« 「仕事で使える!「Twitter」超入門」(小川浩)★★★ | トップページ | 「2011年新聞・テレビ消滅」(佐々木俊尚) »

2009年12月24日 (木)

「ツイッター 140文字が世界を変える」(コグレマサト、いしたにまさき)

前回の記事で、twitter本を紹介させていただきましたが、もう1冊。実はこちらの方が先に読みました。著者は「ネタフル」管理人のコグレマサトさん。

仕事で使える!『Twitter』超入門」(小川浩)はビジネス書的な部分を前に出していますが、こちらの方がよりカジュアルな印象でしょうか。くだけた感じはコグレさんの持ち味なんでしょう。

同書で紹介しているアカウントも紹介されているので、始めたばかりの方は片っ端からフォローしても面白いと思います。また、先んじてツイッターを始めた人気ツイッター(広瀬香美さんも!)にインタビューを行い、多角的に意見を集めています。

小川さんも、コグレさんも、「ツイッターは日本に受け入れられる」と断言されています。ツイッターは140字しか書き込めないのですが、これはアメリカのSMS(ショート・メッセージ・サービス)が基になっているから。

しかし、同じ文字数でも、日本語の方が表現豊か。それに、ブログの多くは短い記事であることから140文字もあれば、十分と指摘しています。

ただ、ツイッターの面白さは最初、わかりにくいのは確かです。

ひとりでつぶやいて、何が面白いの? 

そう思われる方も少なくないでしょう。最初はひとりごとのオンパレード。「王様の耳はロバの耳」と叫んでいるようなものです。欲求不満を解消したいだけなら、それでよいわけですが、発展性はありません。

ツイッターの魅力は(1)ライブ感覚であり、(2)コミュニケーション。

少し事例を上げましょう。

(1)ライブ感覚

今秋、台風が関東地方を直撃し、JR各線のダイヤが大幅に乱れたことを覚えていますか?

僕はこの日、大事な会議に間に合うことができました。

ツイッターで「総武線」というキーワードで検索し、電車が完全に止まっていることを知りました。もちろん、JRのホームページやニュースでも知ることはできます。しかし、現場にいる人の話の方がもっと早く、超リアルです。

この日はこんなつぶやきが流れていました。

「ホームに人が溢れている」
「江戸川をわたれないようだ」

これでは駅に向かっても無駄。電車ではなく、自家用車を選択。高速道路では風が強かったものの、通行止もなく、ガラガラ。おそらく、いつも以上に早く都内に出ることができました。

一方、ツイッターしていない同僚が会議に参加したのはその6時間後でした。

(2)コミュニケーション

他人のツイートに返信することで、自分の知らない情報や考え方に出会うことができます。

以下は僕がかかわったタイムラインです。僕はネット、メディアがどのような未来に進むのか興味があるので、ニュース系のサイトやジャーナリストの方々をフォローしています。

この日はnewsworkerさんによるブログ記事「再び、生き残りが自己目的化しないことを期待~やはり「見られて」いる新聞社間の提携」に興味を持ち、僭越ながらレスポンスをさせていただきました。そんな中、この「ツイッター 140文字が世界を変える」の帯を書かれたジャーナリストの佐々木俊尚さんとお話させていただくことができました。


Wed, Dec 23


  • @newsworker 興味深い記事でした。提携の情報自体は読者にはなんの意味はない。しかし、危機にある新聞業界にあって、新潟日報は幸運ですね。豪雪地帯であることがアドバンテージになっている。  [in reply to newsworker]

  • 15:51  素朴な疑問です。新聞業界では、経営者になった人物が、記者時代に抱いた理想を現実化できないことが多いようですね。意志を妨げるものはなんでしょう。RT @sasakitoshinao 志や良し、でもその意志をどこまで貫いていけるかが難しいと思う。

  • 16:13  ありがとうございます。名選手、名監督にあらず。優秀な記者=優秀な経営者ではない、ということですね。RT sasakitoshinao 1)しがらみと空気の圧力。2)オレオレな人が多いからあっちの方向へ唯我独尊で行ってしまって若いころの理想を忘れる。

  • 16:35  では、印刷の提携後は販売網ですね。販売店からは相当な抵抗があると思いますが…。 RT @newsworker @kuzumik わたしが大学生のころは、新潟は「攻める東京紙、迎え撃つ新潟日報」といったルポが雑誌に載るような新聞販売の激戦地でした。

  • 16:50  情報の価値を高める、余剰人員を新規ビジネスに投入では? @sasakitoshinao 生き残るのにはネット企業なみに低コスト化するしかない。リストラは不可避でしょう。RT @secretddt: 横槍すみません。今後新聞社が生き残る上で最も必要な事とは何だと思われますか?

  • 17:07  メディア側はなおもバランスを崩そうとしています。HPでの記事掲載は情報デフレというべきでは。メディアは死に急いでいるのかと思います。特に産経、毎日。RT @sasakitoshinao 需給バランスが崩れたから、なまはんかな方法ではマネタイズできる情報は作れないんです。

  • 17:21  余剰状態にあるかどうかはわかりませんけどね。人員削減という話が出たので、文脈上ツイートしました。RT @rionaoki: 新聞社の余剰人員なんて欲しくないなぁ。RT @sasakitoshinao: 需給バランスが崩れたから、なまはんかな方法ではマネタイズできる情報は作れない

  • 17:33  では、少しは見たことがあるんですね?(笑) RT @fujisiro 経営者?新聞に経営などほとんど見たことない(笑)RT @kuzumik: 新聞業界では、経営者になった人物が、記者時代に抱いた理想を現実化できないことが多いようですね。



Powered by twtr2src.

先方が興味を持っていただければ、こうやってコミュニケーションできるのがツイッターです。もちろん、返事をいただけないことも多々あります。それはそれでよいのです。ゆるい関係にも、濃密な関係にもなりうる。それがツイッターです。

ブログでは、こうはいかない。

今後はさらに、ブログからツイッターにシフトするんじゃないかと思います。芸能人や有名人に引っ張られる形で、一般に浸透するのは必然と言えましょう。

芸能人をたくさん集めているアメブロがツイッター的な「Amebaなう」を作ったのも、危機感の現れだと思います。

|

« 「仕事で使える!「Twitter」超入門」(小川浩)★★★ | トップページ | 「2011年新聞・テレビ消滅」(佐々木俊尚) »

書評 ブックレビュー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/153718/47099392

この記事へのトラックバック一覧です: 「ツイッター 140文字が世界を変える」(コグレマサト、いしたにまさき):

« 「仕事で使える!「Twitter」超入門」(小川浩)★★★ | トップページ | 「2011年新聞・テレビ消滅」(佐々木俊尚) »