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2009年12月 3日 (木)

マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」★★★★★

今年の検索ワードNo.1は「マイケル」だそうです。もちろん、あのマイケル・ジャクソンのこと。

晩年はスキャンダルまみれでしたが、やっぱり、スーパースター。夏に予定されたイギリス公演のリハーサルを収めたドキュメンタリー「THIS IS IT」がamazonでは11月30日の予約初日だけで3万枚という記録になりました。すごい。

amazonのThIS IS IT特集

「THIS IS IT」は当初、2週限定でロードショー。あまりの反響の大きさにさらに2週の延長が決まった。

僕はその延長の折にようやく見れたのだけど、「グラン・トリノ」と並ぶ今年の傑作だった。

冒頭、ステージに立つマイケル。実は1曲目から涙がこぼれてしまった。「スリラー」「Bad」といった彼の全盛期に育った人間にとっては、彼がスクリーンにいるだけで、まいってしまう。

公演名「This is it」。これがそれなんだ。

本公演を自身の集大成にしようとしたマイケルの意気込みが伝わってくる。

マイケルは歌い、笑い、時にはスタッフを叱咤する。時に厳しい言葉もかけるが、その後で「怒っているんじゃないよ、L.O.V.Eなんだ」とフォローを入れる。その姿は晩年の奇人マイケルではなく、アフリカの子供たちのことを思い、地球環境の将来を憂いていた全盛期のマイケル。永遠のピーター・パンであったマイケル・ジャクソンだった。

代表曲「Heal the world」ではこんなことも言う。
「地球は今、病んでいる。それは誰かがやるではダメなんだ。僕らがやるんだ」

このドキュメンタリーはマイケルの最後の贈り物といっていいでしょう。

死がなかったら、リハーサル風景がこんな形で世の中に出ることはなかった。マイケルは演出家に任せるだけでなく、曲の細かなトーンから演出全般までコントロールしていたことも分かる。その偉大さが改めて明かされるわけです。

惜しむくは、このステージの幕が開けなかったことですね。

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