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2009年4月13日 (月)

「ぼくはこんな本を読んできた」(立花隆)★★★★

立花隆さんの「読書日記」は週刊誌連載中に読んでいましたが、その量の半端なさに驚くばかりでした。同書はその読書日記や講演などをまとめたもので、都内に建てた仕事場、通称ネコビル(妹尾河童が書いたネコの顔がトレードマーク)の様子も紹介されています。

立花さんの毎日は取材や執筆のために、朝から晩まで資料を読んで、勉強しているというもの。人生の残り時間が少ないことを強く感じ、娯楽よりも勉強したい、という欲求が優先するらしいのです。

そんな立花さんのスーパー読書術を端的に知ることができる章もある。

ズバリ「実戦」に役立つ十四ヵ条というもの。

(1)金を惜しまず本を買え。本が高くなったといわれるが、基本的に本は安い。一冊の本に含まれている情報を他の手段で入手しようと思ったら、その何十倍、何百倍のコストがかかる。
(2)一つのテーマについて、一冊で満足せず、必ず類本を何冊か求めよ。類書を読んでみてはじめて、その長所が明らかになる。そのテーマに関して健全なパースペクティブを得ることができる。
(3)選択の失敗を恐れるな。失敗なしに選択能力が身につかない。選択の失敗も、選択能力を養うための授業料と思えば安いもの。

以下、続く。

500人の公募があったという年齢学歴不問、主婦可の秘書公募顛末記も面白い。立花氏がどんな知の基準を持って、人材を見ているのかがよく分かります。ジャーナリスト志望の大学生などが読んでも、得られるものが大きいかと思います。


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