「レバレッジ•リーディング」(本田直之)★★★
サブタイトルは「100倍の利益を稼ぎ出す ビジネス書『多読』のすすめ」。
レバレッジとは「梃子」のこと。少ない労力で大きな結果を得る読書術。
読書術の本はこれまで何冊も読んできましたので、目新しいところはほとんどありません。
この本が売れたのは、「本田直之」という方のブランド力なのでしょう。しかし、このブランド力というのが最も大事なのです。ブランドというのは、信頼の証です。
本田さんにとって、読書は投資だといいます。本は他人が大枚はたいて失敗した結果、得た知識の集積であり、それが1000円やそこらで読めるなら、安いもの。確かに、本は安い。
書くは結構、大変なんですがね。
本田さんのメソッドを書くと、簡単に目次や著者プロフィールで内容を大づかみして、目的意識をもって、読む。全部、理解しようなんて思わなくてよい。これは、本を全部読むのが目的ではなく、本で知り得た知識を現実の生活に生かす「投資」なのだから。
そこで、はたと思ったのですが、金を使うということは自分への投資なのですよね。
写真はDIYによる僕の書斎の本棚。
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