようで、グーグルはあらゆる文字情報を商売にしているのです。

こんな風に思う一方、一ユーザーの立場でみると、やっぱり便利なんですね。Gmail、カレンダー、ドキュメントと手放すことができません。

さて、同書は「なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」という題名。しかも、著者は経営戦略協会とあれば、当然、これまでブラックボックスだったグーグルの経営と戦略を解析するということを想像してしまいます。

そういう意味では正直言って期待外れ。というわけで、書評での評価が低いのですが、逆に言うと、題名をつけるセンスが出版社側にあったということでしょうか。

著者が取材しているのは、グーグルの日本法人のスタッフで、本国グーグルへの取材は皆無。ブラックボックス型経営については、変化のスピードが早いIT業界にあって、敵は多いのだから、「必然の産物」とそっけない。日本法人で働く人々の楽しそうな仕事スタイルは伝わってくるので、軽い読み物といった感じで接するなら、よいかも。


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