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2009年7月12日 (日)

「起きていることはすべて正しい」(勝間和代)★★★★

「仕事は一番忙しい人に任せろ」と言います。これは矛盾しているようで、真意でありまして、忙しい人は効率よくこなす術を知っているので、手早いというわけ。勝間さんという人も、相当忙しそうにしていますが、物凄い勢いで本を出していますね。

同書は「起きていることはすべて正しい」と、現実を肯定してしまおうというもの。

まぁ、他人のせいにしたり、グズグズするなということ。起きていることは必然があり、いかんと思っていることは現実から学べということです。

その受け入れがたい現実にも、素晴らしい偶然があるから、それを生かせ、という技術論とでもいいましょうか。難しく言うと、これをセレンディピティと言います。

内容としては、ビジネス啓蒙書の「いいところ取り」。ただ、この「いいとこ取り」が肝心でありまして、ビジネス書にあまり触れたことがない人にはお買い得と言えるでしょうし、何冊も読んだという人は、よい復習にもなります。

そういう意味では、勝間さんはまさにセレンディピティを掴んで、ベストセラーにした、ということですね。まさに起きていることは全て正しいわけです。

多忙な勝間さんが、驚いた方がいます。それは女優の黒木瞳さん。本を献呈したら、数日後に手書きでお礼の手紙が送られたそうです。大スターから、しかも手書きで手紙をもらったら、これはお手上げとしかいいようがありません。僕も間違いなくファンになり、崇拝し、ちょっと思い上がるでしょうね。

僕が知っている大スターのお話もちょっと書いておきます。

大スターというのは、相手の心を瞬時に掴む方法を心得ています。高倉健さんも、吉永小百合さんも、お世話になった方にすぐに手書きの手紙を差し上げるそうです。セレンディピティを身につけているからスターなのか、スターだからセレンディピティを身につけているのかは分かりませんが、この2つが結び付いたら、天下無敵ですよね。本当のスターというのは、偉ぶらず、謙虚なんです。本当に偉い人は、自分が偉いことを強調する必要もないんでしょう。

僕は何冊か、こうしたビジネス書を読んでいますが、勝間さんをはじめとする成功者にはいくつかの共通点があります。それはネガティブワードを使わないこと。

悪口って、盛り上がるんですよね。聖人君子ではないので、文句や悪口も言わないことはないんですけど、これって、何にも生まないんですね。せいぜい、ウサ晴らしに過ぎないわけです。

ポジティブな言葉にはポジティブな力、ネガティブな言葉にはネガティブな力が働きます。古来、日本人は「言霊」を大事にしてきたわけですが、これは大いなる真意なんですね。


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書評 ブックレビュー」カテゴリの記事

コメント

PC更新のおかげで快適に見れるようになりました♪

>ネガティブな言葉にはネガティブな力が働きます。

愚痴ばかりのブログを書いている身には、耳の痛い話です(笑)それにしても「起きていることはすべて正しい」すごいタイトルですね。誰も否定できませんもの。

投稿: しぇるぽ | 2009年7月12日 (日) 14時27分

>しぇるぽさん

>PC更新のおかげで快適に見れるようになりました♪

超重いと不評の僕のブログに見られたんですね。ありがとうございます。

>>ネガティブな言葉にはネガティブな力が働きます。

>愚痴ばかりのブログを書いている身には、耳の痛い
>話です(笑)それにしても「起きていることはすべ
>て正しい」すごいタイトルですね。誰も否定できま
>せんもの。

書き忘れましたが、権力に対して、苦言を呈するのは「あり」だと思っています。弱者や同等の人に対して、文句を言うのはなしかなと思います。それだけです。

この本がベストセラーになったのはタイトルの強みにつきますね。

投稿: 久住コウ | 2009年7月13日 (月) 23時56分

お借りしているこの本を、読ませてもらっています。
読めば読むほど、ジェームズ・アレンの言葉どおりですね!
いやむしろ、20世紀初頭に「原因と結果の法則」を著した彼の言葉の方が元祖だとも言えます(^_^)

なお、勝間さんの本にあった「『三毒』(怒る・妬む・愚痴る)を出してはいけない」という言葉は響きました。

投稿: まさやん@埼玉 | 2009年7月15日 (水) 09時06分

>お借りしているこの本を、読ませてもらっています。

よかったら、差し上げます。そのつもりでした。

>読めば読むほど、ジェームズ・アレンの言葉どおりで
>すね!
>いやむしろ、20世紀初頭に「原因と結果の法則」を著し
>た彼の言葉の方が元祖だとも言えます(^_^)

ちなみに、勝間さんは最近、「まねる力」という本を出しています。”まねることは恥ずかしくない”といった趣旨だったと思います。未読です。

「まねる」の語源は「学ぶ」とも言われますからね。

>なお、勝間さんの本にあった「『三毒』(怒る・
>妬む・愚痴る)を出してはいけない」という言葉は
>響きました。

「三毒」は同書では「仏教の三毒」といった風に紹介されていますが、ちょっと誤解があるようです(ググると、いろいろ載っています)。ただ、勝間さんの三毒は三毒で有益な考え方ではあると思っています。

投稿: 久住コウ | 2009年7月15日 (水) 10時04分

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