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2009年6月23日 (火)

ちょっとだけ知りたい人のための「1Q84 BOOK 1」(村上春樹)

まさかの品切れですっかり出遅れてしまった村上春樹の「1Q84 BOOK 1」。16日にやっと購入でき、1巻目が読み終わりました。

2009年6月16日 (火)
村上春樹「1Q84」がやっと書店にお目見え

「世の中で流行っている」と言われる時は、報道やデータだけでなく、身近に感じるものですねぇ。「1Q84」の場合、オフィスで1人が読了、1人が食堂で読んでいるのを見かけました。

読み終わった人に聞いてみました。

「これから読むから、内容は聞きたくないけど、『海辺のカフカ』と比べて、どう?」

「『カフカ』よりぜんぜん面白いですよ」

「読売新聞に村上氏のインタビューが出ていたね」

「読みましたけど、結構、内容に触れてますから、読まない方がいいですよ」

「そうなんだぁ。情報ありがとう」

とりあえず、切り抜いてありますが、まだ読んでいません。村上氏のインタビューが載っているという「クーリエ・ジャポン」7月号も確保はしましたが、ページを開いてはいません。流行の小説は、情報が洪水のように押し寄せてくるのが困ったものです。

最後に「早く読んでくださいよ、感想を言い合いたい」と促されました。

まだ途中ですけど、僕もそういう種類の本だと思いました。

さて、ここからは作品について。といっても、僕も途中ですから、詳しくは書けないし、書くつもりもありません。

物語としては、1984年を舞台に、2つの話が交互に描かれ、次第にリンクしていくというもの。「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 」がそうでしたね。

一つの目は「青豆」という変わった苗字の女性の殺し屋で、もう一つは、塾講師をしている作家志望の青年、天吾を主人公にしたもの。

冒頭からおもしろい。

青豆のエピソードは、渋滞の高速道路、それにハマったタクシーの中の青豆が、非常階段を使って下るというアクションシーンから始まるし、天吾のエピソードは、芥川賞候補になるような新人作家をでっち上げるという話で、本筋に入る前からして、すごいのです。

題名の「1Q84」はジョージ・オーウェルの当時のSF「1984」をモチーフにしたもの。最初、題名がインフォメーションされた時は「1Q」だとは思わなくて、「IQ(アイキュー)」だと思っていました(汗)。IQ100人は足りないけど、特殊な能力を持った主人公なのかなぁ、とか、流行の脳科学に関するもの、とかね。

「1984」という小説は、まさに1984年前後も話題になっていていました。ヴァン・ヘイレンのアルバムで、その存在を知り、小説を読んで、オーウェルの「動物農場」をハシゴした思い出があります。イデオロギーの話で、当時、高校生だった僕が理解するのは多少、難しかった。そんなわけで、多少のノスタルジーも感じます。

というわけで、ちょっと興奮を覚えながら、通勤電車の読書タイムを満喫しています。


2009年4月20日 (月)
「東京奇譚集」(村上春樹)★★★★


2009年4月 4日 (土)
「走ることについて語るときに僕の語ること」(村上春樹)★★★★


2007年2月17日 (土)
村上春樹「スメルジャコフ対織田信長家臣団」

2006年2月25日 (土)
村上春樹「アンダーグラウンド」


2006年2月26日 (日)
村上春樹「アンダーグラウンド」〜2〜


2006年2月27日 (月)
「アンダーグラウンド」での村上春樹の聞き出す力

2006年1月15日 (日)
「海辺のカフカ」〜村上春樹版大人は判ってくれない

2006年4月 5日 (水)
村上春樹「スプートニクの恋人」

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» 「1Q84」今夜空には二つの月が見える [soramove]
「1Q84」今夜空には二つの月が見える 村上春樹著                               ★映画のブログ★                               どんなブログが人気なのか知りたい どんな内容かも分からず、 とりあえずネットで注文、 一日早く書店に並んだことを知り、 思わず届くのを待てずに、書店で 買ってしまおうかとさえ思った。 「村上春樹ブシが帰ってきた、 イミ不明の『空気さなぎ』や 『リトルピープル』という言葉を... [続きを読む]

受信: 2009年6月27日 (土) 13時51分

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