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2009年6月 7日 (日)

期限切れのフィルムTMAX

1年ほど前、知人に「期限切れのフィルムがあるんだけど、いる?」と言われ、大量にもらい受けました。
「一応、冷蔵庫で保存していたけど、保証できない」と知人。
その中のコダックTMAX100で撮影。駅前の写真店に出すと、約1週間くらいかかって、現像から上がってきました。

デジタルの時代、モノクロ・フィルムは贅沢品ですね。時間もお金もかかります。現像料は1200円ちょっと。

さて、ネガには、「異常」を知らせる紙が。スキャナーで取り込んでみますと、確かにヘンだ。大丈夫なショットもありますが、後半部分は細部がつぶれているのがいくつか。

例えば、こんなやつ。

操り人形に集まる人々(品川駅) TMAX
品川路地裏 TMAX

有効期限だか、値札を張った日か分かりませんが、値札シールのところには「96.04.30」と書いてありました。1996年なら、10年以上前ですね。

ところで、古いフィルムってのは、どのくらい持つものなんでしょう?

僕の好きな稲見一良作品に、「花見川の要塞」(「セント・メリーのリボン」収録)という短編ファンタジーがあります。

現代に生きるカメラマンが千葉・花見川で戦時中のトーチカを発見、そこで、戦時中に生きる老婆と鉄道兵の服を着た少年に出会うというストーリー。

少年に導かれ、トーチカにいると、今はあるはずのない橋の上を軽便機関車が走っていくのを目の当たりにします。主人公は必死でキヤノンのカメラで撮影しますが、フィルムには何も写っていない。そこで、主人公は今のカメラだからダメなのだと、コレクションの中から古いライカを取り出します。

1933年製造のライカIIIb HEERというもの。HEERというのは陸軍という意味。


【送料無料!】《中古並品》Leica IIIB (クローム)

ならば、フィルムも古いものが必要だということで、ドイツのアグフアを手に入れるという場面が出てきます。

缶入りのモノクロだそうで、「密封されている限り、半世紀はもつと保証されている」と知り合いの”現像のプロ”は言います。果たして、軽便機関車の写真は撮れるのか?

続きはぜひ、小説で。

2007年10月19日 (金)
●稲見一良「花見川の要塞」

このTMAXですが、あと数本残っています。使うべきか、棄てるべきか? 悩みどころです。

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コメント

我が家にも古いフィルムが残っています。(^-^;)
カラーフィルムですが、1600の高感度フィルム。
有効期限は・・・・2002-8でした。(^-^;)
うーん、使えるのかなぁ。
他にもポラロイドフィルムとか、
色々出てきました。
みんな同じような期限で、もっと酷いのは撮ったそのままケースに入っているものも・・・・
こっちの方はもっとやばそうですね。(--;)
何を撮ったのかも覚えてないし、現像するのも止めようかと思っちゃいます。(^-^;)

投稿: 裏猫 あ~ | 2009年6月11日 (木) 11時18分

>裏猫あ~さん

>カラーフィルムですが、1600の高感
>度フィルム。

ずいぶんな高感度ですね。
感光しているかも。

>有効期限は・・・・2002-8でし
>た。(^-^;)
>うーん、使えるのかなぁ。

僕が持っているものより、期限は新しいですね。一部は問題ありでしたが、半分くらいはいけました。

>他にもポラロイドフィルムとか、
>色々出てきました。

ポラはむしろ貴重ではないですか?
もう売っていませんからね。

>こっちの方はもっとやばそうで
>すね。(--;)
>何を撮ったのかも覚えてないし、現像す
>るのも止めようかと思っちゃいます。(^-^;)

僕も「写るんです」で同じように、いつ何を撮ったものか不明なものがありますよ(汗)

投稿: 久住コウ | 2009年6月12日 (金) 19時24分

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